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2017-11

「第79回日本臨床外科学会総会政党討論会」

11月24日、「第79回日本臨床外科学会総会政党討論会」にパネリストとして参加いたしました。

この討論会は、毎年行われる「日本臨床外科学会総会」恒例行事の一つです。

登壇者はいつも医系議員だけという特殊な環境下、その年の医療のトピックスについて、政党・党派を超え、一人の医系議員として議論させていただける貴重な機会なのです。

委員会で顔を合わせることがあっても、なかなか突っ込んだ話は出来ません。

 

今日の話題は、医師の労働環境改善について

働き方改革の中で、医師の労働が議論されることとなりました。

しかし、医師には応召義務(医師などの職にある者が診療行為を求められたときに、正当な理由が無い限りこれを拒んではならないとする義務)が課せられており、地域医療も崩壊させることなく、24時間体制で救急医療等担わねばならぬ、その課題をどの様に乗り越えていくのかが議論されました。

私の主張はNP(ナースプラクティショナー)/PA(フィジシャンアシスタント)等の中間職種の新設です。

アメリカでは医師は医師にしか出来ない業務に特化し、それ以外の部分ではこの様な中間職種が活躍しております。

例えば手術場においても、胸やお腹を開けたり閉じたりするのは彼らの役目。

救急の現場においても、点滴を入れたり、傷口の縫合も彼らの役目。

今の日本では、そのすべてが医師の役割となっていますが、医師だけで医療提供体制を質を担保したまま、働き方改革を行うことは不可能です。

医療が協働できる専門職種を新設できれば、医療の質を落とすことなく医師の負担も軽くなります。

 

また、女性医師の問題は出産育児の問題と捉えれば、それは若い男性医師の問題でもあるはずです。

育児は女性の問題ととらえている、それ自体を変えていかねばなりません。

 

ICTの利用により遠隔医療も凄まじい勢いで導入が進んでおります。

少しずつ、今の固定概念を捨て、新たな医療提供体制に挑戦していかねば、時代遅れの制度で患者様にご迷惑をおかけすることとなってしまうでしょう。

まだまだコンセンサスを得られるまでには議論も深まっておりませんが、短期的ではなく中長期的にビジョンを描き前進していく必要があると再確認いたしました。

 

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「ろう重複者支援のあり方を考えるシンポジウム」

11月23日、午後は高崎で開催された「ろう重複者支援のあり方を考えるシンポジウム」へ

「ろうを生きる 難聴を生きる」にも出演なさっていらっしゃる群馬大学教育学部障害児教育講座の金澤先生がファシリテーターを務め、スタッフの二神さんが企画してくださった貴重なシンポジウムです。

「ろう重複」の問題は様々な場面で語られますが、これだけ第一人者が集まりシンポジウムが開催されるのは全国でも初めてのこと。

全国から200名を超すご家族・支援団体・研究者・医療者等の参加がございました。

先日私が横浜で講演した際にブースを設けていたっしゃった「ときわ虹の会」の皆さまもご参加いただき、ネットワークの重要性を認識いたしました。

 

金澤先生・二神さんはライフワークとして「ろう重複」の皆さまへの支援を続けてきてくださいました。

しかし、社会一般にはまだまだ支援の手は伸びておりません。

また、その存在もクローズアップされてきませんでした。

 

現在は、聴覚障がい・視覚障がい・知的障がいと、それぞれの障がい別に施策も組み立てられております。

それらの障がいが重複した皆さまへの対応や教育方法について知見が積み重ねられることなく、場当たり的な対応が続けられてきた歴史がございます。

 

社会的に見ればマイノリティーなのかもしれません。

しかし、共に社会を形成する仲間として、地域の皆さまに彼らが安心できる居場所づくりに積極的に関わっていただかねばなりません。

学ぶ場、生活する場面においても、手話などの共通のコミュニケーション手段を確保する必要もございます。

ご家族だけでは限界なのです。

 

今回のシンポジウムは、高崎市手話言語条例制定後の取り組みの一環として行われました。

条例を利用し、さらに地域の皆さまへ住みやすい環境を整備していくこの取り組みは全国でも評価されるべきです。

 

皆さまのお住まいの地域ではいかがでしょうか。

制度は人が使うために作るものです。

制度は人・物・金を動かす手段であり、制度の構築は最終目的ではありません。

逆に制度がなくても行政や地域で出来ることは沢山ございます。

 

今日もFBでつながっている友人が私の挨拶を動画に収めてくれて感謝です。

挨拶では、愛知のろう重複支援センター「つくし」の取り組みについても紹介させていただきました。

 

 

これからも好事例を皆さまにお知らせし、地域の取り組みのヒントとしていただける様に努めてまいります!

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「第2回着物japan」

11月23日、今朝は「第2回着物japan」にお邪魔いたしました。

聴覚障がいをお持ちの着付け師、中道景子さんにお誘いいただき、黒留袖の着付けショーを見せていただきました。

中道さんは先日議員会館にもお出で頂き、着付けのプロになるために美容専門学校にも通っていること、プロの着付け師への道は聴覚障がいを持っていると難しいこと等お話しくださいました。

 

コミュニケーション手段が口話や手話のみの皆さまが、何かその道のプロを目指すという際には、いくつものハードルを越えていかねばなりません。

着付けの世界も同様に、周囲の理解が必要となってまいります。

中道さんは周囲の音が聞こえない分、集中力があることを評価され、着付けの中でも難しい十二単にも挑戦させてもらっているとのこと。

彼女の努力を認めてくださった先生には感謝したい思いでいっぱいです。

 

今日は「江戸しぐさ」の講座もございました。

ここでは傘をさしながらすれ違う心遣い等が紹介され、そのモデルもデフの子ども達でした。

初めてのモデル体験に緊張している姿がとても可愛いらしく、会場からも多くの拍手が起こっていました。

 

聴こえないからと諦めるのは勿体ない。

努力する姿を見て協力したいと申し出てくださる方は必ず出てまいります。

私も微力ですが、宣伝マンをやらせていただきたいと思います。

 

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アンリミテッド×ロックカーニバル「夏の夜の夢」

サイン アート プロジェクト.アジアン第6弾作品

東池袋あうるすぽっとにて

「夏の夜の夢」本日開幕です!

 

今回の舞台はウィリアム・シェイクスピア作の喜劇

7月に再演された被爆体験を語る「残夏-1945-」も見ごたえのある素晴らしいものでしたが、今回の作品もその迫力と大胆な演出に驚き、舞台と一体となって夢の世界に引き込まれてしまいました。

サイン アート プロジェクト.アジアンの目的は、手話を芸術的なパフォーマンスとして発展させていくこと。

この作品においても、手話や字幕が絶妙なタイミングで組み込まれ、その細かい配慮や仕掛けに驚かされます。

音・字幕・手話、そのすべてから情報が得られ、見方によって様々な方法で物語を追うことができます。

 

最後の舞台挨拶に立った代表の大橋ひろえさんをご覧になって、ひろえさんをご存知ない方は、驚かれたことでしょう。

一糸乱れぬダンスや動きの速い二人の妖精パックのやり取り、そのすべてを音のない世界で演じていたのです。

妖精パックがエピローグで述べる口上は、心に響き、胸に焼きついております。

二人の妖精パックの演出は、サイン アート プロジェクト.アジアンならでは。

 

この舞台では、視覚障がいの皆さまも楽しんでいただける様に観劇サポートも準備されております。

若干チケットの余裕があるとのこと。

皆さまも不思議な夢をご一緒に!

 

 

http://sapazn.jp/moon.html

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名古屋聾学校同窓会95周年記念 交流会

11月19日、午後からは名古屋聾学校同窓会95周年記念 交流会 に参加いたしました。

名古屋聾学校は創立明治34年と歴史も長く、寄宿舎もあるため全国から生徒たちが集まってくることでも有名です。

昭和12年にはヘレンケラーさんが来校なさった記録も残っています。

私の友人はここの卒業生が多く、いつも会って手話べりするのが楽しみな仲間達なのです。

議員・有権者という壁をすぐに乗り越えて、人と人との関係を築いてくれる、私にとっては有難い存在です。

彼らとの楽しいひと時が、手話を勉強するモチュベーションにもなっているのです。

 

今では全国に散ってしっまった同窓生が集まりデフ界のスパースター3人の舞台があるというので、私も是非拝見したいと駆けつけました。

 

デフリンピックの女子バレー代表選手OG、手話ソング、キャスター等々、マルチな才能を持った大阪のカオリンこと岡本かおりさん

日頃は静岡の理髪店の店主、またある時は人気沸騰中の手話漫談師、月曜男こと森崎興蔵さん

NHK手話ニュース845では真面目な顔のキャスター、土日は全国各地で講演や舞台に引っ張りだこの那須 英彰さん

この3人も私の大切な友人です。

楽しい舞台に皆笑い感激し、素晴らしい時間だったと大好評でした。

 

交流会でも顔なじみのおばあさんが私の身体を心配してくれます。

写真撮ろう、話聞いてよと私の所に大勢の方がいらしてくださるのを見て、「薬師寺さんが食事できないでしょ。こんな時でないと食事する時間もないんだからゆっくり食べなさい。」と窘めてくださったり・・・

 

私の頭の中は皆さまから頂いている沢山の宿題を考え、いつもいっぱいいっぱい。

思いついたらメモをして、省庁との交渉にあたりどうやったら実現できるだろうと眠れない夜も。

仕事中毒になりがちの生活の中で、このひと時は心休まります。

 

まだまだこれから。

私に課された役割は道半ばです。

仲間に感謝し、前進してまいります!

 

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「TOKYOみみカレッジ」

11月19日、首都大学東京南大沢キャンパスで開催された「TOKYOみみカレッジ」に行ってまいりました。

このイベントは、「聴覚障がいや手話についての理解を深める」目的で東京都が主催しているのです。

 

受付からして感動です。

手話・筆談・一般と分かれており、手話ができる人には参加証に手話マークを貼ってくれます。

私も手話マークを貼ってもらうと、一般の参加者の皆さまも会場の至る所で手話で会話してくださいました。

全国の地名の手話の本が展示されている会場では、隣で見ていたおじい様が名古屋に3年住んでいたこともあり意気投合。

最後には、「どこの聾学校だった?」と聞かれ、「ごめんなさい、私健聴なんです・・・」というハプニングも。

 

手話サークルやダンスの発表会や、補聴犬のデモンストレーション、デフリンピックメダリスト報告やHANDSIGNのミニライブ等、見どころも一杯。

残念ながら全てのプログラムは体験出来ませんでしたが、短時間でも様々なことが学べました。

全国各地でこの様なイベントが開催され、多くの方々にご参加いただけるとさらに理解は進みますよね。

自治体主催であることに大きな意味がございます。

他の自治体においても、是非参考にしていただきたいと思います。

http://tokyo-mimicollege.com/

 

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第15回全国遺伝子医療部門連絡会議

11月18日、夕方から神戸国際会議場にて開催されている第15回全国遺伝子医療部門連絡会議にて講演させていただきました。

演題は「遺伝医療・ゲノム医療政策:立法府の立場から」

50分の講演に30分の質疑応答。

80枚のスライドを作成し、その日に臨みました。

 

私がこの3年間、障がい者施策同様に力をいれてきたのがこの「遺伝医療・ゲノム医療」です。

14年前に、人のゲノム(全遺伝情報)が解読されて以来、急速に医療の在り方が変わってまいりました。

この分野では、世界中の企業や研究者がしのぎを削り日々新たな医療技術が生まれています。

その流れについていけないのが、「制度」と「国民の理解」なのです。

 

国会内でも「遺伝医療・ビジネスを取り巻く諸問題を考える勉強会」を立ち上げ、医師・遺伝カウンセラー・研究者・患者会等の皆さまから14回にわたりご講演いただきました。

自民党の尾辻先生を筆頭に、先進医療の最前線、「遺伝医療・ゲノム医療を推進する上で今何が必要なのか」について学んでまいりました。

 

特に「がんゲノム医療」は、本年より政府を挙げて全面的にバックアップする体制が敷かれております。

患者さんのがん組織を使って、がんに関連する遺伝子に異常がないかを調べ、治療方針を決める「個別化医療」。

また、最近ではゲノム編集を容易に行える技術を人間が手に入れてしまい、正に神の領域にまで踏み込むことが可能となったのです。

 

しかし、「ゲノムって何?」と思っていらっしゃる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

それもそのはず、一般市民への調査でも「ゲノム」「ゲノム医療」について「全く知らなかった」とした回答者が約3~4割。

この10年間、市民のリテラシーは全く向上していないことも分かっております。

だからこそ、医療を受ける際の架け橋となる「遺伝カウンセラー」の存在も大きいのですが、学界公認の認定遺伝カウンセラーは全国に100名程。

国会資格にもなっていません。

さらにゲノム医療は「がん」だけではありません。

今までも出生前診断・難病等では診断や治療に活かされており、これからは認知症についても患者さんのゲノム情報を分析していくことになります。

 

様々な状況で、皆さまのゲノム情報を検査・分析・収集していくことになりますが、その中には家族の情報も含まれることがございます。

その情報が就職や医療保険加入にも影響を与える可能性があるため、アメリカではゲノム医療を推進するために、「遺伝情報差別禁止法」が出来ました。

日本ではゲノム情報で差別が起こっていないと法整備には消極的ですが、今後検討を重ねていかねばなりません。

 

ゲノム情報を使用した医療の進歩は止められません。

だからこそ、その情報を正しく分析し、利用できる制度の構築と人材育成、国民のゲノムリテラシーの獲得は急務なのです。

 

遺伝子医療部門の存在する高度医療機関の代表者により構成される「全国遺伝子医療部門連絡会議」で講演の機会を頂けたことは良い刺激となりました。

今後とも現場の先生方や患者会の皆さまからもご意見をいただき進めてまいりたいと思います。

 

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勝川弘法市 

11月18日、午後から勝川弘法市にまいりました。
お目当ては、先日伺った「聴覚・ろう重複センターつくし」の事業所、就労支援B型事業所:ろう高齢者や盲ろう者の就労支援の場「桃」さんのバザーです。

あいにくの雨でしたが、テントの中は桃の皆さんの笑顔で溢れていました。
畳屋さんから頂いてきた井草は、クリスマス仕様の布に詰められ「靴の臭い消し」に変身です。
また、畳の縁の生地は「リボン付きのヘアゴム」に。
なんと「tatami des momo」というブランド名もついているのです。
オシャレでしょ。
要らなくなった点字の用紙は、商品バッグに早変わり。
そこに無駄はありません。
不要と思われる物も、工夫次第で商品価値が上がります。

また、桃さんの素晴らしい所は、ただ高齢者の介護施設ではなく、就労支援事業所だという所です。
商品を作成し収入を手にする。
それが生きがいに変わる。
職員の皆さまの毎日は、限られた資源という制約もあり苦労も絶えない事でしょう。
しかし、とても楽しそうに手話べりなさるその姿に、本当の支援の在り方とはどういう物なのかを見せていただきました。

職員の皆さまは制作するだけで精一杯。
商品の営業まで余力がありません。
「姉妹事業所、蒼(あお)さんのブランド名TeDeという化粧品やハーブティーのプロモーションビデオも作りたいですよね」と桃の皆さまと盛り上がっておりました。
ろう高齢者やろう重複の皆さまの活躍の場が少しでも広がる様に、私もアイディアを出してまいります!
皆さまも何か良い知恵はございませんか?

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「地域開発みちの会井戸端会議からの出発」

皆さまへご報告したいことが山ほどあった1週間でした。

秋は行事が目白押し。

私の専門でもある医療関係の学会へも参加しなければならず、日程調整が日々厳しい状態です。

 

11月18日、ウィル愛知で開催された「地域開発みちの会井戸端会議からの出発」へ参加させていただきました。

「地域開発みちの会」は、名古屋・知多地域の愛知県の男女共同参画セミナー修了生が中心となって立ち上げた団体で、30年を超える歴史がございます。

男女共同参画社会の実現のため、地域の課題と取り組み、地域の発展に寄与することを目的に活動していらっしゃいます。

 

私も議員の一人として参加させてもらえるこの「井戸端会議」を、毎年楽しみにいたしております。

なぜなら、ここでは「男性社会」とは言葉も話題の内容も全く違うのです。

それが一番の魅力です。

肩の力を抜き、結論を求めることなく議論するでもなく、皆話したいことをただしゃべり倒す。

そこから得られる情報は貴重なものです。

 

地域の事は地域で決める。

これからますますこの様な井戸端会議が必要になってくることでしょう。

退職後の男性が会社と同じように地域を支配してしまうと、地域のネットワークがただの上下関係、ヒエラルキーを形成してしまうことになってしまいます。

小学校のPTAからのお付き合いや近くの商店街での毎日の買い物、お隣さんとのお付き合い等、女性ならではのネットワークで人と人をつないでいく。

優しい社会は女性の視点で!

女性パワーは地域をつなぐ!

 

来年も楽しみにいたしております。

 

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「アルコール関連問題啓発市民公開セミナー」

「国会」は法律を定める事が仕事です。

我々議員で作成する法律を「議員立法」と申します。

その「議員立法」は課題を抱えた皆さまと共に作成することが多く、法律を創ることで問題解決につなげたい、社会に啓発を行っていきたいという願いも込められることがよくあります。それが皆さまがよく目にする「○○週間」なのです。

 

では、11月10~16日は何の週間でしょう?

アルコール健康障がい対策基本法では、国民の間に広くアルコール関連問題に関する関心と理解を深めるため、 11 月 10 日から 16 日までを「アルコール関連問題啓発週間」と定めています。

 

私もその立法作業に関わった「アルコール健康障がい対策基本法」の中では以下の様に書かれているのです。

ーーーーーーーーーーー

第十条 国民の間に広くアルコール関連問題に関する関心と理解を深めるため、アルコール関連問題啓発週間を設ける。

2 アルコール関連問題啓発週間は、十一月十日から同月十六日までとする。

3 国及び地方公共団体は、アルコール関連問題啓発週間の趣旨にふさわしい事業が実施されるよう努めるものとする。

ーーーーーーーーーーー

 

11月12日、今日は断酒連盟と愛知県断酒連合会が主催した「アルコール関連問題啓発市民公開セミナー」に参加してまいりました。

今日のセミナーはアルコールに問題を抱えた方、ご家族だけではなく一般市民の方もご参加いただき、幅広くアルコールについての知識を学んでいただける内容となっておりました。

 

私もいつも依存症問題ではお世話になっている刈谷病院の菅沼先生のご講演は、表面的な医療を示すのではなく、日々患者さんと向き合っている先生の優しいお人柄がにじみ出るものでした。

アルコール依存は「隠す」病気であり、アルコールとうつ・自殺は「死のトライアングル」と呼ばれる程危険なものであること、なぜ飲酒を繰り返すことになるのか等、初めての方でも分かりやすいご説明をいただきました。

また、ラジオのパーソナリティー神野三枝さんからは、お父様がアルコール依存だった壮絶な人生が語られました。

 

一人では治すことが難しいアルコール依存症。

ご参加の皆さまには専門医療が必要であることはもちろんですが、「自助グループ」につなげ互いに励まし合い継続させていくことがさらに重要であることもご理解いただけたことでしょう。

まずは一人で抱え込んでいないで、お近くの精神補年福祉センターや保健所にご相談ください。

自助グループの門戸も常に開いております。

勇気を出し、その扉を叩いてください。

アルコール健康障害はご本人だけではなく、ご家族や周囲の皆さまの身体も心も蝕んでいく病気なのですから。

 

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プロフィール

薬師寺道代
(やくしじみちよ)
参議院議員
医師
(専門:生命倫理・医療政策・緩和医療・医療コミュニケーション)
NPO法人 からだとこころの発見塾 理事

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