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4月25日厚労委員会一般質疑

  • 2019-04-30 (火) 12:59
  • 日記

4月25日、厚労委員会一般質疑。
皆さま「8050問題」をご存知でしょうか?
「80」代の親が「50」代の子どもの生活を支えるという問題の事なのです。
ひきこもりが長期化してきたことによって、若者世代だった当事者も今や40代50代。
親亡き後の課題が表面化してきたのです。
しかし、引きこもり対策は主に39歳までの「若者」がターゲット。
それを過ぎると調査の対象にもなっていませんでした。

そこで今日の質疑は「中高年のひきこもり」について
内閣府が3月29日に公表した、40~64歳の「ひきこもり中高年者」の数が推計約61万3000人に上ったという調査結果は、それを直視してこなかった日本社会に衝撃を与えました。
根本大臣も記者会見で「新しい社会的問題だ」との見解を示してくださいました。
なんと、今の日本では、若者世代を合わせるとひきこもっているのは、100万人以上という計算になるのです。
人手不足の今、大問題になっています。

全国には、都道府県や政令指定都市が設ける「ひきこもり地域支援センター」がございます。
市町村には、ひきこもりの方々等収入や資産が少なく、生活に困っている者を支援する「生活困窮者自立支援窓口」がございます。

この「ひきこもり地域支援センター」と「生活困窮者自立支援窓口」を対象にした結果、家庭訪問で孤立した本人を発見したことのある機関が31%も存在するのですが、発見しても本人や親の意向で支援につなげられなかった事例が33%に上っているのです。
せっかく相談につながっても支援につながらないのです。
また、同じ調査からは、「ひきこもり地域支援センター」と「生活困窮者自立支援窓口」が家族会の必要性についてもご理解いただけていない現状も分かってまいりました。
新聞の社会面でも、親の死後餓死してしまった事例や亡くなってしまった親を放置した事例が報じられており、すでに待ったなしの社会的な問題になっているのに。。。。

中高年のひきこもりに対する対策は、就学や就職をゴールとする若者世代のものとは違った支援が求められます。
しかし、中高年のひきこもりの実態調査はこれが初めて。
まとまった対策もなく各地で手探りの支援が始まっています。
国としても、白日の下にさらされたこの数字を放置するわけにはまいりません。
根本大臣も支援してくださっているNPO等をご視察いただいた様で、今後強力に対策を押し進めていく旨お約束いただきました。
さらに詳しく現状を把握し、一人でも多くの当事者を社会へとつなげるための施策を充実させてまいります。

 

 

 

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プロフィール

薬師寺道代
(やくしじみちよ)
参議院議員
医師
(専門:生命倫理・医療政策・緩和医療・医療コミュニケーション)
NPO法人 からだとこころの発見塾 理事

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