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「スマートドラッグ」個人輸入の規制

  • 2019-01-26 (土) 0:05
  • 日記

“頭が良くなる”、“集中力が高まる”などの触れ込みで販売されている「スマートドラッグ」と呼ばれる薬の個人輸入が、やっと規制されることとなりました!
2017年5月30日、厚労委員会で「スマートドラッグ」について質問してから1年半、長い道のりでした。
「スマートドラッグ」について、質問した当時、厚労省の反応は「被害も出ていないし過剰反応ではないか」という位のものでした。
しかし、私の質問を聞き危機感を抱いてくださったのは、塩崎大臣(当時)でした。
「すぐに調べて規制していくことを検討する」と答弁を頂き、審議会で議論を行い今回の規制へと結びついたのです。

私は大政党にいるわけでもございません。
与党でもございません。
しかし、心ある同僚議員に支えられ、ここまで仕事をさせていただきました。
塩崎先生には感謝いたしております。
以下、当時のブログを貼り付けておきます。
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https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn…

2017年5月30日、厚生労働委員会。
今日はスマートドラッグについて質疑させていただきました。
皆さまも「スマートドラッグ」という言葉をご存知ですか?
人間の脳の機能や能力を高めることが出来るサプリや薬として1980年代後半、アメリカの若者の間で大きなブームとなったことでも有名です。

その代表格の「ピラセタム」、もともとはアルツハイマー治療薬として開発されたものなのです。
記憶力や注意力を向上させる顕著な効果が見出され、スマートドラッグ(スマドラ)として使用されるようになったのです。
その他にも、学習障害やうつ病、パーキンソンの治療薬が、一部の若者等に認知能力向上の目的で使用されている様なのです。
日本では医師の処方箋が必要ですが、海外から個人輸入という形でインターネット上で大規模に売買がなされており、容易に手に入れることができる事が出来るのです。

疾病の治療に用いるために開発された薬が正常な機能を高めることが可能なのか、科学的な根拠もございません。
中には依存する薬も含まれていて私もネットを見て怖くなりました。

さらに、コンビニ等で普通に売っている「エナジードリンク」
実は、集中力を高めたり、頭をシャキッとさせるために大量のカフェインが入っているものもあるのです。
カフェインは錠剤でも眠気覚ましとして薬局で購入できますが、これもスマートドラッグの一つなのです。
医薬部外品という形の「栄養ドリンク」として売られている場合は、カフェイン量が1日1本50ミリグラムまでと基準がございます。
一方、「清涼飲料水」であるエナジードリンクには基準がなく、医薬部外品以上の量が含まれているものも販売されているのです。
我が家の子供たちに聞いても、試験前は皆エナジードリンク等多飲していることが分かりました。

急性のカフェイン中毒と思われる事例が日本でも発生し、海外でも報告されておりますが、問題はその怖さが分からぬ若者が安易にスマートドラッグやエナジードリンクを使用しているところにあるのです。
特にカフェインについては、農水省・内閣府食品安全委員会からも注意喚起がなされておりますが、厚労省が添加物と認めているため、勝手に規制することはできません。
消費者庁でも、エナジードリンクに「子供・妊婦・心臓疾患をお持ちの方は気を付けて」と自主的に表示している企業もあるが、表示義務はないとの回答。
文科省はノーマークだったのか、スマートドラッグ等について調査も行ってはおりませんでした。

子どもたちや若者はネットで様々な情報を手に入れることが出来ます。
そして、その怖さや科学的な根拠を分からず、安易に使用してしまう事もあるようです。
海外での事例も参考にしながら、各省庁へも連携し実態把握と今後の対策についても考えていただけるようにお願いいたしました。

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プロフィール

薬師寺道代
(やくしじみちよ)
参議院議員
医師
(専門:生命倫理・医療政策・緩和医療・医療コミュニケーション)
NPO法人 からだとこころの発見塾 理事

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