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2017-05

厚生労働委員会

5月18日23日と厚生労働委員会では、地域包括ケアシステムの強化のための介護保険法改正案審議が始まっております。

 

今回の法改正にあたり、衆議院で問題となったのが、現役世代並みの収入がある方々の介護費用3割負担。

しかし、論点はもっと別にもあるのです。

 

1.地域包括ケアシステムをさらに前進させるため、市町村に介護保険事業計画を策定してもらい、PDCAサイクルを回しながら質の高い介護提供体制を構築してもらう。そのために、評価制度を取り入れ、市町村へ財政的なインセンティブを付与する規定を整備する。

ここで問題となるのが評価は何を指標とするのか、そしてインセンティブをつけることによって介護認定などに影響が出るのではないか等の心配です。

 

2.長らくペンディングとなっていた「介護療養病床(医療必要度の高い高齢者の介護)」に置き換わる「介護医療院」の創設。

設置することは決まっても、その詳細が省令で決定されるため、この後の審議会で論点として欲しい点を洗い出しもおこなわねばなりません。

 

3.地域共生社会を実現するために市町村が包括的な支援体制づくりを行う環境整備をおこなう。

また、新たに障害福祉サービス事業所と介護保険事業所を合わせ、共生型サービス(障害と介護)事業所を制度上位置づける。

現場レベルでは障害と介護を同時に行っている事業諸もあり、それを全国展開するにあたっては、サービスの質担保など、懸念事項を確認も必要となります。

 

私が両日取り上げたのは医療と介護の連携、省庁横断的に取り組む仕組みづくりです。

同じ厚労省でも医療と介護の管轄が違うため、計画も2つ評価も2つとなってしまうと市町村の皆様にご負担をおかけすることになります。

医療だけ介護だけ良いということはありえません。

現場には地域包括ケアとして連携しろと言いながら省庁では縦割りなのでと言い訳にはならないだろうとお願いいたしました。

また、省庁縦割りも突破せねばならぬ課題です。

地域包括ケアは街づくり。

ヘルシーロードの様に、道を作り変えることで健康増進、医療介護予防にもなるのです。

わが事丸ごとという考えで共生社会を目指す厚労省。

まさに各省庁がわが事丸ごとの考えで医療や介護費用の削減に協力してもらうべきだと主張して質疑を終えました。

 

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障がい者スポーツ議連スペシャルオリンピックス支援ワーキングチーム

5月22日、本日は障がい者スポーツ議連スペシャルオリンピックス支援ワーキングチームの会合に参加いたしました。

 

この2月にオーストリアで開催された世界大会の報告です。

アスリートの様子や試合に臨む準備等、スペシャルオリンピックスならではの取り組みが紹介されました。

我々からは予算の問題やコーチの育成、パラリンピックとの関係性などの意見交換をさせていただきました。

 

今までスポーツ庁との連携が薄かったこともあり、補助が貰える可能性がある事業もご存知なかったようです。

今回の説明で、コーチ育成に力を入れていらっしゃる事も分かってまいりました。

知的障がいに対する知識なども含め学んでいただけるコーチクリニックや認定コーチ研修会は、国の事業ともマッチする部分があり、スポーツ庁ともする合わせをすることになりました。

 

最後に下村会長から、もっとスペシャルオリンピックスのことを理解するため、次回はスペシャルオリンピックスの活動について詳しく話を聞きたいと要望がございました。

私にとっても嬉しい一言でした。

この様に議連を次につなげていくためにも、議員の皆さまにまず興味を持っていただけるところからしか始められません。

 

来年は愛知で国内大会が控えております。

その準備のためにも、しっかり広報に努めてまいります!

 

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参議院70周年行事

様々な参議院70周年行事が始まっております。

昨日は議員食堂で歴代の議長や副議長、議員の皆様をお招きして昼食会が開催されました。

そして、本日20日と明日21日は国会議事堂が一般公開されております。

私も先ほどまで和代さん峰岸さんを案内致しておりました。

 

日頃、本会議場は秘書でも入る事ができません。

まして写真撮影など許される訳も無いのです。

是非、皆様この機会に参議院を堪能してみられませんか?

この日のために記念バッチや日本酒参議院も発売されております。

 

小学校の頃、見学したなんて言わないで下さいね。

ステンドグラスやランプ、院内ポストなど、大人の視点で芸術作品も楽しめます。

見学コースで見ることが出来ない部屋も開放されていますよ!

 

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愛知県植樹祭

5月13日、阿久比町で開催された愛知県植樹祭に参加してまいりました。

愛知県では、県内の森林、里山林、都市の緑を整備、保全する「あいち森と緑づくり事業」を、平成21年度からの10年計画で実施しています。

この事業の財源は「あいち森と緑づくり税」。

個人では年間500円、法人にも均等割額の5%相当額課せられているのです。

 

特に今年は、「第70回全国植樹祭」が平成31年に愛知県で開催されることが発表され、その記念事業である「あいち“言の葉”キャラバン」の出発セレモニー及びキャラバン隊の委嘱式がございました。

何と、そのキャラバン隊を務めることになったのが、私がいつも頼りにしている「名古屋わかもの会議」のメンバーでした。

名古屋を元気にしたいと、高校生から就職仕立ての若者が集まり様々な企画を展開している愛知の頼もしい存在です。

私も彼らの真っ直ぐな純粋さから、いつも力を貰っております。

【愛知県より任命いただきました!】2019年愛知県で開催されます『第70回 全国植樹祭』その中で名古屋わかもの会議が『あいち言(こと)の葉(は)キャラバン』隊に任命いただきました(*^^*)今日はその任命式に出席。『あい…

名古屋わかもの会議さんの投稿 2017年5月13日

 

これからキャラバン隊は、県内全市町村で行われているイベント等に合わせ、県民の皆さんから、未来の木づかいや森林に対するメッセージを集めてまいります。

次は8月11日豊根村の『山の日フェスタ』。

皆さまも「どんぐり型のポスト」をイベントで見かけることがあれば、是非その想いをメッセージに託していただきたいと思います。

 

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厚生労働委員会

5月11日、精神保健福祉法改正案質疑。

今日は、地域移行を謳う今回の法案に対し、地域の受け皿は確立しているのか問い質しました。

 

残念ながら、全く進んでいないのが現状なのです。

長期入院から退院したくても、入院の必要がない社会的入院と呼ばれる患者さんが日本で7万人いることも分かっております。

このままでいいはずはありません。

これは医療費として使われるべきではありません。

本来であれば、地域福祉の中で活用されるべき費用が、入院費として支払われていることになるのです。

診療報酬の増額や条件緩和等、考えられる策を早急に講ずる必要があります。

 

しかし、厚労省も無策ではないのです。

診療報酬をつけ、地域の診療所や病院が核となり多職種のチームで患者さんのケアにあたって欲しいのですが、その利用件数(病院や診療所数)が全国で一桁。

包括的に地域生活支援プログラムを実施する事業を行っていますが、それも都道府や政令指定都市合わせても数件のみ。

問題がどこにあるのか分析し、社会的入院と真剣に向き合って欲しいとお願いいたしました。

 

さらに、終日閉鎖の環境についても現状のままでよいはずがございません。

精神病床に入院している患者さんは29万人、「終日閉鎖」の環境下に置かれている人が19万人。

精神的な拘束を受けていると言っても良い環境下にこれだけの患者さんが置かれていることを皆さまにも知っていただきたいのです。

精神科医療の抱える問題は一夜にして解決することはありません。

改革推進派のドクターも多く、一つ一つ解決したいと中からの声も頂いております。

今まで臭い物に蓋をする様に隠されてきた「精神科医療」にしっかりスポットを当て、今後も不断の見直しが必要だと訴えてまいります。

 

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国民生活・経済調査会

5月10日、国民生活・経済調査会
ここまで5回有識者からのヒアリングと有識者との意見交換を重ねてまいりました。
今日は各委員間での意見交換会というセッティングでした。

各会派、これまで行ってきたヒアリングの中身に対する意見が述べられました。
各会派の意見を聞いていても、党の政策そのもので、これを続けて調査会の意義があるのだろうかと不思議に思い始めました。
調査会として最後に報告書を提出しますが、このままであれば両論併記し議論しましたと証拠作りが我々の役割になってしまいます。
形式的に調査会を行ったとヒアリング録を作成し、各党の意見交換の様子を残しても意味がありません。
勿体ない程の人選で学ばせていただいたのです。
参議院ならではの調査会です。
より高いゴールを目指して参議院らしい仕事をしなければ、我々参議院の存在意義が無くなります。

私は、「これからの調査会の在り方」を意見として表明させていただきました。
議員同士の議論が出来る場を作り真の意見交換を行っていく、ワーキングチームを作り政争の具とならぬテーマで委員会や省庁へ提言できる報告書を集中的に作成していく等の方法もあるのではないかと提案いたしました。
参議院の特色である調査会をフルに利用して我々にしか出来ない仕事を行っていく必要があり、調査会を実り多きものとするためにはどうすべきなのか、再考が必要だと提言いたしました。

一瞬、「この人何を言い出すんだ・・・」という雰囲気は感じましたが、私の後にも数名の議員が自発的に発言下さって援護射撃をいただきました。
これで少し今後の調査会の流れが変わってくれることでしょう。

まずは5回の有識者からのヒアリングを中間報告としますが、次回からのヒアリングは今までと違った形でなされることでしょう。
形骸化した調査会ではなく、意義ある足跡を残せる調査会へと変革出来る様にこれからも意見を述べてまいります。

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復興特別委員会

5月10日、今日は朝から本会議、復興特別委員会、調査会と続きます。
まずは震災復興特別委員会のご報告から。
今日は福島復興再生特別措置法改正案の審議です。
今村前大臣辞任のため、委員会開催が中断しておりました。

私が特に取り上げたのは、福島イノベーション・コースト構想です。
東日本大震災及び原発事故によって失われた浜通り地域。
ここではすでにロボット産業が花開いております。
さらに、産業基盤を強化するためにも研究開発拠点の整備を始めるプロジェクトが進行しているのです。
さらに、ロボットだけではなく再生可能エネルギーや次世代エネルギー技術の積極導入、先端技術を活用した農林水産業の再生にもその分野を広げております。
また、産業育成のためにも未来を担う人材の育成、研究者や来訪者に向けた生活環境の確保や必要なインフラなど様々な環境整備を進める包括的な国家プロジェクトなのです。
2020年を当面の目標としておりますが、これまでは経産省が中心となり勧めてきたため、そこには生活感がございません。

国内外から研究者が浜通りに集結してもらうためにも、生活環境の整備は第1です。
教育はもちろんのこと、リケジョ理科系女子が定着するための工夫を文科省にもお願いいたしました。

復興特別委員会は政局にはなりません。
我々も真剣に復興を願い、議論を積み重ねてまいります。
皆さまも月日が経つにつれ忘れることなく、震災からの復興を応援してください!

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厚生労働委員会

5月9日、厚生労働委員会、精神保健法改正案質疑。
ここまで揉める法案だと厚労省は考えていなかったのでしょう。
本法案の審議も長丁場になってまいりました。

今日は午後から安倍内閣の基本姿勢に対する予算員会が開かれることになりましたので、午前中の短時間の質疑でした。
私がまず大臣や担当部長とやり取りしたのは、なぜ患者団体や関係者団体や医療関係者から反対の声が上がっているのか、そしてその懸念事項を払しょくするために厚労省として何を取り組むのかということです。
1.本人不在で退院支援計画が立てられてしまうのではないか・それを理由に退院が先の伸ばしになるのではないか・本人の意思に関わらず支援計画通りの医療を強制されるのではないか
2.自治体で行われる精神障碍者支援地域協議会において警察が入ることにより監視されることになるのではないか・医療が犯罪防止策にすりかえられるのではないか
私が簡単に書くだけでもキリがないほどの課題がございます。
厚労省としてガイドラインを作成し自治体へ周知徹底することで皆さまのご心配になっていらっしゃることを一つ一つ解決していきたいという意向なのです。
しかし、この法案の入り口が、相模原市殺傷事件の再発防止策だっただけになかなか歩み寄ることは難しそうです。

さらに私が問題視したのが精神科医療の質の向上です。
指定医の不正取得という不祥事からも我々医療者の倫理観が問われています。
措置入院させる病院の医療の質も向上し、よりよい環境の中で早期改善を目指してもらわねばなりません。
課題解決には厚労省も模索しながら取り組んでくださっているようですが、今後さらに議論を重ねていかねばその本質はご理解いただけないでしょう。
まだまだ議論は続きます。
私も私なりの視点で、今後も少しでも関係者の皆さまが安心して医療を受けていただける制度に近づけてまいりたいと思います。

 

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復興特別委員会

4月28日、この2日間、復興大臣辞任の余波を受け、国会は空転、全委員会は中止。
そしてやっと新大臣就任後、復興特別委員会で正常化する道筋をつけることとなりました。
道筋と申しましたのも、連休明け早々に予算委員会を開き、安倍内閣の政治姿勢を問うことになったからです。
ここでもまた何が起こるのかわかりません。

少数会派の我々は、国会運営に口出しは出来ません。
しかし、本国会にも多くの重要法案がかかっております。
法案成立を望む声や、更なる慎重審議を望む声も多く、私は一刻も早い正常化を望んでおります。
また、所属委員会の全ての質問に立つ我々は、その調整にも追われ体力気力共に大きな余波を受けました。

今日は、復興新大臣に対し、所信に対する質疑を行いました。
私は復興大臣に問いたかった事、それは復興に対する「真の想い」でした。
お願いしたかったのは、役人が作成した答弁書ではなく、大臣が思っていることを自分の言葉で語って欲しいということ。
そして、被災した議員が初めて復興大臣になったからには、自らの意思で役所を牽引して欲しいということでした。

前大臣から引き継ぎも終えず、今日の質疑です。
しかし、引き継ぎせずにも出来てしまうくらい「お飾り」的なポジションであったということにもなります。
だからこそ、復興が遅れてきた一面もございます。
大臣も被災時には「復興庁は福島に!」と懇願された経緯もあり、再度、復興庁の福島移転をお願いいたしました。
復興庁の設置期間は後4年。
福島の問題はあと4年で終わるはずがなく、中長期的な対応を担う組織は必要であり、福島に置くことも含め、これから検討を始めたいと答弁いただきました。

また、大臣になったからこそ、絶対にやり遂げたいと思うことは
「困難区域を解除」であることも語ってくださいました。
その理由もご地元の大臣だからこその発想で、双葉町の獅子踊りを例に文化の歴史を次へとつなげていくためにも地域を復興させていかねばならぬとも思いでした。

復興五輪についても発信が弱く、「聖火リレーを東北に!」というプランは進行しておりますが、それだけでいいのでしょうか。
東京オリパラは盛り上がっても、それが「復興」には結びついておりません。
被災時や復興にご支援いただいた世界中の方々に感謝の気持ちを示すためにも、東京オリパラにおいて復興した姿を見ていただけるのか、それを発信していけるのか、全国民でその機運を高めていこうではないかとお願いいたしました。
SNSでの発信やそれを利用しアイディアの募集など、様々な方法はあるはずです。
6年が経て関心も薄れがちとなった今、もう一度復興を考える良い機会にもなります。
今後、丸川大臣とも相談の上、進めていくとの答弁。

連休明けには、審議途中となっていた特別措置法改正案の質疑も予定されております。
私も連休を有効に使い、学びを深めてまいりたいと思います。

 

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プロフィール

薬師寺道代
(やくしじみちよ)
参議院議員
医師
(専門:生命倫理・医療政策・緩和医療・医療コミュニケーション)
NPO法人 からだとこころの発見塾 理事

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