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2015-08

参議院の存在意義

参議院の存在意義とは?

 

皆さまは参議院不要論を御存じだと思います。

動もすれば、衆議院のカーボンコピーとも言われがちな参議院。

果たして本当にそうなのでしょうか?

 

 

私も「参議院は楽でいいね」「参議院は芸能人でもできるものね」と揶揄されたこともしばしば。

しかし、私は参議院に拘りました。

医療や介護は、将来を見据え、6年間じっくり腰を据えて議論する・立法することが必要だと思ったからです。

いつ選挙があるか分からないと思っただけで、地元活動が欠かせなかったりパフォーマンスに走りがちになる衆議院は私の性に合わないと考えていました。

ご地元の皆様には申し訳ございませんが、土日以外は国会に張り付いて学びや議論を続ける毎日です。

 

私が国会に行って一番驚いたことは、それは衆議院と参議院は、役割や議論の質が全く違うという事実です。

 

今回の「派遣法」の議論においても、議論の質と深さが衆議院とは全く違います。

日々の議論は止まることもしばしば。

衆議院で前回の臨時国会・今回の通常国会と2回も議論されたにも関わらず、今日も、参議院厚生労働委員会では大臣の答弁を整理するために流会となりました。

他党の議論を聞いていても、本当に勉強になります。

揚げ足取りだけの質疑ではありません。

専門家集団だからこそできる質の高い議論です。

長年かけて関係団体などの調整が必要になる議員立法も参議院の得意技です。

 

衆議院と参議院の違いって何なのだろう?

そんな眼で、国会の議論を見ていただければ幸いです。

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派遣法参考人質疑

8月26日、今日もバタバタの1日です。

国会も終盤に差し掛かったのだと、分刻みのスケジュールが物語ります。

 

厚生労働委員会は、第2回の派遣法参考人質疑

私が参考人から伺いたかったのは、制度と現場の乖離について。

現職派遣社員である参考人から、派遣という身分制度の中で、履歴書に「派遣社員」と書いただけで正社員として採用してもらえない、教育研修など名ばかりでキャリアアップを図ろうと、どれだけ努力しても派遣元・派遣先共に受け入れられない現実を伺いました。

エンジニアなど高度専門職がプロジェクトベースで企業にスキルを提供する派遣という働き方と、「派遣さん」と呼ばれ「派遣」という身分で事務職や製造業使い捨てされる働き方とは全く相いれないものなのだと再確認いたしました。

しかし、同じ間接雇用という働き方であるため、「派遣法」の枠中で議論され、どちらに焦点をあてて主張するかによって、永遠に交わることなく議論も並行線。

本当にこのままでいいのだろうか?

さらに疑問は深まります。

この思いを次回の議論にもぶつけてまいります。

 

 

この後、自殺対策を推進する議員の会、ギャンブル依存症対策推進のための超党派勉強会、女性の健康の包括的支援を早期成立を望む緊急集会へ。

 

ギャンブル依存症対策勉強会では、家族支援策不足が明らかとなりました。

厚労省において、ギャンブル依存症に対しても現状把握はまだ甘く、自助グループの情報不足が露呈いたしましたが、やっと対策は始まったばかり。

大目に見なければと思いながらも、予算を取らないと何も進んでいかない省庁の仕組みに気持ちばかりが先走ります。

 

ラストは女性の健康の包括的支援を早期成立を望む緊急集会

部屋いっぱいに集まってくださった市民団体や専門家の皆様、本当にありがとうございました。

「女性の笑顔が日本を救う」、そんな思いで早期成立を目指してまいります!

会場の熱気から、勇気と元気をいただきました

 

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厚生労働委員会

8月20日、今日も朝から厚労委員会は張りつめた空気が漂っています。

派遣法1回目の参考人質疑。

法案の原案を描いた審議会の委員がお二人、労働者代表の連合、派遣社員の代弁者ユニオン、それぞれの主張を伺い、質疑を行いました。

今回の法案は派遣社員の皆様が働きやすくなるための法改正となるべきなのに、なぜこれだけ多くの派遣社員から反対の声が上がらねばならないのか、一体どの様な働き方をしている派遣社員にどんなメリットがあるのかと審議会委員のお二人に伺ったが、明確な回答が返ってきませんでした。

連合からは、本来であれば、多様な働き方とパッケージで派遣法を議論すべきであるとの答弁が。

私も同感です。

派遣を選択するにあたり、時間が選べる、勤務地が選べる、仕事が選べる、子育てとの両立など、女性であれば身近にある問題のために消極的に派遣を選択なさっていらっしゃる方々はそれぞれ20%ずつ。

短時間正社員や地域限定社員など正社員の幅が広がれば派遣社員を選択しない可能性も含まれています。

女性としてのキャリアと仕事のキャリア、どちらも選択できる柔軟な労働政策を考える時ではないのでしょうか。

 

 

午後は対政府質疑。

労働安全上、管理や教育に問題ありとの議論を行いました。

労災かくしの横行や安全衛生教育も半数にしか行われていない現状にメスを入れるべきだと主張させていただきました。

 

一番力を入れたかったのが、この派遣法の質疑にあたり、いつも違和感を感じている「政府の当事者意識の無さ」。

事前に質問取りや説明に来る担当課の皆様、本当に自分が派遣社員であればこの改正でメリットを感じられるのか、というイマジネーションが働かない。

熱い思いがなく、ただ淡々と決まったことだから説明していますという態度に、段々と怒りが込み上げてまいりました。

医療・介護などの厚生案件であれば、技官として配置された医師・看護師など専門職の方と心と心の会話が出来るのに、今回の法案では物足りなさを感じていました。

私だけなのかと思えば、いつもクールな私の政策秘書も同じ思い。

それではと、質疑を通して「もっと労働の現場を知るところから始めよ!」との思いをぶつけてしまいました。

 

部屋に帰ってみたら、年金機構の担当者が出たばかりの年金情報漏えい問題の分析結果の説明に。

この問題については、来週火曜日に集中審議を行います。

 

まだまだ続く、2015年「熱い」夏です。

 

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参考人質疑、各勉強会

今日も朝から立法府は全開です。

朝、参議院議員立法として平成18年に成立した「自殺対策基本法」の10年目の改正を目指し、京丹後市と港区の取り組みについてヒアリングを行いました。

午後は参議院厚生労働委員会で同一労働同一賃金法(衆法)についての参考人質疑。

委員会終了後、「乳がん・子宮頸がん検診促進議員連盟」で子宮頸がん検診促進策について横浜市大の宮城悦子先生よりヒアリング。

その後、「ギャンブル依存症対策推進のための超党派勉強会」へ参加いたしました。

 

 

それぞれに皆さまへお知らせしたいことは山ほどございますが、明日も午前中は派遣法の参考人質疑、午後は法案審議の質問に立たねばならず、今晩は勉強のため書き込む時間がございません。

本当にごめんなさい。

 

国会という所は、一生懸命に取り組めば取り組む程、いただく課題も倍増する所です。

燃え尽き症候群にならぬ様、私も気を付けなければと思う今日この頃です。

 

 

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厚生労働委員会

空っぽになった議員会館で、今日も厚労委員会は通常運転です。

派遣法の審議が続いています。

 

今日の私のテーマは労務管理。

健康管理と同様に、長時間労働も派遣労働者が抱える大きな問題です。

今回の改正では、特定労働者派遣事業(届出制)と一般労働者派遣事業(許可制)の区分を廃止して、すべての労働者派遣事業を許可制とする内容が含まれております。

特定労働者派遣事業では、雇用の質や管理に問題がある事業者が多かったため、業界全体の健全化を図り、労働者の保護につながることが目的です。

 

 

私の産業医の現場経験からも、その通りだと頷かせていただきました。

客先常駐などの場合、長時間労働を行ってもその残業面談を行うのは派遣元。

派遣元から派遣先に労働環境改善を願い出ても、なかなか応じてもらえない。

派遣社員が体調を崩し倒れたら、次の社員に首がすり替えられるだけ。

メンタル不調になっても体調を崩しても、個人の責任とばかりに補償してもらえず、結局、生活保護をうけながら療養を続けていた労働者を私は何人も診てまいりました。

だからこそ、許可する際の基準や条件を、今後どのように作りこんでいくのかが問題なのです。

同時に、労働時間の管理の徹底、悪質な派遣元・派遣先は名前を公表して労働者を守る必要についても訴えてまいりました。

 

法案をひっくり返す程の力はありませんが、議論することで少しでも派遣社員の皆様が安心して働いていただける環境を提案し続けていこうと思います。

まだまだ続く派遣法審議・・・

気を抜くわけにはまいりません。

 

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予算委員会

8月10日久しぶりの予算委員会が開かれました。

12分という短い時間でございましたが、質問に立たせていただきました。

 

昼からの委員会では、安保・TPP・国立競技場問題に質問が集中いたしておりましたが、私は「少子化問題」に的を絞り、各省の予算要求が出そろうこの時期、少子化対策予算確保についてのお願いをいたしました。

 

 

国会は、センセーショナルな時事問題に敏感に反応し、議論を戦わせますが、中長期的・持続的に取り組まねばならぬ課題に対しては、無関心となりがちです。

日本の将来を決めると言っても過言ではない「少子化問題」について、腰を据え、議論する場が国会にはありません。

この3~40年、少子化が分かっていたにも関わらず、御座なりな対応しか行われてこなかった原因はここにもあるのです。

だからこそ、事あるごとに「少子化についても政府は真剣に向き合おう」「時流に合った少子化施策を発信していこう」と訴え続けていかねばなりません。

 

少子化問題であれば、いつもは少子化担当大臣・厚労大臣にお答えいただくのですが、今日は、財務大臣に予算確保の、地方創生担当大臣に新型交付金の創設にあたり少子化対策のインセンティブと働く仕組みづくりをお願いいたしました。

 

12分という短い時間で焦ってしまい、失敗した部分もありました。

反省をしながら前を向き次につなげて行こうと思います!

 

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豊川平和記念式典

 70年前の1945年8月7日、午前10時13分、「東洋一の兵器工場」と言われた豊川海軍工廠爆撃が始まった。
10時39分までの26分間の投下で3,000名以上の貴重な人命が失われた。

海軍工廠とは、海軍直営の軍事工場のことです。
犠牲者には、近隣の中学や女学校、国民学校から工場に動員された少年少女も400人以上含まれていたのです。

豊川海軍工廠爆撃を、工廠跡地の豊川市野球場で、犠牲者約2500人と同数の小中高校生が参加し、爆撃の再現劇が行われました。
劇は、軍人に引率されながら、必勝のはちまきにもんぺ姿の女学生が行進で入場するところから始まりました。
中央の舞台で仕事に励む姿が演じられ、爆撃が始まった時間と同じ午前10時10分過ぎに、爆音が響き渡り、グラウンドの2500人の子供たちが座り込み、犠牲者の姿と炎を表す赤い布を振り回しました。

「お父さん、助けに来て!」
「お母さん!」
「すさまじさに体が震えた」
語り部の話に胸が熱くなりました。

忘れてはなりません、あの日のことを。
畏敬の念を抱かねばなりません、多くの御霊に。
そして、決して繰り返してはなりません、悲惨な戦争を。

 

 

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地方公聴会

8月6日、参議院厚生労働委員会「派遣法改正案」は名古屋市で開催されました。

国会を飛び出し、リーマンショック時、派遣切りが一番多かった愛知県に委員を派遣し、現地調査及び地方公聴会が行われたのです。

 

労働者派遣法の改正案は、派遣元や派遣先企業・派遣社員の方々に大きな影響を与えます。

だからこそ、机上の空論ではなく、実際に現場で起こっている事、改正に当たり懸念される事項など、直接、関係者にヒアリングする必要があるのです。

 

 

今回は、プロフェッショナルエンジニアサービスのメイテックを視察し、公聴会では派遣先企業・派遣元企業、元派遣社員、弁護士の4名の方から、貴重なご意見をいただきました。

 

視察では、エンジニアとしてのキャリアアップ支援がシステム化され、生涯を「エンジニア」という一つの職業のプロフェッショナルとして生きていくことができるプラットフォームの一端を見せていただきました。

我々が想像していた「派遣」のイメージとは程遠く、「プロの仕事請負人」「匠」の世界で生きる誇りを感じました。

 

公聴会においては、「派遣労働者のキャリアアップにつながるものだ」というご意見、「雇用の不安定と労働条件の劣化を招く危険がある」といった指摘、さらにキャリア形成のための教育研修の難しさ、派遣切りの現実など、生の声を聴取させていただきました。

 

派遣で働きたい人がいる。

正社員になりたいが、仕方なく派遣で働いている人がいる。

使い捨てにされた派遣社員。

引き抜きを断る派遣社員。

キャリアアップ可能なエンジニア。

キャリア形成が難しい事務職。

一人一人が抱える事情も違う中、一つの法律でまとめ上げることの難しさを感じます。

様々な側面から現場の声に耳を傾け、私なりに派遣の在り方を再考してみようと思います。

 

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派遣法改正案質疑

 

8月4日、派遣法改正案質疑の第2回目

今日の私のテーマは「派遣労働者の健康管理」

 

派遣労働者の健康管理は、派遣元・派遣先がそれぞれ責任を分担しています。

「派遣元」派遣労働者の一般的な健康管理等

「派遣先」安全管理全般に関する事項、衛生管理のうち就業に伴う具体的な事項

 

 

雇用契約を結んでいるのは派遣会社ですから、「派遣元」が派遣労働者の雇用主として安衛法(労働安全衛生法・・・職場における労働者の安全と健康を守り、労働災害を防止することを目的とする法律)上の事業者責任を負います。

しかし、派遣労働者は「派遣先」の指揮命令を受けて就業することになるため、健康診断の結果や事後措置などの指示が活かされず、身体に負荷のかかる就労を強いられてしまうこともしばしばです。

 

そもそも、「派遣元」にとって「派遣先」はお客様。

客先で健康障害のため、残業制限や短時間勤務のお願いという我がままが言える環境ではない状況を、私も産業医として嫌という程経験してまいりました。

過重労働で健康被害が発生すると、首をすり替えるなど、使い捨てにされた派遣労働者を何人も見てきました。

 

健康管理における派遣先・派遣元の役割分担を見直し、健康管理にも厳しい指導をお願いしました。

厚労省も現状を把握しており、協力しただけるとの回答をいただきました。

 

また、職種によっては、将来健康被害が発生する恐れのある化学物質や粉じんなどに曝露されている場合があります。

派遣という働き方は一時的ですので、特殊健診を行っている時期に働いていなければ定期的な特殊健診から漏れてしまいます。

将来に渡り困らぬように、特殊健康診断やじん肺健診の結果を、派遣労働者本人が管理する方法を考えて欲しいとお願いいたしました。

健康管理手帳を現役の時から持ち、お薬手帳の様にいつ検査を受けどのような結果であったのか一目でわかるようにできれば、健康被害が早期発見できる可能性が拡がります。

 

しかし、そもそも、この10年間、派遣だけではなく全労働者における特殊健康診断・じん肺健診の実施率を調査していないことも明らかとなりました。

10年前の実施率が充分でない中、放置されていたともいえます。

胆管癌などの新たな被害も明らかになった今、大臣からは早急に検討し実施することを考えたいと答弁をいただきました。

 

今日も25分間、全力で駆け抜けました・・・

 

 

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美浜町名誉町民顕彰式

8月1日、美浜町名誉町民顕彰式に伺いました。

写真は式の後の記念対談の様子ですが、皆様も驚いていらっしゃることでしょう。

そうです、名誉町民として顕彰されたお二人は経団連の榊原定征会長と名古屋大学元総長の平野眞一先生でいらっしゃいます。

 

お二人は幼少期を美浜ですごされ、半田高校・名古屋大学以来の親友で、寮の部屋も隣同士、今でもニックネームで呼び会う素敵な関係だと、様々なエピソードを交え披露して下さいました。

 

 

お話を伺いながら感じたことは、人やチャンスとの出逢い・巡り合わせは偶然ではなく必然だと言うことです。

夢と希望と目標を持ち、諦めずに努力を続けることで自然とそこには心ある人間が集まってくる。

人との関わりを大切に感謝の心を持ち続ければ、チャンスが巡ってくる。

小さな成功で立ち止まらず、個人の利益を追求することなく、視点を外へ外へと拡げていくことでさらに大きな目標にたどり着く。

そしてまた努力が始まり…

人生の好循環とはそう言うものなのだと。

 

若い方にもっと聞いていただきたかった、我々だけでは勿体無く贅沢な対談でした。

 

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プロフィール

薬師寺道代
(やくしじみちよ)
参議院議員
医師
(専門:生命倫理・医療政策・緩和医療・医療コミュニケーション)
NPO法人 からだとこころの発見塾 理事

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