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2017-03-22

自殺対策強化月間

3月は自殺対策強化月間です。
強化月間も終盤となった今、厚生労働省の調査で成人の4人に1人が自殺を考えたことがあるというニュースが報じられております。

自殺者数は去年1年間で2万1764人でした。
確実に減少傾向を示していますが、それでも海外との比較では、異常な数値といっても良いでしょう。

「本気で自殺したいと考えたことがある」と答えた人は、08年の19・1%、12年の23・4%から増え続け、今年は23.6%。
それをどう乗り越えたのかを聞いたところ、「趣味や仕事で気を紛らわせるよう努めた」(36・7%)、「身近な人に悩みを聞いてもらった」(32・1%)と続きます。

悩みを持ち、様々なストレスを感じることは日常で当たり前のことです。
しかし、相談や助けを求めることにためらいを感じる人は46・9%もいることに日本人としての特性を感じます。
人に話をせず我慢してしまう、人に話すことを恥だと思ってしまう。
どんな小さなことでもため込んでしまうと、大きな危険なサインを見落としてしまうことにもつながります。

誰かと話がしたい。
心が重たくなってしまった。
傷ついてしまった心が治らない。
そう感じたら、誰かに心の内を話していただきたいのです。
話をするうちに、自分でも気づいてあげられなかった、傷つきボロボロになっている真の自分の姿が見えてくることでしょう。

Yahooの協力を得て、厚労省では以下のサイトをオープンいたしております。
皆さまの身近に窓口は沢山ございます。
人間は誰でも傷つき弱い存在です。
必要以上に強く見せることで、さらに状況は悪化いたします。
その弱さを認めてこそ強くなれる、柔軟な心が手に入れられます。
FAXやメール、SNSでも相談できる様に、厚労省へも要請中です。

辛そうにしていらっしゃる方へ、「元気がないけど大丈夫?」の一言も大切です。
そっと寄り添い、そして専門家につないで頂く心遣いをお願いいたします。

http://promotion.yahoo.co.jp/jisatsutaisaku2017/

 

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ブラインドサッカー国際親善試合

3月20日、ブラインドサッカー国際親善試合がさいたま市で開催されました。
世界ランク1位のブラジルと世界ランク8位の日本代表!
4-1でブラジルに敗れはしましたが、2020東京パラリンピックに向けての新たな課題を掴んだようです。

ブラインドサッカーとは、全盲の選手がプレーするサッカーです。
選手の視力障害には幅があるため、目の上にアイパッチをはり、アイマスクを着用することが義務付けられています。
そのため、太い包帯を頭に巻いた様な恰好に、これでサッカーができるのかと最初は驚きます。

ブラインドサッカーならではの観戦ルールがございます。
それは声をだして応援してはならぬこと。
選手はボールが転がる小さな音を手助けに、試合を行うため、試合中の声援はご法度なのです。
もちろん、ゴールが決まると大声援!

では、ボールの位置はどのようにわかるのでしょうか?
フットサルボールと同じ大きさのボールは転がると小さな音が出る特別な仕掛けが施されております。

そして、選手同士の衝突を避けるためにも、ボールを持った相手に向かって行く時は「ボイ(スペイン語で行く)」と声を出さなければなりません。
しかし、試合に必死となっている選手の耳には届かないようで、格闘技の様に猪突猛進、相手ゴールに向かって突き進み、タックルの様な状態になることもしばしばでした。

実は、チームの中に一人だけ目の見える人がいるのです。
それが、ゴールキーパーです。
キーパーは声を出しながらチームメイトにボールの位置や守備などの指示を出します。
「その声を聴いているだけで、よくここまで位置関係が分かるな~」と正にスーパーヒューマンぶりに感激と感嘆のため息が会場から何度も漏れておりました。

これから2020東京オリンピック・パラリンピックに向けて、様々な障がい者スポーツ大会が開催されます。
是非、皆さまも一度彼らと触れ合っていただきたいと思います。
素晴らしい体験間違いなしです!

 

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プロフィール

薬師寺道代
(やくしじみちよ)
参議院議員
医師
(専門:生命倫理・医療政策・緩和医療・医療コミュニケーション)
NPO法人 からだとこころの発見塾 理事

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