Home > 日記 > 日本を支える卵たち

日本を支える卵たち

  • 2010-08-19 (木) 23:02
  • 日記

常勤先・非常勤先の大学で、夏期講義を再開!
学生との「バトル」を楽しみながら、この暑い時期を例年通り、過ごしています。
いいですね、若い力と一緒に物事を考えるクリエイティブな時間。無限の可能性を感じます。
福祉系の大学ですので、授業を選択し、単位を取得します。「これって普通のことだよ」と思われるかもしれませんが、医学部単科大学は、すべての授業が必修。いつも同じメンバー・同じ学年で、いつも同じ話題でした。だからこそ、様々な学年が混ざり合う縦割り授業を羨ましく思い、多様な参加者だからこそ、楽しめる・会話できる授業を、いつも私は心がけています。
授業ごとに、だいたいどの学年で取るのが適当なのかが示されているのですが、1・2回生が中心の講義に、時々4回生が混じっていることがあります。参加理由は、よほど興味があるのか、「卒業が危ない!」かのどちらかです。今回も「卒業できないぞ~」という常連が数名、1・2年生と共に、椅子に座っています。「あちゃ~、これは大変だぞ」覚悟しました。たいていの場合、授業中眠ってばかりでテストに合格しないか、途中でいなくなりテストの受験資格がなくなり単位が取れないか、文句ばかり代表して訴えてくるなど手を焼くことが多いのです。皆、数年前に教えた時には、全く授業に参加せず、真面目の「ま」の字も感じられなかったことを覚えています。
案の定、そのうち最終日まで残った4回生は2名。ところが、その2名、3日間の朝から晩までの集中講座にもかかわらず、全出席、私語なし、集中力も素晴らし。その上、グループのリーダー役として後輩を引っ張って行く姿まで見られました。数年前の彼らとは別人です。授業が終了し、少し話をしてみました。その会話のキャッチボールも「パシ!」と良いところに投げられてきます。就職も決まり、堂々としたその姿には、感激でした。
1・2年生は言います。「先生、うちの大学の学生に、こんな難しいことを求める方が無理なんだよ。出来ないよ~。」そんな彼らも、最終日には、私が何をやりたかったのか、しっかり理解・連動し動いています。
若い世代には、「二極化された現実」が染みついているようです。「努力」「忍耐」などはすでに死語。誰に言われたのか、「自分達は落ちこぼれ・・・」「その日が楽しけりゃいいと思って何が悪い」「将来なんて関係ない」そんな風潮がはびこり、社会で何が起こっているのかも無関心。これでは、「日本の総理大臣の名前は?」「臓器移植法はどこが改正されたの?」「なぜ、高齢者の所在確認ができなかったの?」など最近のトピックスを聞いても答えは返ってこないのが当たり前。
もっと、彼らに、大きな視野で大きな社会を見せてやりたい。あなた方が、将来の日本を背負うのですよ!小さくまとまるな!日本を、世界を見ようよ!
4回生の豹変ぶりを見るにつけても、
「まだまだあなたは白紙の状態」
「無限の可能性を秘めた宝物ですよ」
若者たちにメッセージを発信し続けなければなりません。
彼らの芽を摘まないでください!
「大きな子供」こそ、将来を支える巨人に変貌する卵なのです。

Comments (Close):11

massa 10-08-20 (金) 15:41

「大きな子供」の節で、思わず苦笑いをしてしまったのは私だけでは無いと思いますが。
現代日本の社会に「大人に成りきれない大人(成人)」がいかに多い事か!
楽しむ事。大いに結構!
たまには、バカ騒ぎをする。良いじゃないですか。

でも、それをいつまでも続けていたら、キリギリスになってしまう。
与えられる事が当たり前の大人達。
自由も。権利も。愛情ですら。

私は、周りの知り合いの新卒者には、可能な限り一人暮らしを勧めています。たとえ1年でも良い。「やってみなって。」
親の有り難さ、地域の有り難さ、友の有り難さを知り、お金の使い方も変わって来る。
知れば見えて来る物が必ずある。
そして、自分で自分を創って行く。自分をどうしたいのか。日本をどうしたいのか。

S.I 10-08-20 (金) 16:32

理由はどうあれ「諦める」と言うことは、実に寂しいことだと思います。それが、10代・20代の若者であれば、尚更のことだと思います。30・40・50・60、いや、70・80・90・100代…になっても、実際にその年齢になってみれば、生きていることに変わりはないので、恐らく、いくつになっても「諦める」ことは寂しいものだと思います。
夢を持って毎日を過ごすことができていれば、多少貧しかろうが、苦労があろうが、案外と楽しいものではないかと思ったりしています。音楽などの芸術関係で成功した人などは、ろくに食事もとれなかった時期を経験している人も少なくないですからね。芸人さんの修行時代などは、歩いている鳩を捕って食べた、と言うような、ウソかネタか本当か分らないような話もありますからね。
最低限の衣食住さえ確保されていれば、夢さえあれば人間は案外と楽しくやっていけるものではないかと思います。
今の日本社会に閉塞感が強いのは、この「夢」を持ちにくい社会になってしまっているからではないかと思います。

massa 10-08-20 (金) 21:51

S.Iさん!おっしゃる通り!
足ることを知らなきゃダメですよね。

団塊の世代が絶滅したら、日本の人口の減少に歯止めが掛からない事は目に見えていますよね?
だったら、一次産業を伸ばさなきゃダメでしょ!
自給率上げなきゃダメでしょ!
一次産業の後継者育成に力入れなきゃダメ!ダメ!

そう言えば、自給率の計算方式には色々有るんですね。
『カロリーベース』だとか何だとか。
数字のマジックには、要注意ですね。

人口の減少が始まって、税収が減ってもオコチャマ手当ては支給し続けるのだろうか?
不妊治療続けても、子宝に恵まれない人にも税負担させてる事に疑問や『気持ちを察する』という事は出来ないのだろうか?

仮に人口が増加に転じたとしたら支給は止めてしまうのだろうか?
だとしたら、今の支給の本意が分からない。
支給打ち切りに対しての取り決めはあるのだろうか?

自分で調べるべきなのでしょうが…。法律のあの独特の言い回し。読んでる内に「ハッキリせいよ!」と何度も怒鳴りたくなってしまう。
精神衛生上宜しくない。
が、
はぁ。
勉強するって公言した以上、暇を作って頑張ってみます。

はぁ。

S.I 10-08-21 (土) 13:05

日本では、司法も完全に腐敗していると思います。
足利事件、志布志事件、富山冤罪事件など、司法側のでっち上げとしか考えられないようなひどい誤判・冤罪事件が多発していることが明らかとなり、もはや、日本の司法は、国民からの信頼を大きく失墜させていると思います。
恐らく、誤判・冤罪事件は、今後、続々と発覚するものと考えています。
参考として、以下の著書を紹介させて頂きますので、ごらん頂ければと思います。

井上薫(元裁判官)著「平気で冤罪をつくる人たち」PHP新書

誤判・冤罪は、いつ誰の身の上に起こっても決して不思議ではない、極めて身近な問題であり、国民的議論にすべき社会問題だと言うことを多くの皆さんに知って頂きたいと思っております。

massa 10-08-21 (土) 21:43

生きていると、色んな宿題をあちらこちらから頂きますよね?

今日頂いた宿題。

『愛』と言う《言葉》必要なんだろうか?

無い方が上手く行く。
そんな事もありますよね。

あなきん 10-08-22 (日) 5:13

「大きな子供」こそ、将来を支える巨人に変貌する卵なのです。

自分自身が常にわが子に留意していることです。
とはいっても具体的にどうするかとなると、これが正しい方法というものはわからないところが多いので、注意しているのは将来的に丈夫な体を保てるようにしてあげること、自分自身の中で大好きなことはこれだ!といえるものを常にもっていることでしょうか。
 特に軍事、防衛については、いやでも学校で「反戦平和教育」という形で原爆反対、戦争反対をいわれてくるわけですから、世の中こういうお仕事もあるんだよ、必要なんだということを示すようにしているつもりです。
 「新しい時代を作るのは老人ではない。」
織田信長が桶狭間で勝利したときも、徳川家康が独立をはたしたとき20代の若者でした。明治維新にむけて新しい時代を模索してきた人たちも、第二次大戦後の焼け跡から新生日本を復興してきた方たちも若い世代で活躍されています。
 別にみんなが坂本龍馬になれといっているわけではありませんが、10代20代の若者が一つのことに夢中になって先を切り開こうとする姿は頼もしいものです。
 コツコツとがんばれば道は開ける、収入もあがって豊かになれるということを示せる政治がよい政治なんだと思います。根性主義ばかり強調するでなく、さりげなく大事なこと必要なことを語れる示せる「年寄り」でありたいと思っています。

S.I 10-08-22 (日) 9:14

教育、中でも義務教育は、人格の基本をつくる重要なプロセスだと思いますので、国家にとっても個人にとっても極めて重要なものであることは言うまでもありません。
平和を愛する精神を育む教育が重要なのは当たり前のことですが、これも、正しい歴史認識や愛国心に基づくものである必要があると考えています。この世に生れてまだ数年・十数年しか経っていない子供に、誤った歴史認識や狂った虚構思想に基づいた教育をされては、国家としても個人としてもたまったものではありません。国家や国際社会を背負って立つ宝物である子供たちに、自虐史観を教え込み、愛国心を持ってはならない等と教え込むことは、まさに公教育の教員と言う強い立場を悪用した「思想テロ」と言うべき重大な犯罪行為だとみております。
私は、日教組による左翼偏向思想教育を日本の教育から早急に一掃すべきだと考えています。多くの識者が「日教組を解体すべきだ!」と訴えていますが、私もこの考え方に賛同しています。

S.I 10-08-22 (日) 9:23

私は、義務教育期間の道徳教育・平和教育の一環として「1年に1回、各地の護国神社もしくは靖国神社参拝」を取り入れても良いのではないのか、くらいに思っています。
もちろん、護国神社・靖国神社がどのような神社で、参拝することにどのような意義があるのか、と言うような事を児童・生徒に伝えた上で、参拝を行う必要があると考えています。

S.I 10-08-22 (日) 14:45

私は、みんなの党の一般党員で、河村市長の政策にも賛同しており、微力ながら支援活動も行っておりますが、世の中、損得だけで動く人間ばかりが目立つなあと言う思いを強くしております。
損得勘定だけで動くような人間には絶対に政治家にはなって貰いたくない、と強く思いますが、誠に残念ながら、国政・地方政治問わず、政治家にこそ、市民生活そっちのけで損得勘定だけで動く人間が非常に多い事実に、落胆と憤りを隠し得なくなっております。
正直言って、政治家がこんなことでは、日本がダメになるのも当然だと思います。日本医療界では「白い巨塔体制」が長い間続いてきましたが、日本の政界は、医療界以上の「白い巨塔」らしいです。こういうムラ社会の集合体の状態を早く解体する必要があると言う思いを強くしている次第です。

S.I 10-08-22 (日) 15:19

各ムラでは「トラの威を借るキツネ」どもが幅をきかせています。彼らは、トラがいなくなった途端、ヒツジに変身してしまうと言う、世にも不思議な性質を持っています。

massa 10-08-22 (日) 17:18

色々な考え方を知る上で大変勉強させて頂いております。

私が戦没者であったなら、靖国神社がどういう場所なのか、護国神社がどういう場所なのかを知った上でも
「参拝したくない」
と思う方には、逆に来て欲しく無いです。

私は、反戦平和を唱える事はとても大切な事だと思います。
それは、将来に対してです。

平行した大事な考えで、靖国神社・護国神社に祀られている戦没者に向かい合わなければいけないと思います。
これは過去に対してです。

教育的には、どちらか一方だけではいけないと考えます。

靖国参拝を世間(マスコミ)が大騒ぎする意味が解りませんが、知識を持った上で、個々の判断でのお参りで構わないのではないでしょうか?

強制参拝は、ある意味言うことを聞かない子供に対する虐待と同じですから。

Home > 日記 > 日本を支える卵たち

プロフィール

薬師寺道代
(やくしじみちよ)
参議院議員
医師
(専門:生命倫理・医療政策・緩和医療・医療コミュニケーション)
NPO法人 からだとこころの発見塾 理事

Return to page top