Home > Archives > 2018-09-17

2018-09-17

大府市の平下塗装株式会社

9月13日、スペシャルオリンピックスのトーチリレーで友達になった友人に会いに、大府市の平下塗装株式会社にまいりました。

平下塗装はご家族以外は、そのほとんどが知的障がいをお持ちの皆さまです。
工場では、塗装される金属の編みや鉄骨が彼らの手で一つ一つラインに吊るされます。
それのどこを見ても障がいを感じさせないものでした。
しかし、そこには障がいが重い方もいらっしゃるはずなのですが。

社長の話を伺い、その謎が解けました。
トーチリレーの際にもお話を伺いましたが、働いていらっしゃる従業員は家族同然。
彼らの得意なもの、不得意なものを良く理解した上で、無理なく仕事の割り当てを考えているそうなのです。
仕事をする人間には良い評価を、サボる人間にはそれなりの評価を。
「やれないのとやらないのとは違うでしょ?」
社長のその言葉には説得力がありました。
障がいを理由に正当な評価を受けられないという会社も多い中で、彼らを戦力として育ててくださることに、私も心からの感謝を捧げたいと思いました。

障がいをお持ちの方を雇用するのは先代の社長から。
「彼らを見捨てることがあれば、この大府で生きていけると思うな」という家訓通り、現社長の息子さんも次世代を担うために会社に入り修行をなさっていらっしゃいました。
しかし、ここまで来るには平坦な道のりでは無かったようです。
一つ二つの武勇伝を披露いただきましたが、笑いあり涙あり、そして事件あり。。。
それでも彼らと一緒に良い製品を作ろうと日々努力していらっしゃる一家の姿に心打たれました。

最後に社長から、障がい者雇用の特別枠やA型B型で雇用されるのではなく、一般企業で普通に息長く働ける環境を整備して欲しいと要望もいただきました。
綺麗な職場で働きたいと思いかもしれない。でも、ここには一緒に長く働ける環境があることを忘れないで欲しいと。

平下塗装の皆さま、素晴らしい笑顔で迎えてくださってありがとうございました。

  • Comments (Close): 0
  • Trackbacks (Close): 0

Home > Archives > 2018-09-17

プロフィール

薬師寺道代
(やくしじみちよ)
参議院議員
医師
(専門:生命倫理・医療政策・緩和医療・医療コミュニケーション)
NPO法人 からだとこころの発見塾 理事

Return to page top