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2018-01-18

「スマートドラッグ」について

昨年の5月に厚労委員会で質疑させていただいた「スマートドラッグ」について、厚労省も動いて下さいました。

スマートドラッグとは、人間の脳の機能や能力を高めたり、認知能力や記憶力を高める薬を指し、「頭が良くなる薬」とも呼ばれておりますが、実は明確な定義はないのです。

 

以前もご報告させていただきましたが、「成績があがる」「集中力が増す」等の触れ込みでてんかんや注意欠陥・多動性障害等の治療に使用される医薬品がネット上で販売されております。

そのほとんどが海外からの個人輸入。

もちろんお薬ですので、副作用もござます。

依存を起こす危険性もございます。

国内未承認の薬も含まれております。

しかし、その危険性などを理解せず、学生や若いサラリーマンが簡単に手に入れ使用している実態が明らかになってまいりました。

個人輸入という法の抜け穴を利用し、「大学に合格したい」「仕事を認められたい」という若者の欲望に付け入ったビジネスが成り立っていたのです。

 

厚労省の担当課も大臣ともこの様な事態についての危機感を共有させていただきました。

その結果、これらスマートドラッグの対象となる医薬品について、医師の処方箋等がないと個人輸入できなくなる様に2月に省令が改正されます。

 

そもそも医薬品は専門家の指導の下、正しく使用してこそ本来の効果が発揮できます。

皆さまもこの様な事例があれば、すぐにでも医療機関へご相談いただきたいと思います。

 

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO25732010W8A110C1CC0000/

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薬の副作用によるギャンブル依存症について

この時期は、各省庁の動きに目が離せません。

昨年の様々な委員会で質疑させて頂き、政府側より答弁頂いた内容について、具体的な施策が出て来る時期なのです。

私の様に、委員会での質問を武器として活動している議員にとっては、自分の行った質疑や提案がどの位施策に活かされてくるのか、それが自らの議員としての存在価値に直結してくるのです。

 

その一つをご紹介致します。

昨年4月25日に行った薬の副作用によるギャンブル依存症について、厚労省が対策を打って下さいました。

パーキンソン病治療薬やメンタル疾患治療薬の副作用に病的賭博・ギャンブル依存症があることはあまり知られておりません。

そのため、御家族も気づかぬうちに借金を重ね自殺に追い込まれた症例もあったと、ギャンブル依存症問題を考える会の田中さんより相談を受けました。

質疑の結果、厚労省から製薬団体へ対策を要請頂き、その副作用について分かり易く表示が変わり、リーフレットにも記載される様になりました。

 

これは小さな事かもしれません。

しかし、お一人でもその事に気づき、的確な治療を受けて頂く事が出来れば、私は質疑をさせて頂いた甲斐があると思っています。

 

私には大きな予算を付けたり、道路や橋は作る力は御座いません。

しかし、これからも小さなお悩みと真摯に向き合い解決していける様に努めてまいります。

 

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プロフィール

薬師寺道代
(やくしじみちよ)
参議院議員
医師
(専門:生命倫理・医療政策・緩和医療・医療コミュニケーション)
NPO法人 からだとこころの発見塾 理事

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