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2017-03-10

「乳がん・子宮頸がん検診促進議員連盟」

3月8日、今日は国際女性デー。

アメリカで女性労働者が婦人参政権を求めてデモを起こしたことがきっかけで、「女性の政治的自由と平等のために戦う」日と制定されております。

イタリアでは、男性が日ごろの感謝を込めて、母親や奥さん、会社の同僚などにミモザを贈るため、「ミモザの日」とも呼ばれるようになりました。

 

その記念すべき日に、私が事務局長を務める「乳がん・子宮頸がん検診促進議員連盟」の設立2周年記念講演会、オープンディスカッションを開催いたしました。

他の先進国では、女性の検診率は7割りを超えますが、日本においては4割程度と先進国中最低水準の状態が続いているのです。

そこで、職場での検診促進や、検診精度の向上などについて、我々議員だけではなく、医療者や日ごろ活動なさっていらっしゃる民間団体の皆さま方・市町村事業として検診を提供している市町村議員の皆さまと共に、この2年間の総括と、先日厚労大臣に手渡した「要望書」の実現に向けた作戦会議をいたしました。

もちろん、厚労省の担当者に対し質疑応答も行われ、一日盛りだくさんの内容でした。

 

マンモグラフィーで真っ白く写る「高濃度乳房」は、日本人に多くガンを見つけにくい特徴がございます。

しかし、現在はガン検診後、ガンの可能性についての結果は本人に御返しいたしますが、一部の地域以外は高濃度乳房であることを本人に告知しておりません。

超音波検診を追加することで、高濃度乳房でもガンの発見率はあがることも分かっております。

本人にまず状態を知っていただき、その上で超音波検査を追加するのか決めていただく必要があるのではないかとの問題提起をいただきました。

さらに課題は超音波検診を行う技師さんの不足です。

現在、厚労省でも問題意識を持ち研究中ですが、皆さまのためにも一刻も早く出口を見つけていただきたいと思います。

 

子宮頸がん検診も20歳から。

検診の重要性をご理解いただくためにも、ガン教育を推進せねばなりません。

子宮頸がん検診を、ご高齢の方まで受診していただいているのは日本位だと言うことも分かってまいりました。

検診に税金を投入するには、やはり費用対効果を考えねばなりません。

世界標準に検診事業を向上させるためには、まだまだ先が遠い様です。

 

応援団の皆さまからは、がん検診対策を考える上で、若い女性やガンサバイバー、医療者の皆さまからなる「女性のがん検診受診率向上ワーキングチーム」を厚労省内に設けて欲しいとの要望がございました。

「審議会や協議会に女性がいるので必要なし」と言われても、男性がほとんどを占める会議で、女性が検査についての恥ずかしさや苦しさの気持ちを吐露することは難しいのではないでしょうか。

今後、こちらも要相談とさせていただきました。

 

さらに、今日は参議院会館に乳がん検診車と子宮頸がん検診車を横付けし、衆参の女性議員の皆さまと秘書さんへ検診を受けていただきました。

塊より始めよのつもりでしたが、最後はお断りせねばならぬほどの大盛況。

議員や秘書も検診を受ける時間がないのだと、考えさせられます。

 

今日は多くの皆さまのご協力を得て、学び多き一日を送らせていただきました。

心から感謝申し上げます。

 

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プロフィール

薬師寺道代
(やくしじみちよ)
参議院議員
医師
(専門:生命倫理・医療政策・緩和医療・医療コミュニケーション)
NPO法人 からだとこころの発見塾 理事

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