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「医療法・医師法改正案」

  • 2018-05-20 (日) 13:56
  • 日記

5月18日、本日本会議において「医療法・医師法改正案」が通過し、衆議院に送付されることとなりました。

 

現在、医師不足は深刻です。

医師の偏在、診療科の偏り、そしてこれから始まる医師の働き方改革はさらに皆様へのサービスの低下を招きかねない事態となっております。

 

医師少数地域を選定し、そこで勤務した実績を評価し認定制度を創設。

都道府県における医師確保対策の実施体制を整備すること。

医師養成課程を通じた医師確保対策の充実。

これらは特効薬ではありません。

参考人質疑も併せて審議をつくしてまいりましたが、今回の法案では抜本的な解決とはならないことは明白です。

 

国を挙げて「医療とは何か、医師はどのような業務を担当すべきなのか」を議論し、医師以外の医療職とのタスクシフト・タスクシェアを本格的に進めていかねば、現在の医療の質は担保できません。

 

国民の皆様へも適切な医療受診を求めていかねばなりません。

好きな時に、好きなだけ、好きな医療機関を受診できる今の日本の医療提供体制は果たして正しいのか、疑問に思ったことはありませんか?

食事や運動など、日ごろの生活にも気遣っていらっしゃいますか?

予防に一人一人が力を入れていかねば医療費の高騰は免れません。

なるべく時間内に受診し、救急外来は緊急のみ利用する等、個々人で出来ることもまだまだ残されているはずです。

 

もっと医療を大切に考えていただき、皆で守っていただきたいのです。

質の高い現在の医療は、医療職の心身をすり減らしながら提供しているのです。

これから迎えるさらなる高齢化社会へ向けて、国民的議論を喚起してまいりたいと思います。

 

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プロフィール

薬師寺道代
(やくしじみちよ)
参議院議員
医師
(専門:生命倫理・医療政策・緩和医療・医療コミュニケーション)
NPO法人 からだとこころの発見塾 理事

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