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民主党には格差はないのか?

  • 2010-08-30 (月) 23:41
  • 日記

今、名古屋外国語大学教授の高瀬淳一先生の『「不利益分配」社会』(ちくま新書)という本を再読しています。
選挙中にサラ~ッと読み「もっともだ。これこそみんなの党の主張である」と考えていました。そして今、民主党の代表選や4月の地方選に向けたローカルアジェンダ作成のため、もう一度振り返ってみたくなり、じっくりと味わっています。
その中で、「敗者」と「弱者」について論じているくだりがあります。『格差社会は「敗者」と「弱者」の違いを広めやすい』と。
その通りだと思います。競争から生まれるのは「敗者」であって、「弱者」ではないはずです。『弱者には、救済の手を差し伸べるべきだが、「敗者」には復活のチャンスが与えられるべきだろう』と、敗者と弱者を分け、違う処方箋を書いています。みんなの党と同じ主張がここにもあります。
農家の個別保障を考えてみてください。あのばらまきは、弱者に対する物です。しかし、米農家が本当に「弱者」なのでしょうか?私は、他産業に押され他の農作物に押された「敗者」だろうと、考えています。であれば、「救済」ではなく、「復活のチャンス」が必要になってくるはずです。まさに海外へ安全な日本の食を輸出するなどの新しい発想が、国策として「チャンス」を後押しすることになると思いませんか?
財政赤字を抱え、瀕死の状態の日本を救うためにも、公共事業や補助金に依存してきた「自称弱者」の業界こそ、一掃されるべきです。
高瀬先生の主張も、「格差是正策のポイントは、勝組を出さないことではなく、負け組を構造化させないことにある。重要とされているのは、機会の平等をきちんと確保しようとする政策である。」となっています。
これこそ、我々の主張そのものです。みんな平等でよければ、社会主義国でいいのです。競争原理が働かなければ、学生の成績も伸びません。同じことがすべての産業にも言える、いいえ、競争相手がいない「官・お役所」こそ、競争原理を働かせるべきです。
さあ、民主党の代表選もどうなるのでしょうか?官VS民とは違った競争原理で民主党内は微妙なバランスが取れているようです。そこにいるのは、果たして「弱者」なのか「敗者」なのか・・・・
愛知からも、じっと固唾をのんでその成り行きを見守りましょう!

Comments (Close):2

massa 10-08-31 (火) 19:50

お疲れ様です。

難しいですね。
国策の舵取りひとつです。
仰る様に、米の海外輸出1つとっても、高齢化した農産業において、海外輸出のノウハウを持った方がどれだけおられると思いますか?
大資本は狡猾です。
思い切って、輸出に踏み出した個人またはグループがいらしたとします。
頑張って、頑張って、やっと軌道に乗った頃、大資本は動きます。
農業以外の、他分野も引っさげて資本力に物言わせ、関係省庁の影もぶらさげて。
そんな危ない橋、今時誰も渡りませんよ。

massa 10-08-31 (火) 20:04

すみません!
と言うより、「みんな」が頑張らなきゃいけない時代なんです。
大資本は大資本で必死なのでしょう。
機会均等なんてあてにしてちゃいけないんです。

何かあるはず!
個人でも大資本に勝てる手段が!
ブラインドサイド。
見えてる様で見えていない方法が。

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プロフィール

薬師寺道代
(やくしじみちよ)
参議院議員
医師
(専門:生命倫理・医療政策・緩和医療・医療コミュニケーション)
NPO法人 からだとこころの発見塾 理事

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