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2014-10

『福島原発職員の抱えるメンタルヘルス支援における心理社会的な課題』

昨日は、日本医療政策機構主催の朝食勉強会に行ってまいりました。
テーマは『福島原発職員の抱えるメンタルヘルス支援における心理社会的な課題』

昨年、第一原発の中に入った際に、従業員の皆様の過酷な状況を見聞きし、メンタルケアの必要性を強く感じておりましたが、その後、フォローができておりませんでした。
そのため、今朝の勉強会は、現状と対策も合わせ、一言一句聞き漏らさぬように学ばせて頂きました。

厚労委員会・災害特委員会でも災害医療を中心に一般質疑をさせていただきましたが、被災者にターゲットを絞った内容でした。
福島原発事故の後、東電の社員が不眠不休で事故の処理にあたっておりましたが、彼らも被災者。
ほとんどの従業員は、近所に住居を構える者で、ご家族共々被災したにも関わらず、東電社員ということで誹謗中傷を受け、子ども達もいじめなどの被害に遭い、心に傷を負った者も多かったという報告でした。
分かりやすく言えば、ベトナム戦争の帰還兵と同じ現象が起こったのだという説明に納得させられました。

東電の事故だけではありません。
今後、様々な災害が起こる度、支援者の保護も考えなければなりません。
ご遺体を判別する仕事も心に負担を残します。
壮絶な事故現場や災害現場に遭遇する支援者にも十分な心のケアが必要です。

災害医療には、まだまだ問題が山積です。
制度の中にも大きな矛盾があることもわかってまいりました。
これからも現場に学びながら、私なりに一歩一歩前進しようと思います。

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災害特別委員会

金曜日の災害特別委員会の報告をいたします。

ここでも災害医療を取り上げました。

 

まず、災害が起こった際の対応や防災についての枠組みは「災害対策基本法」で定められております。

さらに、内閣総理大臣をはじめとする全閣僚、指定公共機関の代表者及び学識経験者により「中央防災会議」が構成され、「防災基本計画」の作成や、防災に関する重要事項の審議を行っています。

 

 

県や市町村は、災害対策基本法や、中央防災会議の審議、そこで作成された防災基本計画に準じた地域防災計画を作成します。

 

DPATやドクターヘリの普及が遅れている原因の一つが、これらの法律や計画に「DPAT」「救急医療用ヘリコプター」という名称が明記されていないからではないかと考え、主張させていただきました。

地域防災計画を作成する際に、参考にする計画や法律のメニューの中に含まれていなければ、地域が独自に取り上げるとは考えにくいのです。

 

また、厚労副大臣は、政府の「危機管理組織の在り方に係る関係副大臣会合」のメンバーでもございません。

危機管理であれば、そこに医療は絶対必要となるにも関わらず、名前を連ねていないことからも、防災の大柱の1本として医療が位置づけられていないことがわかります。

 

「次回の改定でその言葉を絶対入れます」、とまでの言質は取れませんでしたが、私が言わんとするところはご理解いただけたようです。

 

来年3月には、仙台で国連防災世界会議で開催されます。

被災地の復興を世界に発信し、防災に関する我が国の経験と知見を国際社会と共有出来るよう、我々もさらに議論を重ねてまいります。

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「医療事故調査制度の発足と医療現場の対応」

昨日は、京都に、先の国会で成立した医療事故調査制度の研究会に参りました。

 

最近、研究会や勉強会にお邪魔して現場の声を聴き、その現場を視察をすることを続けて参りました。

 

いつも思うことは、「国会の仕組みを理解して頂き、我々政治家をもっと上手に使ってほしいな~」ということです。

 

 

今日の研究会でも、「制度や法律を作った厚生労働省が悪い」という論調で話をされるのですが、立法は国会の仕事です。

法案を審議するために、専門の委員会があります。

国会、委員会の議論を飛び越えて、法律は成立致しません。

それが悪法や悪い制度であれば、委員会の中で質問を通し確認し、議論を尽くさねばなりません。

 

しかし、皆様、その問題意識を直接、厚生労働省にぶつけ、「なぜ、自分達の主張を聞き入れてくれないんだ」と不満を持たれるのです。

 

政治家の仕事は、盆踊りを踊ることでも、飲み会でお酒を飲むことでもありません。

我々国会議員の仕事は、国の制度を作ることです。

悪法であれば、我々が正さねばなりません。

制度で困っているのであれば、我々がその声を拾わねばなりません。

委員会でその声を伝え、議論させてもらうからこそ、国民の代表なのです。

 

業界団体の声は、毎日の様に議員会館に届きます。

もっと、皆様の声を政治家に届けて下さい。

我々、小さな野党でも、委員会の質疑で勝ち取る事が出来るものが沢山あります。

 

悪法や使い勝手の悪い制度は、我々、政治家の責任です。

一人一人の政治家が、与えられている立法出来る権利を行使し、政治家の役割をもっともっと、国民にアピールしてほしいと思う今日この頃です!

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厚生労働委員会一般質疑

昨日は、塩崎大臣になって初めての厚生労働委員会質疑が行われました。

特に法案はなく、自由に厚労分野についての質問ができる一般質疑と呼ばれるものです。

私も久しぶりの質問に気分も高揚いたしておりました。

 

私の質問のテーマは、「災害医療」

 

 

災害大国日本にも関わらず、災害医療後進国の現実を一つ一つ問い質し、早急な対応をお願い、いいえ、強く要求いたしました。

 

365日24時間稼働している日本DMAT事務局も、職員の皆様の善意に頼った運営をしている現実。

災害医療をサイエンスとして捉え研究する体制もなく、災害時の医療データを蓄積・分析を行うシステムもない現状。

さらに、なかなか進まないDPAT(災害派遣精神医療チーム)の整備に、開催されない災害対策連絡調整会議。

どれをとっても防災の一翼を担う医療とは言い難い現状が浮き彫りになりました。

 

基盤強化のためには、さらに人的・物的支援も必要だと誰もが理解できるにもかかわらず、手つかずのままです。

広島県では公衆衛生チーム、岩手県では福祉DMATなど独自の取り組みを試み、訓練も積んでいるというのに、国がこのような体制であることは恥ずべきことです。

 

この質疑によって全てが解決できるとは思っておりませんが、災害医療の現状は、政務三役を含め、皆さまと共有できました。

この現状に危機感を持っていただけたのであれば、省庁に対し、何等かの対応を指示するはずです。

 

災害医療については、災害特別委員会でも内閣府に対し、その重要性を認識していただきたいと質疑させていただく予定です。

 

でも、なぜここまで災害医療について、充実が図られなかったのかしら?

それは票にならないからですよ・・・・

そんな仲間の何気ない一言に、唖然とした薬師寺でした。

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豊田四郷八柱神社の棒の手警固祭

10月12日、豊田四郷八柱神社の棒の手警固祭に参りました。

棒の手の演技に惚れ込んで、今年は最後までじっくり見せて頂きました。

 

一瞬の気の緩みで大怪我になる迫真の演技、子供たちの真剣な眼差し、見るものを圧倒するベテランの気迫、どれをとっても素晴らしく、必死に応援しておりました。

 

 

演技も終盤、気がついたら私もくたくた‥

自分が演技した様な気分になってしまいました。

 

昨年、ヒヨヒヨとしていた子が一人前の演技しているのを見ると嬉しくなったり、槍が背中に刺さったのを見ると声をあげてしまったり、本当に楽しい一時でした。

来年も楽しみに致しております!

 

それまでに、私も挨拶練習しておかねば♪10712794_298344237020446_8602515718496654534_n10616425_298344300353773_3659106094789547522_n

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災害医療センターDMAT事務局見学

立川にある災害医療センターDMAT事務局に行ってまいりました。

 

私は厚労委員会と災害特別委員会に所属しております。

その共通項が「災害医療」です。

残念ながら、日本はまだまだ災害医療後進国です。

防災というカテゴリーに医療・介護をいかに介入させていくのかが私のテーマだと考え、閉会中に準備してまいりました。

 

 

皆様ご存じのDMAT=災害派遣医療チームは、「災害急性期に活動できる機動性を持った トレーニングを受けた医療チーム」と定義されております。

DMATチームは、医師、看護師、業務調整員で構成され、大規模災害や多傷病者が発生した事故などの現場で急性期(おおむね48時間以内)に活動します。

今回の御嶽山の噴火や広島の土石流など、各地で活躍している姿は、皆様も報道等でご存知かと思います。

 

今回は、DMAT隊員養成研修も見学させていただきました。

座学は最小限にシュミレーションや実践訓練を行うことで、現場力を養うとのこと。

 

しかし、まだまだ課題は山積いたしております。

頂いたご意見を一つ一つ委員会などで解決するため、データを収集いたしております。

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さあ、いよいよ審議の場が開幕します。

明日は山谷大臣になり、初めての災害特別委員会です。

本国会も全力でぶつかってまいります!

 

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候補者研修会

みんなの党では10月3日・4日に候補者研修会を行いました。

今回、私の担当は、「セクハラ防止研修」でした。

党所属女性議員のアンケート調査を基に、地方議会の現状と今後の方策についてお話いたしました。

 

約半数の女性議員がハラスメントを受けているにも関わらず、声も挙げられない。

その事実がわかっていながら議会は守ってくれない。

今回のアンケートでさえも、個人を特定できないように公開には配慮いただかねば協力できない等の生の声を皆様と共有いたしました。

 

 

この結果を持ち、地方議会の自主自立を尊重するのであれば、主体的に「セクハラ研修」を行ったり、議会規則の見直しなどに取り組んでいただきたいとお願いもいたしました。

 

セクハラの受け止め方には男女差がございます。

しかし、受ける側が不快に感じるか、あるいは不利益をこうむる結果であれば、「セクハラ」なのです。

ご参加いただいた皆様には、女性が何を言われても何をされても、笑って耐えなければならないこと自体がすでに時代錯誤であることを議会人として認識していただけたことでしょう。

そして、今後、議会でそのような姿を見た際には、声を上げて抗議していただけることでしょう。

 

企業ではすでにジェンダーフリーを超え、ダイバーシティ・マネジメントの時代に入っております。

議会はすでに周回遅れです。

これからは、国会でも、様々な『個性を基とした違い』を国内に取り入れ、活用することにより、国力を強化していくための議論を展開してまいりましょう!

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愛知県がんセンター開設50周年記念式典

 

10月4日は、愛知県がんセンター開設50周年記念式典に参加致しました。

がんセンター出身の医者、薬師寺にとって、この50年の重みは感謝以外の何物でもありません。

 

卵巣がんと日々戦ってきた父の苦悩とがんが克服できない悔しさを、我々家族も支え続け、気がつけば自らもその道へと邁進していました。

がんセンターのレジデント時代、病院内に与えられた鰻の寝床のような部屋で、24時間

患者さんと向き合い必死に学んだ毎日。

そこで私が決意したことは、「看取り医」になるということでした。

 

 

看取りのために、緩和ケアだけではなく、生命倫理、医療コミュニケーション、死生学、医療政策、医療経済…様々な学びを続けて参りました。

多くの患者さんの死に臨み、医療の無力さ、人間の尊さ、医師という職責の重さなど、語り尽くせない思いがあります。

 

しかし、皆様に覚えていて頂きたいのは、今のがん医療の発展は、多くの患者さんの命の上に確立したもの、そして多くの心ある医療者の善意と犠牲の上に成り立っているということです。

 

そして、今、がんは撲滅するものから共存するものへと変化しています。

科学がどんなに発展しても、我々はいつかこの身体を手放さねばなりません。

 

誰もが迎える「その日」のために、1日1日を大切に、一瞬一瞬を耀きながら、いのちを大切に活きてまいりましょう!

 

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プロフィール

薬師寺道代
(やくしじみちよ)
参議院議員
医師
(専門:生命倫理・医療政策・緩和医療・医療コミュニケーション)
NPO法人 からだとこころの発見塾 理事

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