Home > Archives > 2016-12-08

2016-12-08

厚労委員会

6日、厚労委員会は年金の質疑が始まりました。

衆議院では年金カット法案というレッテルが張られてしまいましたが、その他にも大切な内容が含まれていたのです。

その他についてはほとんど議論されることもなく参議院に送られてまいりましたので、残された時間をほとんど報道されなかった内容について質疑させていただきたいと思います。

今日の質疑は「年金積立金管理運用独立行政法人」GPIF改革について。

GPIF「年金積立金管理運用独立行政法人」とは?

 

まず、公的年金制度は、いま働いている世代(現役世代)が支払った保険料を仕送りのように高齢者などの年金給付に充てるという「世代と世代の支え合い」という考え方を基本とした財政方式で運営されています。

しかし、皆さまもお気づきに様に、この仕組みでは、今の日本が抱える急激な少子高齢化では、支え手の減少から保険料収入が減り、高齢者の増加から給付が増えることになります。

その解決法は3つ。

現役世代がもっと負担するか、給付額を減額するか、一定の額を運用して増やしていくのか。

 

今、日本では、保険料水準を決めて、その負担の範囲内で給付を行うことを基本に、社会経済情勢の変動に応じて、給付水準が自動的に調整される仕組みが導入されています。

年金積立金は、この仕組みの中で将来も一定の給付を確保するために、あらかじめ保険料の一部を給付に充てずに積み立てたものです。

年金給付に必要な収入の大部分は、保険料収入や税金によりまかなわれていますが、この年金積立金を運用して得られた収入も活用しつつ、安定的な年金給付を行っています。

その年金積立金の管理や運用を行っているのが、「年金積立金管理運用独立行政法人」(GPIF)という独立行政法人なのです。

 

今回の法案ではGPIFの組織を統制する改革案も入っています。

理事長一人で物事を決定していた方法を、経営委員会を新たに設置し、合議制へと変え、さらにこの経営委員会や理事長が勝手なことを行わない様に、監視委員会も設けることになったのです。

これから安定的な年金給付のためには、積立金を増やさねばなりません。

増やすためには、それなりのリスクを取らねばなりません。

だからこそ、このGPIFのガバナンス改革がとても大きな意味をもっているのです。

 

GPIFの運用資金は140兆円。

短期的な視野で一喜一憂することなく、ますます高齢化が進む日本において、年金制度自体が破たんしないための制度設計が必要ではないでしょうか。

わかりやすくマンガで解説するサイトもございます。

http://www.mhlw.go.jp/nenkinkenshou/

もう一度、今の年金制度をおさらいしてみませんか?

 

16 17

  • Comments (Close): 0
  • Trackbacks (Close): 0

スペシャルオリンピックス国際本部会長来日懇親会

6日、今日は国会の仕事が終わり、霞会館へ駆けつけました。

スペシャルオリンピックス国際本部ティモシー・シュライバー会長が来日になられ、それを記念して懇親会が開催されたのです。

 

スペシャルオリンピックスは、ユニス・ケネディ・シュライバーさんが、知的障害のある子供達を集め、アメリカ、メリーランド州でデイキャンプを行ったところから始まりました。

今回来日なさた会長のシュライバーさんは、ユニスさんのご子息。

4歳の頃からお母さまの活動に携わっていらっしゃったとのこと。

その後、知的障がいについて大学に学び、その教育についての研究で博士号を取得した経歴もお持ちです。

 

お母さまがケネディー家の一員ということは、アメリカ大使と従妹同士の間柄。

今日の懇親会には大使もご参加いただき、少々ではございますが、お話しさせていただく機会もいただきました。

 

一番嬉しかったのは、小笠原兄弟に会えたことです。

来年開催されるスペシャルオリンピックス世界大会(オーストリア)では、フロアーホッケーにご兄弟で出場することが決定されております。

また、お兄様はアスリート理事としても活躍している強者です。

 

今日は、スペシャルオリンピックスワーキングチームの一員として参加しましたが、この様な場には政治家は不似合いだと反省いたしました。

私には、現場でアスリートと一緒に駆け回っている方が性に合っている様です。

 

立ち上げたワーキングチームがこれから本格的に始動いたします。

私なりの想いを乗せて、これからも支援し続けてまいりたいと思います。

 

13 14 15

  • Comments (Close): 0
  • Trackbacks (Close): 0

障がい者スポーツ指導者全国研修会

報告が遅くなりました。
4日、障がい者スポーツ指導者全国研修会に参加してまいりました。
静岡駅前のコンベンションアーツセンターは眺めがよく、会場からも澄み渡った空に富士山が綺麗なフォルムで眺めることができました。

今回の参加目的は、地域の障がい者スポーツ指導者協会の活動を確認することでした。
スポーツ指導者とは、日本障がい者スポーツ協会が公認する資格制度で、「指導員」・「コーチ」・「スポーツ医」・「トレーナー」から成っています。
まず、障がい者スポーツ指導員は、障がいのある人たちが、積極的にスポーツを楽しみ、より充実した生活を送れるよう、心身をケアしながら適切な指導をする専門家です。
この資格は、初級・中級・上級の3つのレベルがございます。
現在、全国で23000名の指導員がおりますが、この会場に集った指導員の皆様の悩みは共通していらっしゃいました。
年1度のイベントは協力できる、そして自分も楽しいのだけど、ボランティアのため継続的に関わることができない。
持続してスポーツを実践出来るような環境を提供したいが、自分の仕事もあるので・・・
ネットワークが脆弱で、自分も貢献したがどこから手を付けたらいいのかわからない。
全国に23000人もいらっしゃるのであれば、大きな力となるのですが、地域も活用できてない状況です。

他の指導者である障がい者スポーツコーチは152 名障がい者スポーツ医は394名、障がい者スポーツトレーナー は132名にすぎず、この分野は人材確保から始めていかねばなりません。

名古屋市・愛知県・静岡県の取り組みを伺い、参加者からは自分ももっと関わりたいという意欲的な言葉が聞こえてまいりました。
皆様の地域にも障がい者スポーツ指導者協議会がございます。
HPを覗いて頂けると、障がい者スポーツの情報が手に入ります。

私も、障がい者スポーツ医の資格を取得して以来、自分の世界が変わる程、障がいをお持ちの皆様と様々な関わりが出来てまいりました。
「障がいをお持ちの方のスポーツに興味があるのだけど、どうしたらよいのかわからない」と思っていらっしゃる方、この様な資格を取ってみるのも、入口の一つですよ!

http://www.jsad.or.jp/training/pdf/shidosya_shikaku.pdf

 

11 12

  • Comments (Close): 0
  • Trackbacks (Close): 0

Home > Archives > 2016-12-08

プロフィール

薬師寺道代
(やくしじみちよ)
参議院議員
医師
(専門:生命倫理・医療政策・緩和医療・医療コミュニケーション)
NPO法人 からだとこころの発見塾 理事

Return to page top