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2016-12-05

南海トラフ大地震は来る~妊婦・乳幼児・女性を守るために~

3日、日本福祉大学東海キャンパスで行われた「南海トラフ大地震は来る~妊婦・乳幼児・女性を守るために~」に参加してまいりました。
今回の講座にどうしてもお目にかかりお礼を言わせていただきたい方がいらしてくださったのです。
それは熊本の「やまなみこども園園長 山並道枝さん」です。
災害特別委員会の質問のために電話でヒアリングさせていただき、大臣に対し「母子避難所」の大切さを訴えることができたのです。

自らも被災しながら認可外保育園である「やまなみこども園」で子ども達とそのご家族が自然発生的に集まり、共同生活を送りながら困難を乗り越えていった、まさに子ども達の救世主です。
思わず抱き着いてしまうほど、温かくそして優しさがにじみ出た素敵な女性リーダーでした。

また、熊本男女共同参画センター館長 藤井さんのお話しもこれまた素晴らしいものでした。
まず女性を守らねばならぬと、東北震災で活躍したのメンバーに相談し「DV・性被害予防」のチラシを配布したそうです。
非常のこの時にけしからんとバッシングを受けたそうですが、この非常時だからこそ、陰に隠れた女性の二次被害が起こりやすく、被害者を一人も出したくないという強い信念の下、勇気ある行動が実行されてまいりました。
避難所キャラバンなどの活動を通し見えてきたのは、女性の底力です。
避難所では喧嘩や言い争いが絶えない中、指定外避難所、女性がリーダーだった処では、まず子供たちのスペース・皆で集まって食事ができるスペースを確保するところから始まったそうです。
共同生活が上手に回り、仮設住宅でもこのコミュニティーを守るためにご近所になる様に交渉したそうです。
女性は、生活するとは何かがわかっています。

また、アレルギー支援ネットワークの中西さんからはアレルギー疾患者の立場から準備せねばならぬもの、周囲が気遣わねばならぬ事などを学びました。
これも当事者や母親だからこそ気づく盲点であると私も反省いたしました。

災害時、人を助けることができるのは、やはり「人」なのですね。
そこにシステムがあっても非常事態では役に立たない、行政の無力さを痛感いたしました。
そこにかける思いがあり、守らねばならぬ命があるときの必死な姿を、講演を通し感じることができました。
山並園長だからこそ、支援物質が全国から集まり、そしてそこに人が集まる。
バッシングを顧みず行動する館長、そして細やかな心遣いができる患者会の皆さま。

一つとして同じ災害はありませんが大いに学ぶ点がございました。
演者の皆さま、熊本こども・女性支援ネット愛知の皆さま、本当にありがとうございました。

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超党派乳がん子宮頸がん検診推進議員連盟

11月30日、事務局長をいたしております「超党派乳がん子宮頸がん検診推進議員連盟」を開催いたしました。
今日は、この議連にとっても特別な日です。
ここまで勉強会を重ねた結果を基に、我々議員団と市民団体の皆さまと議論を重ね、一つの要望書を作成いたしました。
その要望書を塩崎大臣へ議員団と市民団体の代表で届けさせていただきました。

女性にとって検診率向上の問題は深刻なのです。
子宮頸がん検診は20歳からとご存知でしょうか?
一般的に言われるがん年齢ではない年代から検診が必要なのです。
一方で乳がん検診は若年者から受け続けることで身体に負担がかかることもご存知でしょうか?
今、女性特有のがん検診は半数以上の方々に職場で受けていただいている状況です。
しかし、職場での検診適応年齢もまちまち、オプションだと自己負担を強いられる所までございます。
働く世代の「がん」は、男性より、女性が罹患する率が高いことご存知でしょうか?
働き世代にとって、がんは男性ではなく、「女性」の問題なのです。
さらに、地域で行われている検診では、産婦人科医の偏在によって医師が確保できず、人数や機会を制限して実施されている現状も分かってまいりました。
今回の要望書は、業界団体の声は一切入っておりません。
市民目線に立ち、今、必要なことを大臣へ訴えさせていただきました。

来年度はがん対策基本計画が新たに書き換わる年です。
その計画に「女性特有のがん」について明確に位置づけ、女性目線・市民目線の検討会などを設けていただくこともお願いいたしました。
若い女性も気軽に相談できる体制、気軽に検診を受けられる体制を整備するのに、審議会によくある「おじさん」目線の施策では実効性が薄れてしまいます。
これからも勉強を継続させ、精度の高い検診を女性の皆さまへ提供できる体制を整備してまいりたいと思います。

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スポーツ議員連盟 アンチドーピングワーキンググループの第1回勉強会

11月29日、スポーツ議員連盟 アンチドーピングワーキンググループの第1回勉強会が開催されました。

私も事務局次長として勉強させていただきました。

 

今回のリオオリンピック・パラリンピックでもロシアの国家主導の組織的なドーピングが指摘され、出場停止など大きなニュースとなりました。

ドーピングとは、「薬を使って競技力を高めること」です。

最近ではその手口も巧妙化し、薬以外にも、自分の血液を冷凍保存しておき、試合の直前に再び体内に入れ、酸素運搬能力を高める「血液ドーピング」や、ドーピング検査において、他人の尿とすりかえる行為なども行われているようです。

 

幸い、日本では道徳意識も高い国民性もあり、この問題は性善説で語られることが多かったのですが、世界大会ともなるとそうはまいりません。

すでにスポーツ庁では、「アンチドーピング体制の構築・強化に向けたタスクフォース」が開催されており、報告書が提出されました。

それに基づき、議員立法として立法していく予定です。

 

勉強会では、最近の大会におけるドーピングの実情やそれを取り巻く黒い闇の話にまで至りました。

今までの様に守りだけではなく、怪しいと思ったら踏み込まねばならぬ攻めの防御を図る必要性など、我々に求められている体制は思った以上にその範囲が広いことも共有されました。

また、血液採取にあたっても厚労省との連携は欠かせません。

スポーツ庁だけではなく、外務省や財務省などとの連携も欠かせないことも分かってまいりました。

 

ドーピングによって、アスリートの努力も無駄となります。

ドーピングによって、アスリートの心も体も蝕まれます。

そして何より、スポーツの真の意義が問われて参ります。

これからもしっかりと議論を重ね、立法に向かい歩んでまいります。

 

http://www.mext.go.jp/…/…/mcatetop10/list/detail/1375009.htm

 

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プロフィール

薬師寺道代
(やくしじみちよ)
参議院議員
医師
(専門:生命倫理・医療政策・緩和医療・医療コミュニケーション)
NPO法人 からだとこころの発見塾 理事

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