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2017-12-28

「盲ろうのお客様への観劇サポートについて考える会」

ご報告遅くなりました。

12月17日、品川のトット文化館で開催されたアーツサポ東京研修会「盲ろうのお客様への観劇サポートについて考える会」に参加してまいりました。

盲ろうとは、目(視覚)と耳(聴覚)の両方に障害を併せ持つことです。

厚生労働省の調査(推計)によれば、全国に盲ろう者は約23,000人いらっしゃいますが、一口に盲ろうと言っても障がいの度合や症状は様々なのです。

コミュニケーション方法も人それぞれ、点字・指点字・手話・触手話・筆談等々。

 

しかし、共通しているのは、光と音の両方を奪われてしまうため、一人での外出もままならず引きこもりがちになってしまったり、外からの情報も入り辛く孤立しがちになることです。

そのような盲ろうの皆さまに、観劇の楽しさを味わって貰うためにはどうしたら良いのか、それが今日の課題です。

 

実は、講演者の高橋さんは盲ろう者。

講演をするので是非聞きに来て欲しいとお誘いを頂き、楽しみにしていたところ、いつもろう者観劇の件ではご意見をいただいている廣川さんの主催、そして場所はろう者劇団の本拠地トット会館。

まあ、何というご縁でしょう。

 

まず、高橋さんが当事者として観劇の体験をお話しくださいました。(ここには間に合わなかったため、休み時間に高橋さんより個人授業を受けました)

さらにろう者である原田さんより、通訳介助者としてのご苦労を伺いました。

観劇には特別な通訳介助の技術が必要であることも分かります。

一人で舞台の上の人物を皆演じなければならないのです。

さらに、通訳が座る場所はどこが良いのでしょうか。

通訳はチケットを購入しなければ劇場に入れないのでしょうか。

盲ろう者の通訳介護者はろう者が多いので、彼らにどの様に情報を伝えていくのかも課題になるでしょう。

 

話を聞けば聞くほど(現場では手話のみでしたが)、どの様に解決していくべきなのか、これからも学びながら動いていこうと思います。

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「学生アスリートへの科学的サポートと大学スポーツの活性化に向けて」

12月21日、東京大学スポーツ先端科学研究拠点シンポジウム「学生アスリートへの科学的サポートと大学スポーツの活性化に向けて」にシンポジストとして参加してまいりました。

 

今回のシンポジウムの参加者は豪華です。

バルセロナ五輪女子柔道銀メダリスト 溝口紀子さんがモデレータ

来年には日本ハムに入団が決定した東京大学運動会硬式野球部 宮台康平君

お正月に箱根駅伝を走る東京大学運動会陸上運動部 近藤秀一君

私は同じパネルに参加させてもらうだけでも光栄でした。

 

今、スポーツ庁でも日本版NCAA(全米大学体育協会)構想を進めようとしております。

日本版NCAAとは、大学スポーツの発展を戦略的に推進する大学横断的・競技横断的な組織です。

アメリカでは、大学スポーツといえばアメフト・バスケット等が有名です。

大学スポーツが産業化され、NCAAの年間収入は1000億とも言われています。

その収益は加盟校に分配され、教育やスポーツ振興にあてられることになります。

 

日本においても、高校野球・箱根駅伝・六大学野球等、学校スポーツに関連したイベントは開催されていますが、それに留まりそこから生み出される物もありませんでした。

さらに縦横のつながりを強固にすることで、資金を生み出すだけではなく、科学的・社会学的にもスポーツに関する調査研究も進めることが可能となります。

その研究は疾病・障がい等の機能の改善や健康増進・疾病予防に応用出来る可能性がございます。

日本では不足しているスポーツマネージメントの人材育成にも着手できます。

 

東大でもスポーツ先端科学研究拠点を設置し、多様な学術を基盤としたスポーツ・健康科学の分野横断研究を行っています。

東京オリンピック・パラリンピックを契機にスポーツ立国として日本のスポーツ業界を活性化させる意味においても、今まで注目されてこなかった大学スポーツを活性化させることは重要です。

東京オリパラをただのお祭り騒ぎに終わらせぬためにも、全国で様々な知の拠点を利用して、スポーツの新たな展開を模索していることを皆さまと共有させていただきました。

 

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プロフィール

薬師寺道代
(やくしじみちよ)
参議院議員
医師
(専門:生命倫理・医療政策・緩和医療・医療コミュニケーション)
NPO法人 からだとこころの発見塾 理事

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