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「手話狂言・初春の会」

  • 2018-01-29 (月) 9:09
  • 日記

1月28日、今日の午後は国立能楽堂で開催された「手話狂言・初春の会」へ行ってまいりました。

国立能楽堂は昨年、私も仕舞の発表会で舞台に立たせていただきましたが、素晴らしい設えでございます。

ご一緒いたしました斉藤りえ議員は今回初めての狂言鑑賞。

二人で手話べりしながら、手話狂言の世界を楽しみました。

 

今日の公演は、黒柳徹子さんのお話しからスタートです。

徹子さんの著書「窓際のトットちゃん」の印税で「日本ろう者劇団」が設立されました。

アメリカのろう者劇団が日本で公演した際に、徹子さんが日本語のナレーターを務め、日本でもろう者劇団が設立したいと願うようになったのだそうです。

偶々その時に、劇団を設立したいというろう者の皆さまとの出会いがあり、日本ろう者劇団が設立されるに至ったというお話しを伺いました。

 

この「手話狂言・初春の会」は今年で第37回。

イタリア公演を切っ掛けに始めた手話狂言も、毎年3つ新しい出し物を覚え、披露してくださっているようです。

話始めたら止まらない徹子さん。

徹子さんのマシンガントークに田中清さんの手話通訳が追い付いてまいりません。

その様子もお話しもユーモラスで、田中清さんの通訳の素晴らしさも相まって、会場は笑顔がいっぱい。

聴者もろう者も関係ない、そんな世界が広がってまいりました。

 

今日の出し物は、

歌を覚えられない大名の様子をユーモラスに描いた「萩大名」

上方と鎌倉の膏薬練がどちらの膏薬の吸う力が強いのかを滑稽な動きで表現した「膏薬練」

妻を授かりたい主人と太郎冠者が、リズミカルな動きで釣針で妻を釣るという「釣針」

の3本でした。

 

そもそも古典的な言葉で演じられる狂言。

私にとっては、手話で演じてもらった方が意味も理解しやすく、またその動きもさらに面白く、滑稽に映ります。

手話表現も大きく速さもゆっくり、表情も豊かで動きもメリハリがきき、見ている者を知らず知らずのうちに笑いの世界へと誘います。

難しい手話表現は解説もついております。

 

りえさんも、たちまち手話狂言の虜になったようです。

日本ろう者劇団のファンがまた一人増えました。

この手話狂言、狂言ファンが見ても、新しカテゴリーの狂言として面白いものでしょう。

 

「来年の出し物は何かしら?」

幸せな思いで能楽堂を後にいたしました。

 

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プロフィール

薬師寺道代
(やくしじみちよ)
参議院議員
医師
(専門:生命倫理・医療政策・緩和医療・医療コミュニケーション)
NPO法人 からだとこころの発見塾 理事

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