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第23回全国中途失聴者・難聴者福祉大会

  • 2017-11-07 (火) 15:19
  • 日記

11月4日、午後は第23回全国中途失聴者・難聴者福祉大会へ

中途失聴者・難聴者の皆さまは、生れつき聴覚に障がいをお持ちの皆さまとは違った悩みをお持ちなのです。

 

私も中途失聴者の友人がおりますが、普通に話すことができるため、いつも彼らが失聴者であることを忘れ、ついつい「普通」におしゃべりしてしまうのです。

会場でも人工内耳を植え込んでいらっしゃる方や補聴器をなさっている方も多く、その費用負担についても課題となっています。

また、聴こえる時に日本語を言語として獲得していらっしゃいますので、聴覚障がいがあっても手話が第一言語ではないのです。

要約筆記やUDトーク等、文字情報があれば理解できるのですが、社会の理解は「聞こえない=手話」。

まだまだ中途失聴者・難聴者の皆さまへの理解も進んでおりません。

 

分科会では、「デシベルダイン再考~きこえ支援の現場から~」に参加し学んでまいりました。

興味深かったのは、日本ではまだなじみがないAPD「聴覚情報処理障がい」について。

海外では、感音難聴・伝音難聴と並んで聴覚の障がいの一つとして数えられております。

聴力は正常なのですが、「耳から入ってくる情報の処理が難しい」障がいです。

 

例えば、

雑音が多いと、会話の聞き取りが難しい

話の内容を誤解する

耳から入ってくる情報の記憶力が弱い

の症状です。

発達障害の傾向がある方や頭部外傷、慢性的な耳疾患でも起こってくるようです。

ドイツでは、聾学校がこの様なお子さんの教育に利用されているとのこと。

 

まだまだ聴覚障がいの奥は深い様です。

今日の学びも次回の国会での議論に変えてまいりたいと思います。

 

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プロフィール

薬師寺道代
(やくしじみちよ)
参議院議員
医師
(専門:生命倫理・医療政策・緩和医療・医療コミュニケーション)
NPO法人 からだとこころの発見塾 理事

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