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2010-08-26

サバイバーと共に生きる社会

皆さまは、リレーフォーライフ(RFL)を御存じですか?
がんの知識の普及、啓発や、がん検診によるがん予防運動を全国的に展開している「日本対がん協会」が「がんに負けない社会を作る」活動の一環として行っている行事です。愛知県では、9月18日~19日にかけて「岡崎」で開催されます。
今、日本の男性の2人に1人、女性の3人に1人が生涯のうちにがんに罹患する可能性があると統計されています。至って普通の病気になった「がん」ですが、多くの患者さんは、病気の不安や恐怖と共に、「社会的な差別」にも苦しんでいらっしゃいます。仕事上での差別や制約など不利益は、「がんは死に至る病」という社会の認識がいまだに根強いことが原因です。
治療によって起こってくる副作用や障害などを「当たり前」に受け入れられる社会を作っていかねば、「病気」によって職を失い、社会的な存在さえ危ぶまれてしまう二重の苦しみを背負うことになってしまいます。芸能人などの華やかな復活劇は、一般にはありえません。
リレーフォーライフ(RFL)は、がん患者さんと家族、がん経験者に対して勇気と希望を与える「場」となります。患者さんもボランティアとして参加することで、社会のがんに対する認識を変えていく大きな原動力となります。
「リレー・ウォーク」は、有志でチームを組み、患者さん(サバイバー)たちと共にグラウンドを24時間交代で歩き続けます。
「ルミナリエ」では、メッセージを託したキャンドルに火を灯し、がんで亡くなった方を偲び、 がんと闘っている方々への応援をその火に託します。
是非、皆さまも一度HPを覗いてみてください。
政治や政府に頼らない「草の根運動」が、次から次へと市民レベルで広がっています。いつまでたっても動かない「お役所仕事」に市民は憤りを感じ、自立した動きを始めました。
党内の権力闘争などに「無駄な労力」を費やしている暇があれば、「チーム自民」「チーム小沢」「チーム菅」として、リレー・ウォークに参加して欲しいものです。サバイバーの皆さまと汗をかけば、「国民が何を望んでいるのか」「国民と共に歩む喜び」が見えてくるのではないでしょうか?
(参考)リレー・フォー・ライフ・ジャパンHP
http://www.jcancer.jp/relayforlife/

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プロフィール

薬師寺道代
(やくしじみちよ)
参議院議員
医師
(専門:生命倫理・医療政策・緩和医療・医療コミュニケーション)
NPO法人 からだとこころの発見塾 理事

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