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厚生労働委員会

  • 2017-12-07 (木) 16:32
  • 日記

12月5日、厚生労働委員会

大臣所信に対する質疑が行われました。

 

私が取り上げた課題、それは老年医学。

厚労省内では、高齢化社会の様々な問題点は議論されております。

社会保障・労働法制・医療介護提供体制等々。

しかし、忘れてはしませんか?

高齢者の健康(検査正常値も若者とは違うはず)とは、予防とは、高齢化社会・地域のあるべき姿とは、そもそも高齢者という定義がこのままでいいのかという問題にも踏み込んではおりません。

この様に肝心要の老年医学について政府は真正面から受け止め議論したことがないのです。

 

縦割り行政の弊害はここにあります。

診療科の偏在・地域包括ケア・医療費の適正化その施策は、担当課において場当たり的に行われてまいりました。

そもそも高齢者の健康をどの様に定義し、高齢者の働き方や地域の在り方に対し明確な回答を得ることができてはおりません。

 

老年医学の専門医も1400名程度(全医師数の0.4%)。

医学部に老年というキーワードで担当科はあるのも25大学39講座(医学部の3割)のみ。

老年医学の専門家は臨床で患者やを診るだけではなく地域社会に飛び出し社会を診るのです。

しかし、これでは新たな人材も育成もできず、将来むかえる多死時代をどうやって乗り越えていくのでしょうか。

不安になるのは私だけではないはずです。

 

大臣も重要性はご理解いただけている様子。

しかし、まだ就任なさって日も浅く、ご自身も言葉で語っていただけるまでには時が早すぎたようです。

 

木を見て森を見ず、小さなところを突く議論ではなく、広く社会に対し問題意識を共有できる質疑を今後とも心がけてまいりたいと思います。

臨時国会、残すところあと1日の厚生労働委員会の質疑も有効に使用したいと思います。

 

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プロフィール

薬師寺道代
(やくしじみちよ)
参議院議員
医師
(専門:生命倫理・医療政策・緩和医療・医療コミュニケーション)
NPO法人 からだとこころの発見塾 理事

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