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医師の働き方改革

  • 2018-11-25 (日) 8:19
  • 日記

11月23日、この3連休、皆様いかがお過ごしでいらっしゃいますか?
私は「学会」や「研究会」三昧です。

まず11月23日は、毎年恒例となった日本臨床外科学会での政党討論会。
今、医療と医療現場で起こっている様々な課題をお集まりいただいた医師の皆様と一緒に考えようという企画です。
今日の話題は「医師の働き方改革」

すでに先の国会で、一般の労働者に対する「働き方改革」は議論がなされ制度化を待っています。
しかし、その労働者の中から医師は除外されました。
現在、医師は当たり前の様に過労死水準の労働をいたしております。
そのため、いきなり労働時間の上限を設定されたり勤務間インターバル規制を行われてしまうと、現場から医師がいなくなり医療崩壊につながる危険性もあるのです。

医師は専門性が高く、そのために日々研鑽を積まねばなりません。
診療に研究に勉強、それだけでも休む暇がありません。
また、法律で患者さんの求めがあれば応じなければならないという「応召義務」も課されているのです。
それでなくても、緊急手術が入るのに、労働時間外ですと帰ることなどできません。

「だったらもっと医師を増やせばいいだろう」とお考えのことでしょう。
しかし、これから少子化で人口減少社会になっていく日本において、医師を増員し過ぎても、将来医師余りの時代がやってくることを危惧する関係者もいるのです。

そして何よりも医師の働き方改革を行う上で一番必要なこと、それは「国民の理解」を得ることです。
医師が命を削って支えているこの現状をご理解いただき、節度ある受診行動を行っていただかねば、皆保険制度・フリーアクセスの日本においては、医療制度自体がパンクしかねません。
医師も労働者なのです。

これから厚労省の中の審議会でも議論が続きます。
しかし、これは医療関係者だけの問題ではありません。
皆様の命を守る医療を、どの様に改革していくべきなのかの議論です。
皆様も是非、将来の日本の医療はどうあるべきなのか、立ち止って考えていただけませんでしょうか。

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プロフィール

薬師寺道代
(やくしじみちよ)
参議院議員
医師
(専門:生命倫理・医療政策・緩和医療・医療コミュニケーション)
NPO法人 からだとこころの発見塾 理事

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