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2014-03

時間切れ

いよいよ参議院での予算審議も大詰めを迎えています。報道にもありますように、与党は、20日にも参議院で予算を成立させたいようです。

本日は予算案の委嘱審査が行われました。この委嘱審査は、予算及び決算の審査だけに認められている制度です。ちなみに、衆議院では分科会と言われており、衆参で呼び方が違います。

委嘱審査は、厚生労働委員会や文部科学委員会など、いわゆる常任委員会で行われます。私も、厚生労働委員会で厚労省所管の予算案について審議しました。

質疑では、日本の医師の絶対数は十分なのか、足りないのかについて、厚労省の見解を聞きました。それに対して、厚労省からは、2025年度を目途に33万人を目指して施策を進めていると回答がありました。

この回答は、医療現場の現状を全く理解していないものです。医療現場の労働環境は過酷です。ある調査によると、勤務医の4割は週の平均労働時間が60時間を超えています。夜勤では、睡眠時間が4時間未満。その上、翌日も約9割の医師が通常どおり勤務しています。

このような現状では、いつ医療ミスが起こってもおかしくありません。その上、これからは医療と介護をトータルに行っていく時代だと思います。そのためには、在宅医療を担う医師も増やしていかなければなりません。

医師の絶対数は少ないのです。しっかりした医療ビジョンを描いて、それに見合う医師数を確保していくことが大切なのです。厚労省の回答に、ヒートアップし、質疑をしていましたら、あっという間に与えられた質疑時間が来てしまいました。その後の質問については時間切れで、十分な審議ができませんでした。

今日は女性医師の再就職支援など、もう少し議論したかったのですが、残念です。これからは時間配分にも注意しながら、質疑をしなければと反省しました。

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メンタルヘルス

今週は、雪害被害の現地視察から始まり、災害対策特別委員会と厚生労働委員会での国会質問と、まさに時間に追われる一週間でした。少し長くなりますが、今週の活動について書きたいと思います。

311日で、東日本大震災が発生してから3年が経過しました。震災から物質的な復興は、原発事故被害を除けば、歩みが遅いものの進みつつあるようです。しかし、心の復興は進んでいるのでしょうか。

ある政府の調査結果から、「心の健康に問題がある方」は昨年度より回復状況にあるようですが、それでもまだ2割を超えているようです。特に、仮設住宅にお住まい方のほうが高い割合を示しており、男性よりも女性のほうが多くなっています。また、宮城県では、2013年度のドメスティックバイオレンス(DV)が前年より11.3%増加し、「長期の仮設住宅暮らしからのストレス」が原因の事案もあったとの報道もあります。

 災害対策特別委員会と厚生労働委員会で、メンタルヘルスの問題を交えて質問を行いました。災害対策特別委員会では、今回の雪害で被災された方々に、メンタル的なサポートが今後必要になってくることが予想されるので、厚労省の対応を聞きました。厚労省からも、しっかりと取り組んでいくとの回答を頂きました。

 また、厚生労働委員会では、病気などで会社を休業した方が、休業中に保険組合等から支給される傷病手当金の申請について質問をしました。この傷病手当金を受給するためには、申請時に医師等の意見書を添付することになっています。法律上では、「医師等」は医師や歯科医師、産業医などを想定しています。

 最近は心の健康問題で休業された方が増えており、職場復帰に対する判断が、主治医と職場の産業医とで分かれることがあります。なぜなら、主治医は患者さんの日常生活レベルの回復に重きをおくことが多く、それに対して、産業医は患者さんの職務内容を知っているが故に、職務に耐えられるのかで判断します。

 このように主治医と産業医で判断が分かれた場合、産業医が意見書を書いて申請すると、保険組合等から受理されないことがあります。職場復帰も出来ず、傷病手当金も支給されず、一番困るのは患者さんなのです。

 このような、法制上と現場での運用に相違が生じていることに対して、田村厚労大臣から、産業医も意見書が書けることを周知徹底していく旨の回答を頂きました。

 これからも、東日本大震災からの「心の復興」をはじめ、メンタルヘルスの問題に積極的に取り組んで行きたいと思います。

 明日は、厚生労働委員会で来年度の厚労省所管の予算について審議します。明日も質問があり、土日も準備に追われています。ただ単に、質問をこなすのではなく、テーマを持って取り組んでいきたいと思います。通常国会も中盤に入り、予算の審議から法案の審議に移っていきます。質問の機会も増えてきますので、充実した審議が出来るよう頑張って参ります。

 

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表敬訪問

東京は、3月になってというのに雪がちらつく寒さでした。

この寒さの中、みんなの党は、アラブ外交団による表敬訪問を受けました。

パレスチナ、バーレーン、オマーン、モロッコの4名の大使がお越しになり、みんなの党は、浅尾幹事長、松田広報委員長と私でお迎えいたしました。

なぜこのような場に私が参加したかというと、党の国際活動は総務委員会の担当なのです。総務委員長としてのお仕事として、今日は皆さんをお出迎えしました。

党の役職に就かせて頂いて、国会活動だけでなく、活動の幅がひろがりました。image5image

 

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予算委員会デビュー戦

党大会実行委員長の役目が終わり、ほっとするまもなく、参議院予算委員会での質問の機会を与えて頂きました。なんと、本日は全閣僚が出席して行われる基本的質疑で、1年生議員では、なかなか順番が回ってこない質問です。

先週は、質問の準備に慌ただしい毎日でした。本日は、社会保障・医療政策、日本版NIH、女性政策について、総理をはじめ、5人の大臣に質問しました。

さすがの私も、初の予算委員会でいきなりのテレビ入りでしたので、緊張いたしました。しかし、薬師寺は薬師寺と思い、自分が聞きたいことを思いきり政府にぶつけてみました。

田村厚生労働大臣には、育児休業の取得率は向上しているものの、昭和60年代から出産を機に離職した女性の割合は、女性就業者全体の6割を占め続けている状況について、質問をしました。大臣から、「そのような現状が、女性の就業率向上に向けての課題であると理解している」との答弁を引き出しました。また、介護休業制度についても、導入当初から様々な課題があるとの答弁も頂きました。より良い制度になるように、今後も審議していきたいと思います。

また、森担当大臣には、日本再興戦略で示されている「ベビーシッターやハウスキーパーなどの経費負担軽減」についての検討状況について伺いました。負担軽減については、現在まだ検討中だが、女性の負担軽減につながるようにしたいと、答弁して頂きました。

安倍総理への質問の最後に、女性が活躍できる環境整備の実現への決意をお聞きしました。総理からは、「女性が輝く社会」の実現は成長戦略の中心的な課題なので、しっかり取り組んでいくとの、力強い答弁を頂きました。

政府には、まだまだ聞きたいことが沢山あります。これからも様々な委員会審議を通じて、建設な審議をしていきたいと思います。

予算委員会でのデビュー戦としては、反省すべきことも多々ありますが、これを糧にして、一層努力して参りますので、これからもご指導・ご支援をよろしくお願いいたします。

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プロフィール

薬師寺道代
(やくしじみちよ)
参議院議員
医師
(専門:生命倫理・医療政策・緩和医療・医療コミュニケーション)
NPO法人 からだとこころの発見塾 理事

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