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ゲノム医療推進法案

  • 2018-11-28 (水) 9:22
  • 日記

私も参議院としての今の任期があと半年、一つ一つの仕事を見直しております。
積み残した課題として今必死に取り組んでいるのは「ゲノム医療推進法案」です。

医療者や研究者の皆さまからは様々なご意見を頂き法案の中に盛り込ませていただきました。
しかし、まだ足りないと感じているのが「がん患者当事者」の皆さまやご家族の皆さまのご意見です。

がんゲノム医療は今、凄まじい勢いで診断法・治療法が開発されております。
かつてはがん医療の最前線に立っておりました私もこの流れをさらに加速すべきだと思います。
しかし、心配なこともあるのです。

難病や障がいは「がん」の様に、ゲノム医療の恩恵に与っていないのです。
また、ゲノムを調べることで様々なことが分かってきます。
例えば、遺伝的にがんに罹り易いこと、将来疾病になる可能性など、知りたくない未来のことまで見えてしまいます。
「乳がん」「卵巣がん」の中には、遺伝するものがあることは良く知られています。
その因子を持っていると家族もその因子を保有している可能性があります。
そのことを家族にどの様に話せばいいのか。
その因子を持っていることによって、周囲から差別されることはないのか等々。

皆さまがゲノム医療に関し、どの様な考えを持っているのか聞かせていただきたいと様々な勉強会にも顔を出しております。
11月18日、昭和大学江東豊洲病院で開催されたBCネットワーク主催「第2回乳がん治療情報フォーラム」
『患者それぞれの最適の乳がん治療をめざして』
〜乳がん治療と遺伝子検査・転移再発乳がん治療・トリプルネガテイブ乳がん〜
11月19日、国立がん研究センターがんにて「ゲノム医療について考えよう!」講座が、厚生労働科学研究費補助金「がんゲノム医療推進を目指した医療情報の利活用にかかる国内外の法的基盤の運用と課題に関する調査研究」

来年の通常国会で成立したいと思うと時間がございません。
皆様のご意見と私の思いを込めた法案になる様に、出来ることを一つでも熟してまいりたいと思います。

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プロフィール

薬師寺道代
(やくしじみちよ)
参議院議員
医師
(専門:生命倫理・医療政策・緩和医療・医療コミュニケーション)
NPO法人 からだとこころの発見塾 理事

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