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2015-07

参議院選挙制度改革

 

参議院議員は誰のために仕事をするのだろう・・・

久しぶりに政治家としての原点に戻り、自らの立ち位置を確認いたしました。

 

今朝から、参議院にはマスコミも詰めかけ、異様な雰囲気が漂っていました。

本日の本会議では、参議院選挙制度改革についての法案の審議と、安保法案の特別委員会設置についての採決という、今国会の一つの大きな山場を迎えていたからです。

 

 

特に、参議院選挙制度改革については、来年の選挙に向け、明日が任期満了まで1年というタイムリミット。

選挙制度の変更があることを皆様へ周知するためにも最低1年は必要ですので、これ以上先延ばしにはできません。

 

私が当選した2013年の参院選では、「1票の格差」は4.77倍。

今回、自民と維新などの野党案では、2.974倍(10年国勢調査に基づく)に縮小しますが、今年1月1日現在の住民基本台帳人口で計算すれば、格差は3倍を超えることがわかっています。

この数字で、最高裁の「違憲状態」を回避できると考えられるのでしょうか?

 

私共、無所属クラブは、公明・民主と共に、20選挙区を統合する10合区案を共同提出いたしました。

これでやっと格差は2倍未満に収まり、違憲状態を免れる可能性は高くなりますが、それでも一票の重みは地域差を含んだままです。

 

結果は、もちろん、自民・野党案と決まりました。

18歳まで選挙権が引き下げられた初の参院選挙は、来年、3倍の格差を持って実施されます。

違憲立法と非難されても仕方ない状況です。

本会議での質疑を聞いていてもただただ情けない。

 

しかし、そもそも参議院は誰の代表で、誰のために仕事をするハウスなのでしょうか?

今回の質疑でも、「県」に固執する様子を見て取ることができました。

それは何故なのでしょう。

地域へ箱物などの予算を引っ張り、県のために仕事をするのが、地域選出議員のミッションなのでしょうか?

私の解釈は違います。

私自身、愛知県の皆様から負託を受け、国民の代表として国のために、国民のために仕事をして来いと送り出されたのだと思っています。

 

月曜日からは、参議院でもいよいよ安保法案が審議入りいたします。

今度こそ、良識の府としての役割を果たして欲しいと、同僚議員に強く訴えてまいります。

子供たちは夏休みですが、参議院は「熱い」夏となりそうです。

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チャイルドライフスペシャリスト

7月18日、今日は勉強三昧の1日でした。

一つ一つご紹介をさせて頂きます。

 

皆様は、チャイルドライフスペシャリストという職業をご存じでしょうか?

チャイルド・ライフ・スペシャリスト(Child Life Specialist:CLS)は、医療環境にある子どもや家族に、心理社会的支援を提供する専門職です。

子どもや家族が抱えうる精神的負担を軽減して、主体的に医療体験に臨めるよう支援して下さいます。

 

 

以前にもご紹介致しましたが、日本ではまだ知られていないこの専門職は、子供たちだけではなく、親や医療関係者にとっても救世主なのです。

 

医療現場において、十分なサポートが得られないと、子どもたちは、恐怖、混乱、孤独感、羞恥心、罪悪感などを抱え、その情緒的な不安定さは、子ども本来の成長発達を妨げ、将来的にもマイナスの影響を与えてしまう可能性もあるのです。

 

心臓の病気を持つ子どもと家族へのサポートについて、Toni Millarさん(チャイルド・ライフ・スペシャリスト、New York-Presbyterian Morgan Stanley Children’s Hospital Columbia University Medical Center勤務)の講演を伺いました。

 

子どもにとって一番安心できる母親の膝の上で、胸と胸を密着させ、iPadで遊ばせながら、苦痛が伴う処置を行い、子どもの負担を軽減させる。

死が近い子どもと話し合い、遺される家族に作品を作成するため、アートセラピストと作業している様子。

人工呼吸をしている子どもの心を癒すためにドッグセラピーとして、犬を添い寝させる。溢れんばかりの子どもの笑顔。

 

日本の小児医療の現実と照らし合わせ、大人とは違う角度でのサポート制度の充実を訴えていこうと、決意を新たにいたしました。

 

Toni先生が次回来日時には、参議院会館での講演をアレンジ出来るように、賛同者を募っていこうと思います!

 

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「第18回地域の魅力発信セミナー」

衆議院での安保法案採決の余波で、参議院側も全てがストップしています。

会館は静かなものです。

 

本日は、外務省で行われた「第18回地域の魅力発信セミナー」に行ってまいりました。

本年度は、全国から埼玉・千葉・神奈川・岐阜・愛知の各地域が、在京外交団や駐日外国商法会議所等へ地域の魅力をプレゼンし、その後、実際に現地で行われるスタディーツアーへ参加してもらう呼びかけをいたしました。

 

 

私は愛知の応援団としてプレゼンを聴いておりました。

愛知の豊田市は、岐阜の御嵩町とタッグを組んで「Eco-model City Toyota City & Mitake Town」という興味深い内容でした。

世界最先端の技術力と400年間残っている日本の歴史的を中部地方で体感してもらう面白い企画だと思います。

 

外務省の方とお話ししていると、最近の海外からのお客様の好みは様々で、「現代アート」から渋谷のスクランブル交差点の写真撮影・コスプレ体験・電化製品の買い物など、嗜好も幅広く、以前の様に、古い歴史的な京都の趣一辺倒ではないとのこと。

しかし、様々な嗜好に対応・許容できる日本の良さを是非、海外の皆様にもご理解いただければとのことでした。

 

豊田のブースでは、桃やお菓子の試食、お酒の試飲をはじめ、エコシティーについてのパンフレット配布や説明など、海外の皆様に熱心に売り込んでいました。

 

一生懸命にプレゼンしてくださった「とよたPR大使」の御嬢さん、本当にお疲れ様でした。

11月のスタディーツアーに1人でも多くの皆様にご参加いただけること、共に願っております!

 

 

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厚生労働委員会

韓国のMERS拡大も落ち着いてきたようです。

今回の様な感染症危機管理で大切なのは、指示命令系統が一貫し、的確な初期対応で、一刻も早く感染を封じ込めることです。

 

国会は安保法案に注目が集まっていますが、感染症の危機管理も「命の安全保障」として大切な位置づけだと私は思います。

7月14日、厚生労働委員会の一般質疑で、MERSについて対策が充分なものであるのかを確認いたしました。

 

 

もし、MERSが疑われる患者さんが発生した際には、地域ごとに設けられている「地方衛生研究所」もしくは「国立感染症研究所」で検査をいたします。

しかし、地方衛生研究所は地方財政が乏しい今、縮小されている地域もあり、公衆衛生の保持という側面からも地域間格差が拡がっております。

国からの支援を得るためにも、明確に法的な位置づけをお願いいたしました。

 

また、一種病原体等を取り扱うBSL(バイオセーフティーレベル)4施設が日本では稼働していないことは、今後、ウィルス変異の確定や治療薬やワクチンの研究開発に大きな後れを生じてしまうことにつながります。

先進国においては、BSL4施設が整備されていないのは日本だけというお粗末さ。

地域住民の皆様のご理解をいただき、一刻も早く備えなければなりません。

 

患者さんの移送は知事が責任を持つことになっていますが、韓国において、民間救急車隊員にも感染が及びました。

感染リスクを軽減させるためにも、アイソレーター(患者隔離装置)及び感染症移送専用車の確保は重要ですが、アイソレーターは各自治体が保有するところまで普及しておりません。

自治体間で貸与される仕組みづくりもお願いいたしました。

 

さらに質疑の中で、日本では3例の疑い患者に検査を行ったとわかりました。

厚労省は、感染拡大を防止するためにも、自治体向けに対応フロ―を準備しています。

果たしてそのフロー通りに動けたのか、検証をお願いしました。

 

韓国において、感染拡大につながった一番問題は、「決断できる組織」ではなかったことだと、先日参加した韓国のフォーラムで学んでまいりました。

最後に、日本では、どのタイミングでどの様な会議が設けられ、誰がどこでどの様に決断することになるのか、危機管理体制について質問いたしましたが、大臣から明確な答弁はいただけませんでした。

再度、厚労省だけではなく、内閣官房など他省庁に対しても問題提起を行い、「そこにある危機」に備えようと思います。

 

 

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「愛知棒の手」

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7月13日、靖国神社のみたままつり奉納芸能に参りました。

目的は1つ、私が応援している「愛知棒の手」の皆様の演技を観るためです。

 

毎年、何度も拝見していると、

「今日は調子良さそうだな」

「声が小さいけど大丈夫かな」

など、演技の難しさや素晴らしさと共に、演技者の様子まで気になって参りました。

 

 

演技が始まると黒山の人だかり

そして、一斉にスマホが彼らに向かって行きます。

今日は、棒の手の由来の書かれたパンフレットを観客の皆様へ配るお手伝いもさせて頂きました。

 

いつも見終わると胸がスカッと致します。

皆様へも幸せの御裾分けを少し。

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「新たな視点」

先日、皆さまにもお知らせいたしました韓国で行われた「第1回グローバルヘルスに関するアジア太平洋国会議員フォーラム」では、大きな宿題をもらいました。

私自身、3年目を迎えた議員生活に、自責の念も含め「新たな視点」を拓いてくれたこの会議に心から感謝しています。

 

韓国での開催ということもあり、ギクシャクしている両国間を「医療」や「笑顔」で結べないかと、事前にWHOの報告書に目を通すなど、マーズについての勉強も重ねてまいりました。

しかし、初の国際会議で実力不足・勉強不足を痛感いたしました。

改めて「海外の政治家」を相手に話をする難しさに、自分への情けなさが溢れています。

 

 

医療の側面において、事前に学んだ以上の新たな情報はありませんでした。

しかし、文言ひとつ調整するためには、私自身が、さらにグローバルスタンダード(世界標準)の「言葉の使用方法」を学ぶ必要があります。

WHOの報告書やガイドライン等で使用されている言葉を我が物として使いこなせなければ、自信を持って発言できない苦しさを味わいました。

 

今まで、国会議員は地域の利益誘導ではなく、日本の全体最適を考えるべきと主張してまいりましたが、まだまだ考えが甘かった。

政治家たる者、「アジアの中の日本・世界における日本」という視点を持ち、政策を考えていかねば、いつの間にか「井の中の蛙」に収まってしまいます。

世界と戦い勝ち残らねばならない、しかし、協力しながらお互いにかばい合うことも必要です。

 

マーズやサーズ、そしてエボラなど、感染症に今や国境は関係ありません。

だからこそ、自国だけの医療レベルを上げることだけではなく、周囲諸国の医療レベルも向上させるお手伝いも同時に進め、迅速な情報共有を行う必要性を痛感いたしました。

日本という視野からさらに世界へと、常に考えを及ばせる「癖付」をしようと思います。

 

来年はマレーシアまたは韓国で。

2年後は日本での開催が約束されました。

2年後は十分なお手伝いできるように、新たな目標に向かって歩んでまいります!

 

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「第1回グローバルヘルスに関するアジア太平洋国会議員フォーラム」

国会開会中ですが、許可を得て韓国で行われている「第1回グローバルヘルスに関するアジア太平洋国会議員フォーラム」で勉強しています。

 

今回のテーマは感染症。

マーズもようやく山場を越えた韓国で、現状や施策に直接触れられる貴重な機会です。

初動が遅れたのは何故か、濃厚接触者をどうやって隔離しているのか、保障は…

聞きたいことは山ほどあります。

 

 

今日も朝食を食べながらのセッションに始まり1日フルにWHO(世界保健機構)やソウル大学、衛生局などから説明を頂きました。

マーズだけではなく、エボラ出血熱、サーズについても議論が行われ、正にそこにある危機を肌を通して感じました。

 

久しぶりの英語漬けでしたが、マレーシアやオーストラリア、カンボジア、ラオス、韓国の議員と情報交換は意味深く楽しい一時でした。

 

明日は、今回の会議の声明文をとりまとめます。

今後もアジア太平洋の各国との連携をさらに強化したいとの意思表示をするつもりです!

 

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「あいち女性議員の会」

読売新聞に「あいち女性議員の会」の事を紹介していただきました。

 

増やそう女性議員のシリーズ最終回、「政策学ぶ場 次世代育成」の中で、政策を学び力をつけていく地域の試みの一環として、掲載されています。

 

女性議員を増やす必要性は、私が語るまでもございません。

しかし、話題になれば、可愛い女性で票になれば誰でもいい、取りあえず人数合わせで立候補させておこうという風潮が、政党によってないわけではありません。

女性議員は「お飾り」だと思われることは、我々女性委員の日頃の行動や活動にも責任があるのではないでしょうか。

 

 

我が参議院でも「出来る!」と思う女性議員が数名。

その先輩方は、「政党のお飾り」にならぬ様に、日々、男性議員の数倍勉強し、数倍仕事をするつもりで議会に臨んでいらっしゃいます。

女性・男性など「性別」で議員を語らせぬためにも、まず我々が男性以上の実力をつけていかねばなりません。

感情に走り思いをぶつけるだけではなく、数値の根拠などを挙げながら論理的・理論的に冷静な議論を行い、主張を認めてもらうための勉強が必要です。

 

男性議員にも市民の皆様にも、「この人がいて本当に良かった」「この人を選んで正解だった」と思ってもらえる様に、学びの場を今後も提供し続けてまいりたいと思います。

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ビギナーズラックで当選した議員も、形骸化している議会にうんざりしている議員も、将来立候補しようかと考えている方も、是非、御地元の勉強会に足を運んでいただきたいと思います。

同じ悩みを共有できる仲間が、必ずそこにはいるはずです!

 

 

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プロフィール

薬師寺道代
(やくしじみちよ)
参議院議員
医師
(専門:生命倫理・医療政策・緩和医療・医療コミュニケーション)
NPO法人 からだとこころの発見塾 理事

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