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「アルコール関連問題啓発市民公開セミナー」

  • 2017-11-13 (月) 11:25
  • 日記

「国会」は法律を定める事が仕事です。

我々議員で作成する法律を「議員立法」と申します。

その「議員立法」は課題を抱えた皆さまと共に作成することが多く、法律を創ることで問題解決につなげたい、社会に啓発を行っていきたいという願いも込められることがよくあります。それが皆さまがよく目にする「○○週間」なのです。

 

では、11月10~16日は何の週間でしょう?

アルコール健康障がい対策基本法では、国民の間に広くアルコール関連問題に関する関心と理解を深めるため、 11 月 10 日から 16 日までを「アルコール関連問題啓発週間」と定めています。

 

私もその立法作業に関わった「アルコール健康障がい対策基本法」の中では以下の様に書かれているのです。

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第十条 国民の間に広くアルコール関連問題に関する関心と理解を深めるため、アルコール関連問題啓発週間を設ける。

2 アルコール関連問題啓発週間は、十一月十日から同月十六日までとする。

3 国及び地方公共団体は、アルコール関連問題啓発週間の趣旨にふさわしい事業が実施されるよう努めるものとする。

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11月12日、今日は断酒連盟と愛知県断酒連合会が主催した「アルコール関連問題啓発市民公開セミナー」に参加してまいりました。

今日のセミナーはアルコールに問題を抱えた方、ご家族だけではなく一般市民の方もご参加いただき、幅広くアルコールについての知識を学んでいただける内容となっておりました。

 

私もいつも依存症問題ではお世話になっている刈谷病院の菅沼先生のご講演は、表面的な医療を示すのではなく、日々患者さんと向き合っている先生の優しいお人柄がにじみ出るものでした。

アルコール依存は「隠す」病気であり、アルコールとうつ・自殺は「死のトライアングル」と呼ばれる程危険なものであること、なぜ飲酒を繰り返すことになるのか等、初めての方でも分かりやすいご説明をいただきました。

また、ラジオのパーソナリティー神野三枝さんからは、お父様がアルコール依存だった壮絶な人生が語られました。

 

一人では治すことが難しいアルコール依存症。

ご参加の皆さまには専門医療が必要であることはもちろんですが、「自助グループ」につなげ互いに励まし合い継続させていくことがさらに重要であることもご理解いただけたことでしょう。

まずは一人で抱え込んでいないで、お近くの精神補年福祉センターや保健所にご相談ください。

自助グループの門戸も常に開いております。

勇気を出し、その扉を叩いてください。

アルコール健康障害はご本人だけではなく、ご家族や周囲の皆さまの身体も心も蝕んでいく病気なのですから。

 

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プロフィール

薬師寺道代
(やくしじみちよ)
参議院議員
医師
(専門:生命倫理・医療政策・緩和医療・医療コミュニケーション)
NPO法人 からだとこころの発見塾 理事

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