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2014-08

災害対策特別委員会閉会中審査

参議院災害対策特別委員会の閉会中審査が開かれ、平成26年8月豪雨による被害状況等についての質疑が行われました。

私も質問に立ち、

1.災害弱者の皆様に対する支援

2.男女共同参画の視点からの防災・復興の取り組み

3.心のケア

について質疑させていただきました。

 

「災害弱者」とは、自分の身に危険が差し迫った場合、それを察知する能力、危険を知らせる情報を受け取る能力、そうした危険に対して適切な行動をとる能力の面で、ハンディキャップをもつ方々です。

傷病者、身体障害者、精神障害者をはじめ、乳幼児、高齢者や、日本語の理解が十分でない外国人の皆様へ配慮された防災対策・避難援助でなくてはならぬはずです。

 

また、政府より「男女共同参画の視点からの防災・復興の取り組み指針」が出されております。

女性に配慮した避難所の取り組みや、女性ボランティアへの注意喚起など、内容もよくまとまり、チェックリストなども工夫されております。

しかし、現実に使用されていなければ意味がありません。

現在の状況では、避難所生活も長期化することが懸念されております。

今一度、確認をいただき、老若男女、皆が快適に生活できる環境整備をお願いいたしました。

 

そして、最後に心のケアです。

見落とされがちですが、1週間を過ぎた今、反応期へと移行していく時期でもございます。

興奮も治まり、生き残った罪悪感などにさいなまれ、不眠や抑うつが出現してまいります。

そのような兆候を見落とさず、専門家につなぐことが自殺防止・うつ病発症予防にもつながります。

長期的にはPTSD発症にも注意が必要です。

息の長い心のケア支援体制整備をお願いし、私の質問を終わらせていただきました。

 

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第一回「女性候補者増加のためのクオータ制導入プロジェクトチーム」

昨日、第一回「女性候補者増加のためのクオータ制導入プロジェクトチーム」会議が行われました。

 

クオータ制とは、政治システムにおける割り当て制度のことを示します。

社会に残る男女の性差別による弊害を解消していくために、積極的に格差を是正して、政策決定の場の男女の比率に偏りが無いようにする仕組みの一つですが、我々は、この方法ですべての問題が解決するとは考えておりません。

 

しかし、女性議員の数を増やさねば、選挙の際に公約に掲げていても、女性や社会にとって有益である政策も、優先順位が後回しとなってしまいます。

現在、国会も地方議会も女性議員は11%しかおりません。

町村議会においては、約40%の議会に女性議員が存在しないことがわかっております。

 

私も医師として働く中で感じた疑問を解決しようと、政治を目指しました。

1人でも多くの女性が、自らの生活の中で感じた疑問を解決する一つの方法として、政治を目指していける環境整備にこれから努めて参ります!10610932_281827588672111_5421580458242277500_n

 

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広島県豪雨災害対策本部

8月25日、党では広島県豪雨災害対策本部を立ち上げました。
広島県廿日市市議会議山本和臣氏、みんなの党広島県連絡協議会幹事長小田康治氏にも参加いただき、第一回会合を行ました。

その後、内閣府亀岡偉民大臣政務官(防災担当)へ「平成26年8月豪雨により発生した広島市の大規模土砂災害に対する緊急対策及び他の土砂災害危険箇所への対応の緊急要請」の申入れをいたしました。

28日木曜日には、衆参両院で災害特別委員会が行われることになりました。
私も、医師・女性の視点で質問をしようと準備をいたしております。10460711_280001968854673_4040369163456971574_n

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チャイルド・ライフ・スペシャリスト

昨日は、東邦大学大森病院へ伺い、チャイルド・ライフ・スペシャリストの原田さんより、活動の様子をご紹介いただきました。

 

皆様、チャイルド・ライフ・スペシャリスト(CLS)という医療専門職をご存知でしょうか?

 

CLSとは、主として、病院に入院している子どもとご家族への心理社会的支援を提供する専門職の方々です。

米国では、子ども病院、小児病棟、一般病院だけではなく、ホスピス、クリニック、デンタルクリニック、家庭裁判所、児童虐待一時保護施設など、多くの現場で活躍が期待されています。

 

私も昔は、「治療内容を子どもに説明しても理解できない。騙して押さえつけてなるべく短時間で痛い処置は済ませてしまうように」と指導を受けたものです。

しかし、担当した2人の子供たちが、治療過程で引きこもりやうつ症状を発症したという苦い経験もあり、悩んだ結果、たどり着いたのはこのCLSという専門職でした。

 

CLSの役割で一番感動したのが、プリパレーション(心の準備とリハーサル)です。

医療体験に対して、何も知らされないこと、何もわからないことの方が子どもにとっては逆に不安であり、余計な恐怖心を募らせてしまうため、事前に、子どもの年齢や発達段階、理解度、個別性に応じた方法で、子どもにわかりやすい説明を行うのです。

 

写真は、お腹の中が前後面から開き、お腹の中の臓器の位置がわかるお人形です。

この様な材料を使いながら子ども自身の心の準備と医療体験へのリハーサルを行い、子ども自身が医療体験に対して主体的に取り組めることができるようサポートしてくださいます。

 

しかし、残念ながら日本ではCLSは国家資格ではありません。

現在、日本で活躍している31名のCLSは、単身、アメリカに渡り、大学修士課程を納め試験に合格した後、日本に帰国して活躍しております。

そのほとんどが看護師であるにも関わらず、待遇も不安定で、就職先も見つかりにくいのが現状です。

 

私も、厚労委員会で取り上げさせていただき、その必要性はご理解いただけたものの、次の一手が図られません。

私は諦めません。

何度でもこの問題について質疑させていただき、子どもたちが安心して医療を受けられる環境を医療者と共に創り出してまいりたいと思います。

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「女性医師のさらなる活躍を応援する懇談会」

先週の金曜日、厚労省で開催された「第1回女性医師のさらなる活躍を応援する懇談会」を傍聴致しました。 現在、医学部入学者に占める女性の割合は約1/3。 今後の医療提供体制を論じる際に、女性医師問題は避けて通れぬ問題です。 今回の懇談会では、現役でご活躍中の女性医師の皆様や医師会・全国医学部長病院長会議の代表より、病院・学会での成功事例やシステムについて説明をいただきました。 今回は第1回ということもあり、各先生方の熱い思いが語られ、時間も不足してしまう事態も。… 多くの困難を乗り越え、これまで勤務を継続してきた事実を少しでも理解して頂きたい、何とか後輩のためにも現状を変えたい、そんな思いが一言一言に込められました。 私も、自分の姿を重ねて聞いておりました。 医師の過重労働は常態化しております。 医療者の善意で成り立っている医療提供体制は、限界に来ています。 当直も頻繁にあり、夜間の呼び出しにも対応せねばならない、自分の子供が発熱しても保育園に迎えに行けない、家に帰れば一人で家事をこなす。 女性医師は人間的な生活が望めない、でも、そこには自分を必要としている患者さんがいる。 仕事と家庭の板挟みに、心身疲れはて、やがては現場を去っていく。 この現状を、女性医師の問題として捉えるのではなく、医療の質・医療の安全性の向上という視点や過重労働の改善という観点で制度化せねばなりません。 私も女性医師の一人として、必ず成し遂げなければならぬ政策の一つです。 この懇談会を受け、8月24日にシンポジウムが開催されます。 若いドクターにも是非ともご参加頂き、意見交換をお願いしたいと思います。
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豊川平和祈念式典

昨日は、豊川平和祈念式典に参列させていただきました。 昭和20年のこの日、豊川海軍工厰が被爆し、2500名以上の尊い命が一瞬にして奪われてしまいました。 当時、工場の中にいて、奇跡的に助かった語り部の伊藤さんのお話を伺いましたが、その余りにも悲惨な事実に涙が止まりませんでした。 伊藤さんはおっしゃいました。 語り部となった当時は、助けてという人の手を振りほどいて逃げたことや、御遺体を踏みつけ助かったことなど、とても話さなかった。… しかし、80になった今、子供たちに本当の事を知って欲しいと、起こった事を全て話せるようになったと。 伊藤さんの心の中で戦争が終わったのは、ほんの数年前だったのでしょう。 間もなく終戦記念日です。 哀悼の誠を捧げ、苦しくとも事実から目をそらさず、起こった事の全てを、我々生きている、生かされている者が受け止めなければなりません。 安らかに御休み下さい。 我々が平和を愛する思いを紡いでまいりますので10561759_274027209452149_9125988529059596480_n1904095_274027072785496_6587256276171124192_n
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健康生きがい学会

昨日は、青森県弘前市に勉強に参りました。
健康生きがい学会の今回のテーマは、「在宅ケアと健康生きがい」です。
先の国会で議論された医療介護総合法案の中でも地域に担っていただく「地域包括ケア」は、これから地域によって様々なデザインが描かれます。
中学校単位での街造り、有床診療所の存在意義、介護老人保健施設の必要性、これらのトピックスにも地域包括ケアの鼓動が実感出来ました。
今回の法改正は超高齢化社会への一つのプロセスにすぎません。
さらなる改正に向け、まだまだ勉強を続けます。

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プロフィール

薬師寺道代
(やくしじみちよ)
参議院議員
医師
(専門:生命倫理・医療政策・緩和医療・医療コミュニケーション)
NPO法人 からだとこころの発見塾 理事

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