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3月15日、予算委員会一般質疑

  • 2019-03-23 (土) 16:24
  • 日記

3月15日、予算委員会一般質疑
金融庁の再編とiDeCoについて質問いたしました。

金融庁の役割が時代と共に変化しているため、再編されたことは広く知られておりません。
他省庁ではなかなか再編されない中、「小回りが利く金融庁だから特別だ」と済まされたくないのです。
他の省庁も再編による活性化を図る必要があると思います。

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1.前の質疑者が医師の長時間労働の質疑をしたので、冒頭それに関連して、まずは医師の偏在、診療科の偏在について、よく検討してほしいがいかがか。(厚生労働大臣)

・指摘のとおり、医療の提供体制と併せて考えていきたい。

2.金融庁が行った組織改編の理由や背景についてうかがいたい。(麻生金融担当大臣)。
・金融庁はもともと、財金分離のなかでできたものだが、当時は、不良債権問題の対応が金融庁の仕事だったので、検査局が必要だった。
・現在では、そういった話は落ち着いており、金融機関の財務内容もかなりよくなってきているので、金融仲介機能の強化、家計の安定的な資産形成の促進、フィンテックのような技術革新などに対応していく必要が生じてきたなかで、今までの体制から新たな体制にした。
・新設の総合政策局というのは、金融行政全体の戦略立案や専門分野の対応能力を強化することを担当する。
・新設の市場企画局というのは、技術革新が生まれているなかで、市場機能を強化していくほか、企画能力を強化しなければならないということで設置した。
・廃止となった検査局は、当時は銀行が倒れそうという状況では大きな機能を果たしていたが、検査と監督を切れ目なく行っていくという考えのもとに、金融システムの安定だけに注力するのではなく、金融仲介機能が十分に発揮できるよう、処分庁から育成庁というイメージに変えたいということで行った組織変更である。

3.組織変更により、金融庁内ではどのような変化が生じてきているか。(麻生金融担当大臣)。

・規制や監督という立場を離れて、フィンテック・イノベーション・ハブというチームを組織して、金融庁に呼びつけるのではなく、職員がこちらからでかけていったりしている。
・また、地域の実態をきめ細かく見ないといけないので、地域生産性向上支援チームを設けて、職員がでかけていっている。そのような形で、各地方にある財務局とも連携して、自治体や企業と直接話をしている。
・金融庁は予算も人も少ないところなので、積極的に出向いていっているが、最近はよく、金融庁の人がお見えになりましたという方にもときどきお目にかかるので、少しずつは動いているとおもう。

4.他方で、スルガ銀行の事件も発生した。検査監督が手薄になってもいけないが、金融庁の方向性についてうかがいたい。(財務大臣)
・超低金利環境のなかで、これまでのような横並びの量的拡大競争によるビジネスモデルは限界にちかづいていると認識している。
・地方銀行は、その地域のことをよく知っているので、各銀行の最適なビジネスモデルというのは、各地域によって異なると考えている。
・そういった意味では、不動産融資自体が一概に否定されるべきとは思わないが、どのようなビジネスモデルであっても、顧客の保護、コンプライアンスは当然として、スルガ銀行では書類改ざん等の不正行為が起きていたので、直ちに業務停止命令等の措置をとったところだが、銀行の業務改善ということには即対応できるようにモニタリングするということも付随する話だとおもう。

5.金融庁としてはどのようにサポートしていくのか。(麻生金融担当大臣)
・金融庁は予算も人も少ないので、少しアンケート調査をやっただけで予算が枯渇するくらいの規模なので、金融庁としてやれることは限られている。
・地場企業間の人材のマッチングなど、地域の課題を解決できないと、信金や第二地銀は生き残っていけないとおもうし、それができているところは元気があると感じる。

6.iDeCoの加入者の増加状況について説明願いたい。(厚生労働省年金局長)
・制度改正前の2016年12月末時点ではおよそ31万人だったところ、今年1月末現在では、84万人増の115万人となっている。

7.さらに加入者が増えるべきだとおもうがいかがか。(厚生労働省年金局長)
・公的年金に上乗せをして、自ら老後の資産形成をする手段だと思っているので、積極的に推進をしていきたい。

8.つみたてNISAの加入状況について説明願いたい。(金融庁総合政策局総括審議官)
・昨年12月末の速報値で、104万口座となっている。

9.iDeCoよりは(つみたて)NISAの方が人気があるようだ。強みはなんだと考えているか。(麻生金融担当大臣)
・基本的には両方とも資産形成のための手段だが、20歳以上であれば誰でもできるNISAに対し、60歳までに限定されるiDeCoという点で違いがあろう。払い出しという点では、iDeCoは60歳まで制限があるが、NISAの場合はいつでも可能という違いもある。
・iDeCoにしてもNISAにしても、資産形成をするためのツールとしては有用だと考えるので、iDeCoを所管する厚生労働省ともよく連携をして、推進をしていくことが大事である。

10.iDeCoの普及にさらに取り組んでいただきたいがいかがか。(厚生労働大臣)
・iDeCoは国民の自助努力を支援するために、掛け金が非課税になるなどの税制優遇措置が認められているが、つみたてNISAなどの多様な私的年金的なものも出てきたので、若い人をターゲットにしたセミナーやシンポジウムの開催を行っている。
・制度面では、加入できる年齢の引き上げ、申請手続きの簡素化などの改善を求める意見も多いので、制度の見直しについても検討していきたい。
・しっかり理解してもらえれば加入者は増えるとおもうので、有利な点を積極的にアピールしていきたい。

 

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プロフィール

薬師寺道代
(やくしじみちよ)
参議院議員
医師
(専門:生命倫理・医療政策・緩和医療・医療コミュニケーション)
NPO法人 からだとこころの発見塾 理事

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