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2011-08

木を見て、森を見ず

さあ、いよいよ明日は民主党の代表選である。

誰しもが次の総理大臣が誰になるのかは興味があるところ。しかし、盛り上がっているのは、民主党の国会議員だけ。世間の風は冷たいようである。

しかし、今の政治家は、どうして小さくまとまってしまったのだろうか?

いつもは「国民の生活が第一」と、票のためにばらまきをする政党でさえ、今回の代表選では、国民の方では見ていない。テレビでも、携帯を手に持ち、各国会議員に支援を訴える議員の姿が映し出される。その姿にも呆れるが、その中身はさらに情けない。政策など全く関係ないのである。一部の議員は、「選挙後の自らの処遇や派閥が大切、政策は二の次だ」と豪語している。

今回の代表選でも、部分最適ばかりが討論され、 全体最適、将来の日本をどのように導いていくのかの議論には程遠い。

政権与党は、沈没しかけた日本丸を、どこに寄港させ、修復させようとしているのか?このままだと、やっつけ仕事で、とにかく走れるだけにして、航海図もなく、さらに危険な大海原に漕ぎ出そうとしているようにしか私には見えない。

日本再生のためには、場当たり的な政策は必要ない。もっと、長期的な視野で日本の将来を議論してほしいと思うのは、私だけであろうか。

部分最適は日本のお家芸のようになっている。それが縦割り行政である。

縦割り行政の弊害こそ、日本丸沈没の元凶ではないか。それがこの大震災、そして原発人災によって、さらにその問題点が浮き彫りになっている。

子どもたちを放射能汚染から守りたい!

福島から来た子を持つ親たちが文部科学省前に集結し、文科省が定めた学校の校舎・校庭等の利用判断における暫定的な目安として「放射線量年間20ミリシーベルト」の撤回を訴える。しかし、文科省のお役人に放射能の怖さなどわかるわけがない。人間の健康については、厚生労働省が管轄。さらに、原発については経産省、汚染については環境省。一つの問題を解決するために、どれだけ、たらい回しにされたらよいのか。皆、責任逃れ、何処も問題を総合的に解決はしてくれないのだ。

だから、国家戦略局が必要だと言ったではないか・・・

この有事にも、真のリーダー不在のこの国は、危機感もなく、わが身がかわいい官僚と政治家によって、今日も粛々と業務範囲を逸脱しない慣例に乗っ取った部分最適の仕事が行われていくのだろう。

幼児教室で先生に「あなたの大切なものは何ですか?」と聞かれたわが息子。

息子「はい!森です!」

先生「・・・・・・」

5歳の子でも一日で教育効果は上がったのに。しかし、その解釈は、教室の先生に、ちょっと難しかったのかもしれない。

いつか見た風景

このタイトルを見て、すでに私が何を言いたいのか、分かっていただけるかと思います。

結局、民主党も自民党と同じ穴のムジナ。こんなことを望んで、国民は政権交代をさせたのではありません。

もう止めませんか、こんな茶番劇?O氏詣でやH氏詣で。

政策よりも、自分の地位をより高く買ってくれる候補者を応援するなど、国民を馬鹿にしているとしか思えません。

国民不在、政策無視の代表選など意味があるのでしょうか?

彼らにとっては、民主党で総理大臣になれる最後のチャンスなのかも知れませんが、国民にとっては、日本再生の最後のチャンスになるかもしれないのです。

日本の総理大臣の地位は、そんなに軽いものなのでしょうか?O氏とH氏、お二人の好き嫌いで日本のリーダーが決まっていいのでしょうか?

野党時代、「ころころと総理大臣が変わり、これでは対外的な信用も確立できない」と言っていたのはどこの党だったのでしょうか?

とうとう世界からも、日本の稚拙な政治が見放され、国債の格付けも格下げされてしまったではないですか。

目を覚ましてほしい、政治家の皆様、そして有権者の皆様にも。このような政治を許してきた我々国民にも、責任の一端はあるはすです。

政治はもう見放したよ・・・

誰がやっても同じだよ・・・

諦めるのは簡単です。しかし、政治なしには、この国や地域を運営することは不可能なのです。我々も政治に対して、もっと厳しい態度で臨むべきです。Noと言える有権者が、日本の政治を成熟させ、未来の日本を創る原動力となっていくのです。

ところで、日本の民話では、ムジナ(アナグマ)はキツネやタヌキと並び、人をばかす妖怪として描かれることが多いそうです。タヌキとキツネの役者は揃っています。さて、ムジナに配役されるのは誰なのでしょうか?

来週月曜日は、民主党の代表選です。

街頭こそ我らの原点

仙台市議選の応援に、全国でも声を上げなければと、久しぶりに、「みんなの党愛知」として、栄・名駅前で街頭活動をいたしました。

道行く皆様から、「ひさしぶり~」「元気だった~」「がんばってるね~」と声をかけられ、メンバーのこわばっていた顔にも笑顔が。段々と士気が高まり、マイクを持つ手、その声にも徐々に力が入り、自分の持ち時間を忘れ、延々と演説が止まらなくなる者も。

地方選の時の何ら変わりないその姿に、私も勇気をもらいました。みんなの党愛知は不滅です!

10年後20年後の未来のために、正しいと思うことは、一人になろうとも正しいと主張し続けます。票のための政策には走りません。

選挙期間さながらの活き活きとした雄姿に「みんなの党の原点は、街頭だ!」と気づかされました。忘れていたわけではありません。しかし、度重なる同志の惨敗に見失いそうになってしまった心、諦められない思い、そして次への雄志、複雑な心模様に一筋の明かりが灯りました。

お手紙やメール、お電話など、今までも多くの応援を頂き、本当にありがとございました。

私どもみんなの党愛知は、お一人お一人に政策を届ける活動をこれからも続けてまいります。

皆様の町で、もし「みんなの党」の旗を見かけたら、気軽にお声をかけてください。そこには、一段と大きくなった「みんなの党メンバー」の、確実な一歩をご覧いただけることでしょう。

ご要望が多かったセミナーも、もちろん計画中です。

皆様にお知らせできるその日まで、どうか楽しみに!

危機管理と代表選

仙台市の市議選が始まり、いよいよ被災地でも本格的に選挙が解禁となってまいりました。

皆様もご存じのとおり、被災地では何も進まぬまま、がれきも一面の夏草に覆われ、季節も次々と移り変わり、秋になろうとしております。国は何を考えているのか、県はなぜ動けないのか、そして身近な地方自治体は何をしているのか、地元の人間でなくても怒りが沸々と込み上げてくる光景です。

東京では、自立式電波塔として世界一のスカイツリー建設が進む中、なぜ新幹線で1時間半しか離れていない被災地の復興どころか復旧さえも進まないのか、ここは世界第3位のGDPを誇る日本なのかと疑いたくなってしまいます。

その上、福島原発の人災も、結局は国民負担として我々にその付けが回されます。何のための保安院だったのか、国の安全基準はどのような根拠で作成されたのか、挙句の果てに住民の意識誘導のための裏工作など、次々と出てくる不祥事の山。官僚天下りの温床、半官半民体質の電力会社もここまで来てしまうと、政府も知らなかったでは済まされません。国の信頼も底が抜けて当然です。

中国の高速鉄道事故を、「未熟な国のやることは・・・」と笑っているどころではありません。我が国こそ、襟を正し、官僚統制中央集権国家の枠組みを見直さなければ、同じことの繰り返しです。

忘れてはなりません。TPP問題、基地問題、領土問題、対外的にも問題は山積だったはずです。その度に、政府の危機管理能力のなさは何度も指摘されてきたではないですか。しかし、日本の総理大臣の任期は1年、党内抗争に明け暮れ、いつの間にか国民まで煙に巻かれ、そのことを忘れてしまいました。この5~6年で、危機管理という世界の常識から、日本は置いて行かれたのです。

「危機管理とは、想定外のことを想定することだ」と有識者が口々に述べています。今こそ、危機管理能力を有するためには、意識改革と組織改革が必要です。申し訳ないのですが、既成概念にしがみつき、前例に従ってしか動けない政治家や官僚には退場いただくしかありません。

出口が見つからない日本、新しい風はどこから吹いてくるのでしょか?

今の与党に、真のリーダーは存在するのでしょうか?

今こそ、何があっても事の真実を見失わない、「国民の眼力」が試されています。

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プロフィール

薬師寺道代
(やくしじみちよ)
参議院議員
医師
(専門:生命倫理・医療政策・緩和医療・医療コミュニケーション)
NPO法人 からだとこころの発見塾 理事

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