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2010-08-11

派閥?政党?みんなの党

自民党の参院議員会長に中曽根弘文氏が決定した。
「今まで参院議員会長選でこれほど盛り上がった報道を知らないな~」と恥ずかしく思っていました。それもそのはず、派閥や実力者による調整で、事前に候補者が一本化され、今までは、無投票で決まっていたそうです。そのような現状の中、主に中堅・若手に推された中曽根氏は「脱派閥」を掲げ、支持を広げたと分析されています。「自民党の派閥談合と長老支配の時代が終わったことを告げた」とブログに書いた自民党の議員もいます。

永田町は、世間一般と違った時間を生きているようですね。先の衆院選で、国民の洗礼を受けたにもかかわらず、ここまで1年間、古い体制を相変わらず引きずってきたことに驚きました。時代の流れがつかめない。これでは技術革新が起こっても、その価値さえ理解できない。世界の時流が変わっても、気づくことが出来ない石頭の集団。つくづくそう感じました。

派閥とは「出身・縁故・利害・政治的意見などで結びついた人々が形成する排他的な小集団」。政党とは「共通の政治的主義・主張をもつ者によって組織され、一定の政治的利益や政策の実現のために活動し、政権獲得をめざす集団」。辞書にはそう書いてあります。

上の定義からしてみると、民主・自民の派閥は一つの政党を形成してもいいはずです。このままでは、政党とは「選挙の際だけに、票や資金を相互扶助する大集団」になってしまいます。

派閥政治といえば、自民党の専売特許だったはず。しかし今や民主党の代表選も派閥闘争が起こっているようです。ころころ変わる党代表・派閥政治・ばらまき政治など、政権与党になったとたん、悪しき習慣にまみれなければならない理由は何なのでしょうか?

私はかつて、政権を取ったばかりの民主党の大物代議士に「なぜ、民主党は多くの女性議員がいるのですか?」と尋ねたことがありました。「女性は派閥を作らないから」と即答され、怒りを通り越し、がっかりしたたことを改めて思い出しました。まだその程度にしか女性の役割も考えることが出来ないのが永田町。自ら変わる力を持たぬ者は、いずれ淘汰されていく・・・その自然の法則が一日も早く永田町にも適応されることを願っています。

みんなの党は参院選で10人増えてもまだ衆参合わせて16名の国会議員しかおりません。民主党・自民党の一派閥にも劣る人数です。しかし、6名の議員から10名の力を生み出すことが出来ました。これからも、勢力拡大するに当たり、わが党もさらに「政党」の在り方が問われてくるでしょう。

他党のように県連を作ることが出来ないわが党。「落選した者同士で、ネットワークをつくり、政治・政策についてさらに研さんを積んでいきましょう!」多くの呼びかけが行われ、次々にその輪が広がってきています。「これこそ、みんなの党だ!」

自分党の自民党・すべてがトップダウンの民主党。みんなの党らしく、敢えて険しい道を選択し、「みんな」で歩みを始めたことをここにお知らせいたします。

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プロフィール

薬師寺道代
(やくしじみちよ)
参議院議員
医師
(専門:生命倫理・医療政策・緩和医療・医療コミュニケーション)
NPO法人 からだとこころの発見塾 理事

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