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「産業精神保健研究機構RIOMH研究会」

  • 2017-10-26 (木) 10:04
  • 日記

10月24日、今日は勉強の1日です。
私まで政局に振り回されるわけにはまいりません。
今こそ、地に足付けた議論を展開するための材料を収集し、来るべき議論に備える必要があるのです。
本来であれば、衆議院選挙ではなく、臨時国会が開催され「働き方改革」の審議が本格化するはずだったではないですか。

国際医療福祉大学の青山キャンパスにて開催された「産業精神保健研究機構RIOMH研究会」へ勉強にまいりました。
皆様の受けていただいている「ストレスチェックテスト」や毎年受診が義務付けられている「健康診断」等、労働者の健康をまもるための研究が産業保健という分野なのです。
私も産業医として日々、労働環境の改善や障がい者雇用に関わっておりますが、日本では重要視されておりません。
本来、病院やクリニックで提供されている医療とは少し趣が違り、健康で安全に働いてもらうために個々人だけではなく組織的な改善にも働きかけてまいります。
さらに、最近流行りの「健康経営」は従業員の健康を守り効率的に収益を上げていくためには何をすべきなのかが実践・研究されております。

本日は、一橋大学経済研究所長の小塩隆士教授によるご講演「WHO-HPQ最新論文の紹介とADHDに関する話題」でございました。

欠席を意味する「アブセンティズム(absenteeism)」は、欠勤や休職、あるいは遅刻早退など、職場にいることができず、業務に就けない状態を意味しします。
健康経営で語られる「プレゼンティズム(Presenteeism)」
これは、出勤しているにも関わらず、心身の健康上の問題により、充分にパフォーマンスが上がらない状態」を意味します。

今までは、いかに欠勤・休職させないのかに焦点を当てて対策が打たれてまいりましたが、近年の研究で、職域の業績に与える影響は、「アブセンティズム」よりも、「プレゼンティズム」の方が大きいことが明らかになってまいりました。
まず、この概念から企業にご理解いただき、対策を求めていく必要がございます。

過労死「KAROSI」が英語にまでまってしまう程、労働環境が悪化している日本です。
もうそろそろ「働く」とは何か、「キャリア」とは何かを見つめ直す時に来ているのではないでしょうか。

http://riomh.umin.jp/meeting.html

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プロフィール

薬師寺道代
(やくしじみちよ)
参議院議員
医師
(専門:生命倫理・医療政策・緩和医療・医療コミュニケーション)
NPO法人 からだとこころの発見塾 理事

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