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2017-02-10

スポーツ議員連盟のアンチ・ドーピングワーキンググループ勉強会

2月9日、スポーツ議員連盟のアンチ・ドーピングワーキンググループの勉強会が開催されました。
ドーピングとは、薬を使って競技力を高めること。
リオオリンピックを前にロシアの国ぐるみの不正が発覚したことを受け、国際オリンピック委員会(IOC)や世界反ドーピング機関(WADA)から、2020年東京オリンピックパラリンピックにおいて、来日する外国選手も想定した対策の強化が求められているのです。

このワーキンググループの使命は、日本初の「ドーピング対策法案」を作成すること。
本日第3回の会議では、これまでの会議で出された意見を基にまとめられた「法案骨子案」に対し、意見が交わされました。
「ドーピングは違法行為」と位置づけることは勿論ですが、トップ選手らによる禁止物質の使用だけでなく、選手への提供、検体の操作も禁じる項目を盛り込むかどうかも議論がなされました。
また、不正を摘発するため情報(インテリジェンス)共有・連携体制についても必要性は確認できましたが、そのシステムの構築につては宿題となっています。
刑事罰を設けるかどうかの議論は本日時間切れのため、次回に持ち越されました。
人材育成をはじめ周辺環境の整備も考えると、来年4月の施行が準備期間としてはぎりぎりという所。
今後もスピーディーに議論を進めていく必要性がございます。

アスリートがうっかり飲んだ風邪薬や花粉症の薬にも禁止物質が入っていることがあります。
その「ついうっかり」のために、人生をかけ何年も練習を積んできた結果がすべて無駄になってしまうことも。
その様なことを避けるために、医療関係者への教育研修・啓発活動の項目も必要です。

次回は本日の「骨子案」の議論を基に、法制局が作成した「条文案」を議論いたします。
議論は進んでも、それをどの様に条文化していくのかは別問題。
どの様な文言とするのか、付則となるのか、政令・省令でもよいのか、まだまだ議論は尽きません。

今回のワーキングでは、馳先生の仕切りが分かりやすく、議員立法作成に至る過程においても大変勉強になっております。
次回までに他国の事例などの読み込みも必要です。
「新たな法律を造りだす」
立法府ならではの仕事に緊張と誇りを持ちながら今後も真摯に法案作成に向き合ってまいります。

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乳がん・子宮頸がん検診促進議員連盟勉強会

2月8日、乳がん・子宮頸がん検診促進議員連盟勉強会を開催いたしました。

この勉強会は、患者会や啓発団体の皆さまと協働で開催しているため、議連でも珍しい「女性ばかりの勉強会」です。

いつもは男性軍の発言に押され気味の女性議員も、おばちゃんパワーを後押しに、堂々と一人称で話が出来る貴重な機会なのです。

私も事務局長として応援団の皆さまの力をいただき、学び多い時間を共有させていただきました。

 

皆さま、「デンスブレスト」という言葉をご存じでしょうか?

乳がん検診は、現在、マンモグラフィを使用することは女性であればご存知の通りです。

乳房の「乳腺濃度」の高い人は、マンモグラフィの画像はほとんど真っ白に映ってきます。

実は、「しこり」も白く写るため、しこりが写っていても、乳腺で隠れて見えない可能性があります。

その「乳腺濃度」が高くマンモグラフィでは「しこり」を見つけにくい乳房のことを、英語で「デンスブレスト(dense breast)」と呼ぶのです。

デンスブレストと言われた場合は、マンモグラフィのみでなく、超音波(エコー)検査も併用した方がより精度の高い検診ができるのです。

実は、そのデンスブレスト、日本人などのアジア人に多いと言われています。

 

本日は、東北大学の大内憲明先生より、「デンスブレスト」を中心に、職域検診の充実や、デンスブレストを本人に告知する必要性、超音波検査の有用性などについてお話しいただきました。

 

アメリカでは、進行性乳がんをマンモグラフィで発見できなかった1人の女性の活動により、検査を受けた際、「デンスブレスト」かどうかの情報を本人に提供することを、医療機関に義務づける州法が制定される動きがあります。

しかし、日本ではデンスブレストの知識も一般的ではありません。

また、日本では公的に提供されるがん検診は、その検査によって死亡率の低下が認められなければ有効な検査として導入されません。

そのため、調査研究中の超音波検査は早期発見に貢献していることは分かっても、死亡率の解析までにはまだ時間が必要だと一般的な導入に至っておりません。

 

子宮頸がん・乳がんの検診一つとっても、十分な予防医療が提供されていないことが分かります。

これからも、超音波検査の早期導入、デンスブレストの告知義務に向け、厚労省へ訴えてまいります。

 

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プロフィール

薬師寺道代
(やくしじみちよ)
参議院議員
医師
(専門:生命倫理・医療政策・緩和医療・医療コミュニケーション)
NPO法人 からだとこころの発見塾 理事

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