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ヒトゲノム研究倫理を考える会

  • 2019-01-20 (日) 10:05
  • 日記

1月16日、東京大学医科学研究所で開催された「ヒトゲノム研究倫理を考える会」~新しいゲノム医療の中で何が必要か~に演者として参加いたしました。

この研究会は、文科省の科研費「先進ゲノム支援」ゲノム科学と社会ユニットが行っている研究の一環として公開されているものです。
ゲノム解析技術は日々日々進歩いたしております。
それに伴い新たな診断方法や治療法の開発も進んでいます。
世界中で競争も激化し、日本もこれ以上遅れるわけにはまいりません。
しかし、一方で新たな技術にはリスクが伴います。
明らかになり過ぎる事実にどの様に向き合っていくのか、社会的にも議論を行い体制整備を行う必要がございます。

もし、将来がんになる確率が他の人と比較し10倍高いという遺伝子を持っていると言われたらどうでしょう。
その事実を知りたいですか?
家族にどの様に伝えますか?
身近に相談できるカウンセラーがいなかったらどの様に情報を収集しますか?
それによって起こってくるかもしれない差別にどの様に対応しますか?
その遺伝子を持っていたら就職に影響するかも、私的な保険に加入できなくなるかも。
そんな不安が起こってくることも否定できません。

社会的な法整備も行われていない中、今日も様々な視点から議論が交わされました。
ゲノム医療の促進、世界的な競争は抑えられません。
であれば、それに備えて日本も法律や制度も整備してまいりましょう。
そのための法案作成に4年という歳月をかけ取り組んでまいりました。
出口までもう少し。
皆さまのご協力を頂き、骨子案をさらに充実したものとしてまいりたいと思います。

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プロフィール

薬師寺道代
(やくしじみちよ)
参議院議員
医師
(専門:生命倫理・医療政策・緩和医療・医療コミュニケーション)
NPO法人 からだとこころの発見塾 理事

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