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2010-08-06

いのちの日

広島の平和記念式典をテレビで見ていました。
8時15分。黙とうを捧げ、被害に遭われた皆さまへ、「思い」を伝えました。
ここで「在り来たり」のことを書くのは簡単です。しかし、言葉にならない「思い」が大きく、今日は「いのち」についてコメントできません。

わたくしの周囲にも、原爆の被害に遭われた方の奥様がいらっしゃいました。今は亡きその御夫婦。たった一度だけ、奥様が、命からがら帰ってこられた御主人様の闘病や容貌を話してくださったことがありました。小学生の私には、衝撃が大きく、今でもそれを人に伝えることができません。人に伝えられるほど、自分の中で、その衝撃を噛み砕けないのです。

そして、御巣鷹山も、夏を迎えます。あの飛行機にも、大学の同級生が乗っていました。テレビで彼女の名前を見つけた時のショックは、やはり今も語ることができません。

この季節、私にとってはテレビをつけるのが怖い。次の時代に向かって回答がないまま走り続けている今の日本の安全保障。一人の人間として、親として、焦りを感じてしまいます。

「40年前、日本の水と安全はタダだった」小野次郎さんが選挙の際の演説でおっしゃったその言葉が、頭の中をめぐります。

日本丸はどこを目指しているのでしょうか?
日本丸は荒波を乗り切れるのでしょうか?

乗船し、心配しているだけでは、何も変わりません。船長に一任ではいけません。地図を見て、羅針盤を読み、一緒に行き先を決めませんか?

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プロフィール

薬師寺道代
(やくしじみちよ)
参議院議員
医師
(専門:生命倫理・医療政策・緩和医療・医療コミュニケーション)
NPO法人 からだとこころの発見塾 理事

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