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2010-10

知事の仕事1

事業仕訳がはじまっています。
その手法は、本当に予算の削減に役立っているのか疑問ですが、閉鎖空間で行われていたことを見える化したことによって、国民の視線を集めています。
さて、お役所仕事といったら、皆さまはどのような印象をお持ちでしょうか?
残念ですが、私はあまり良い印象を受けた事がありません。
住民票・印鑑証明を取りに行っても、待たされたあげく、高い料金。さらに、機械化され、機械を使用するのにもたもたしているお年寄りに、その方法を教えてくれるのは警備員。その上、窓口の方の横柄な態度。役所に行かねばならないと思ったとたん、「時間がかかるぞ」と覚悟し、そしてあらゆることに忍耐を強いられます。「お役所仕事だから仕方ないか・・・」そうつぶやくしかありませんでした。
支援者の皆さまからも、ご意見をいただいています。
「自分が若いころ、学年で1・2番を争っている友人が公務員になっていった。どれだけ素晴らしい仕事をしてくれるのだろうかと心待ちしていたが、・・・・」
「能力は高いと思うのだけど・・・・」
「若い事は志し高く、がんばっていたのだが、いつの間にか、その志はつぶされてしまったようだ」
公務員の皆さまも、そう思われている現状に甘んじているだけではないと、私は信じています。きっと変化のチャンスを待っているのだと思うのです。さらに効率化を図ることにより、削減できるところも多く存在していることでしょう。
しかし、今回の事業仕訳のように、名実ともに「さらしもの」になることは果たして公務員の皆さまの「やる気」を起こすことにつながるのでしょうか?ここは台風が通り過ぎるまでの我慢と思っている方も多いのではないでしょうか?
「知事の仕事とは?」
一番のパートナー、県庁の職員の皆さま・基礎自治体職員の皆さまのやる気を掘り起こすこと、県民の皆さまのために知恵と工夫が発揮できる職場を作ること。まず、それが第一にやらねばならぬことだと思います。「役所職員の意識改革!」そんな使い古された言葉はいりません。
「愛知をサービス第一の県へ!」
そんな、前向きなローカルアジェンダを考えています。

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心療内科?新種の内科?

皆さまは、「心療内科」を御存じですか?

「心療内科」は「ミニ精神科・軽い精神疾患をみるところ」という誤解を受けている場合も多く、医療者さえ、「心療内科」と「精神科」はどう違うのか、説明することが出来ないのです。

心療内科は心身医学を母体とし、内科医を中心に発展してきました。

例えば、糖尿病を持っている若者が、入社した途端、血糖値のコントロールがつかなくなる。この患者さんは、入社し新しい環境の中で生活しなければならないというストレスが、症状の繰り返しに関係していることが分かります。

このように、身体的不調はこころの働きに、こころの不調は、身体的な働きに影響を及ぼします。単なる投薬だけでは、この不調を解消することはできません。「心理社会的な要因」が病気に関係している患者さんの治療を、全人的に行っていこうというのが、心療内科の役割です。

では、全人的とは?人の痛みは、5つあります。「身体的・精神的・霊的・社会的・文化的」この5つすべてが治療の対象として捉えられるのです。

実は、全国で80の医学部・医科大学の中で、九州大学、鹿児島大学、関西医科大学、東京大学、東邦大学の5大学にしか講座がないため、多くの医師は心療内科の講義や実習を受けたことがないのです。

それなのに、平成8年に厚生省が「心療内科」を標榜として認可して以来、全国のクリニックや病院に3000近くの心療内科が標榜されました。実は、その多くは精神科の医師です。

でも、なぜ精神科の医師が「心療内科」を標榜するのでしょうか?精神科と看板を上げることで、そこに出入りする方が多くの誤解を受けてしまいます。日本は、いまだに「精神病=危険」という偏見が残っており、レッテルを貼られてしまうことを恐れた患者さんの足は遠のきます。もっと、気軽に受診していただける環境を作るため、「心療内科」を標榜し、カモフラージュしている精神科医師も多いのです。このような理由でも、「心療内科=精神科」とさらに誤解が生じているのです。

「自分の専門でなくても、看板を上げることができる制度こそ見直すべきだ」と心療内科の専門医から御意見をいただきました。まだまだ医療も整理しなければならない制度が沢山あります。

今日、日本心身医学公開講座で講演をさせていただいた時の出来事でした。

ローカルアジェンダ作成経過報告

今日は、大分の総合福祉施設を見学させていただき、国や市町の福祉政策に関与していらっしゃる施設責任者さんとも意見交換もさせていただきました。
大分空港から高速で少し行ったところ、高台の静かな佇まい。介護保険サービスと介護予防サービス・公益事業の提供で、地域に根ざした高齢者が安心していられる「住みか」が、そこにはありました。
入り口を入ると、中は「穏やか」な雰囲気が流れていました。スタッフの皆さまもさわやかな挨拶も印象的で、きびきびと動いている様子が見て取れました。このような施設で時々経験するいやな匂いもなく、利用者や入居者の皆さまも笑顔で迎えてくださいます。
介護老人福祉施設(特養)では、多床(大部屋)と個室ユニットがあり、それぞれに工夫が凝らされていました。快適な居住空間になるように壁の装飾やベットの配置、トイレとの仕切り一つに至るまでスタッフの気遣いが感じられます。お風呂も、大風呂だったものを、入居者のニーズに応えるために、個浴のための3つのバスルームに改築したとのこと、個室には入り口に表札までかかっている、その対応のきめ細やかさに頭が下がりました。
入居し始めは自宅に外泊する回数が多い方も、だんだんとその回数が減り、時々外出する程度になるそうです。そして、認知症の方も、入居して3カ月もすれば、人が変わったように穏やかになり、御家族も驚かれるといいます。まさに終の棲家がそこにはありました。
天皇陛下のビデオを見ようとリビングに楽しそうに集まっていらっしゃる皆さまのご様子に、その話も納得。新たな楽しみに活き活きとしている「高齢者パワー」に圧倒されて帰ってまいりました。
しかし、課題は山積です。このような施設ばかりではありません。営利に走る施設、虐待するスタッフなど、新聞を賑わすことも少なからずございます。施設やスタッフの質を保つためのシステムがないのが現状のようです。スタッフのキャリアについても、まだまだ課題は残されています。働きがいのある職場をつくるためにも、人材育成や評価機能の充実などの政策を取り入れる必要があります。
ローカルアジェンダ作成も、一つ一つ現場を確認しながら作業を進めています。「机上の空論に終わらぬものを!」そう心がけ、急がず焦らずじっくりと取り組んでいます。
話をしてみたい、見学してほしいなど、皆さまからの情報提供もお待ちいたしております。
皆さまも、この機会に、私どもと一緒に愛知の未来を考えてみませんか?

政治と報道

さあ、今日から新しい事務スタッフが手伝いに来てくれました。電話対応など、最初はぎこちないかもしれませんが、皆さまで育てていただくつもりでお付き合いいただければ幸いです。新たなスタッフを迎え、事務所も仕切り直しでございます。よろしくお願い申し上げます。

さて、今朝の新聞報道で、皆さまには激震が走っているのでしょうか?ブログが荒れていると心配してくださる方もいらっしゃいました。他党さんは大変な騒ぎのようですが、私どもの党は、至って冷静・平静、「ふ~ん、そうなの」というくらいの受け止め方でございます。

私も報道を見る側だった時には、新聞の文字に右往左往したこともございます。しかし、報道される側になった今となっては、ここ数週間の報道に、「ああ、また一つストーリーが作り上げられていく」と悲嘆にくれています。報道さえも、党勢拡大や勢力維持に使用される。そして、何よりも、自分が生き残るための戦略に使われる「ツール(道具)」であることを忘れてはなりません。戦場の鉄砲と同じなのです。弾はどちらに飛んでいくのか分かりません。どこから飛んでくるのかもわかりません。「偽りの真実」さえ、報道によって「偽りもない真実」に変わってしまうのです。

それ以上に、言えるのは、政治の世界というのは、一寸先は闇だということです。食うか食われるか。やるかやられるか。戦国時代さながらの様相を呈しています。確実なことは、投開票日まで何もないのです。

以下、本日の記者会見で渡辺代表がおっしゃっています。

「みんなの党はアジェンダの党。今、薬師寺道代さんの方で愛知県のローカルアジェンダを作っていると思う。このローカルアジェンダが出来上がって、これを発表する時が正式な出馬表明となります。従ってまだ正式な出馬表明をしている訳ではありません。みんなの党が、アジェンダの党である以上アジェンダの一致するところで連携はして参るし、アジェンダが異なればしないだけのこと。

河村市長の減税構想は、この前の名古屋での記者会見でも申し上げたが、減税どうせやるなら経済活性化につながる、地方税ならば地域活性化につながる。そういう減税であるべき。これについて先方がどう考えるのかによるかと思う。こちらから連携云々を働きかけることは考えていない。」

マニフェストやアジェンダが出来上がらない間は、まだまだ誰が正式に立候補するのかは闇の中。報道が先行していますが、愛知の知事選は、まだ誰もスタートラインにさえ立っていません。

わたくしも、皆さまの御意見をいただきながら、「穏やかな改革路線」を考えております。まだまだ御意見募集中。よろしくお願い申し上げます。

それが私たちのやり方

みんなの党・愛知はいつも通りに、元気です。御心配なく。

体調が悪い事務スタッフをサポートしていただける方も申し出ていただきました。

ただ、ローカルアジェンダ作成にあたり、先を急ぎ過ぎて、実現不可能な物ばかり上げるのではなく、しっかりと地に足を着けた物にしていきたいと考えております。だからこそ、じっくりと時間をかけて現状把握から始めてまいります。だからこそ、時間が欲しいのです。

そして、何のために自分は戦うのか、大義のない戦いは、単なる争いです。改革と言うのは易し、しかし、本当に市民・県民がそれを望んでいるのか、それを見極める必要があります。派手なパフォーマンスもいらない。しっかりと戦える柱こそ、今、必要なのです。

「脱官僚!地域主権!生活重視!」と叫ぶのは簡単です。しかし、その次の明るい未来を作り出すには、何が必要なのか、具体策は何なのか、もう一度、一人一人が何のために大きな犠牲を払い共に戦おうとしているのか、見つめ直す必要があります。流れに巻かれるだけでは、心から本当の言葉は出てきません。人の心も打つことはできません。

それは愛知だけではないのです。全国で、大きな政党のバックもなく、コメントをいただいた大野市の松本さんのように、ただ一人で手を上げ、準備を進めている方もいらっしゃいます。皆でできることを持ちより、この勇気ある決断を応援しませんか?マイクを持ち、そこで戦った人間にしか分からない心があります。それを批判するのは容易いことです。しかし、その勇気に心から拍手を送りたいのです。

この地方選こそ、今後の日本の在り方を占う大切な選挙になるでしょう。だからこそ、慎重に進ませてください。勢いだけで進める程、愛知でも誰も甘く考えていません。

私は政治屋でも政治家でもないので、正直に言葉を並べていきます。発表が早すぎたのだというご批判も甘んじて受け入れます。しかし、勇気ある仲間は、大きな拍手でおくりだしていただきたいと思います。

情報格差

先週は、衆院選に向けた支部長も発表されました。東海地区はまだ少ないな~と思わないでください。隠し玉がこれから続々と出てまいりますので、ご期待ください。

私は、着々と地方選に向け活動しながら、本業である大学などの講義・産業医としての活動にも力を入れております。候補予定者の方々は、本当に真面目で一生懸命な方々です。政策について議論させたら、1日でも2日でも止まりません。彼らのそのピュアな心が、周囲の誹謗中傷によって折れ曲がらないことを願っています。政治のドロドロした部分が嫌で、興味があっても、今まで関れなかった方もいらっしゃいます。「単純だ」、「そんなのあり得ない」、「甘いよ」と言われても、「バッチを着けたいだけではない、本当に今の政治を変えたいんだ!」という心意気を彼らから感じていただければ幸いです。

最近、報道について考えさせられることが多いのです。先日の会見やセミナーでも、「減税日本」と連携するとは、代表も私も申し上げませんでしたが、いつのまにか「連携!」が独り歩きしています。私も報道の中で、「自分自身の言動」と違う「薬師寺みちよ像」が造り上げられ、違うところで違う事実が出来上がってくる恐ろしさを感じています。報道次第で、支持率など簡単に上がったり下がったりすることは歴然としています。選挙の「風」と言われるものも、報道次第。だから、国会でも派手なパフォーマンスばかりで、肝心な審議がなされない。残念でなりません。それをこの選挙でも痛感いたしました。

医療と同様に、政治にも情報格差があります。ストーリーありきで、調子のよい事実だけを作り上げようと思えば、誘導できてしまう怖さは、医療も政治報道も検察も同じなのでしょう。私自身も医療に携わる者として、患者さんにそのような思いをさせている当事者なのだと、痛感いたしました。報道だけに惑わされず、しっかりと真実を見極める目を持たねば、いつまでたっても「はやりもの好きの日本人」を脱皮できません。中国のように情報操作されている国ではないのです。どれだけでもどこからでも、情報をとることができるIT社会において、それを使いこなす我々が試されているのだと思います。

そして、私も先週の報道以来、大変大きな渦に巻き込まれています。「本来、何がやりたかったのか」、「何のために政治を目指す決意をしたのか」、もう一度原点に立ち戻り、自分を見つめ直す時間をいただきたいと思います。

お知らせ

夏から一緒に走ってきた事務スタッフの体調が優れず、お休みすることになりました。そのため、しばらく事務所の電話がつながりにくくなります。

お急ぎの方は、ファックスかメールでご連絡くださいませ。

御迷惑をおかけいたしますが、よろしくお願い申し上げます。

お騒がせいたしました

突然の出馬表明でお騒がせいたしました。このような大騒ぎになって一番驚いているのは、私です。もっと、ゆっくりと事を進めていけるかと思っていましたが、周囲がそれを許してくれない状況に、少々戸惑いながら、本日を迎えることになりました。

このブログをご覧の皆さまは、なぜ私がこの思いに至ったのか、御理解いただけることと思います。私がこれまで訴えてきた、国政の迷走ぶり、そして外交・防衛の不祥事、検察の権威失墜など、ありとあらゆることが、今回の決意につながっております。

「政権交代」という名の下、党内のパワーゲーム、そして地域や団体への利益誘導の政治に走っている間に、本来の国政の役割である「経済政策・外交・防衛」ができない国会議員ばかりを誕生させてしまいました。それが今回の様々な不祥事の根源だと思いませんか?

ではなぜ、国会議員が地域や団体の利益誘導に走らねばならないのでしょうか?それは、本来であれば、地域が決めるべき生活密着の政策を決定する権限を、国が持っているからです。

国の仕組みを変えなければ、権限の枠組みを変えなければ、国は本来行うべき「国益を守る」仕事に専念することができません。だからこそ、「地域のことは地域で決める」地域主権を勝ち取る必要があるのです。小さな政府とはまさにそのことを示します。国と地方の役割を明確に分け、生活に密着した政策決定の権限は、地方に移譲してもらいましょう。

そして、もう一つ。地域主権型道州制の導入を目指しています。交通や通信の発達によって、「都道府県」という枠が制度疲労を起こしています。もう一度、経済や医療など様々な側面からも、どのような単位が適当な「圏」なのかを考え直してみる必要があります。近隣県の皆さま方にも働きかけ、これからの日本の「新しい地図」を描いてみたいと考えました。

まだまだローカルアジェンダも作成中。皆さまからの御意見をいただき、活かしてまいりたいと思います。このブログに、メールで、どしどし「愛知改善策」をおよせくださいませ。

私の参謀は、皆さま方でございます。

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プロフィール

薬師寺道代
(やくしじみちよ)
参議院議員
医師
(専門:生命倫理・医療政策・緩和医療・医療コミュニケーション)
NPO法人 からだとこころの発見塾 理事

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