Home > 日記 > 特定非営利活動法人 つくし 聴覚・ろう重複センター

特定非営利活動法人 つくし 聴覚・ろう重複センター

  • 2017-10-19 (木) 14:36
  • 日記

政局や選挙の混乱を避け、皆さまへゆっくりお話しさせていただきたいことがございましたので遅くなりましたがご報告させていただきます。

10月3日、NPO法人つくしの見学にまいりました。

http://tukusi.org/index.html

「NPO法人つくし」は名古屋の守山を中心に愛知・三重で「聴覚・ろう重複障害」をお持ちの皆さまへ就労・生活の場を提供いただき、社会参加を促してくださっていることで、全国的にも有名な施設です。

 

「ろう重複障害」とは、聴覚障害に加え、視覚障害,知的障害などの障害を重ね持った障害のことをさします。

聴覚障がいがベースにあるため、「つくし」でもコミュニケーション手段は手話。

しかし、重複した障がいのために、さらに意思疎通は難しく、御一人お一人の障がい特性に合わせ専門的な支援が必要となってまいります。

この様な事情からも、全国的に「ろう重複障がい」の施設は少なく、連絡協議会に名前を連ねてくださっているのは48施設のみ。

まだまだ社会的にも支援体制が整備されておりません。

 

皆さまは「ろう重複障がい」という言葉から、何を想像なさいますか?

きっと彼らと接することでそのイメージは一新されることでしょう。

私にも盲聾の友人が大勢おりますが、皆本当に明るく、そして積極的にコミュニケーションを求めてくださいます。

私だと分かると、まずハグしてお互いを確かめ合う、それが挨拶にもなっている友人も。

 

この日も就労支援B型や生活介助等を見せていただきましたが、どこへ行っても明るい笑顔が出迎えてくれました。

自分の作業工程を必死に説明してくださる方、私のお世話をしてくださる方、利用者の皆さまに教えていただきあっという間の4時間でした。

 

さらに驚くことに、就労継続支援B型の「蒼~あお~」ではTeDe(テデ)という化粧品のブランドを立ち上げネット販売を行っていらっしゃいました。

TeDeというネーミングは、「コミュニケーション手段の手話=手で話す、そして手作り=手で作る」に由来しているそうです。

素晴らしい商品にも関わらず、広報までは手が回らないとのこと。

全国の皆さまにその素晴らしさをご理解いただける機会がないのが残念です。

私も工程を見せていただきましたが、まさに手作り。

種を植え、ハーブを収穫し、乾燥させ商品にする。

彼らの想いが籠った製品を皆さまも手にして見られませんか?

これからの時期はスキンクリームもお勧めだそうです。

商品が届きましたら皆さまにもお知らせいたしますね。

直接、蒼~あお~に注文いただいてもよろしいそうです。

http://tukusi.org/ao.html

 

この様に真面目に一生懸命に取り組んでいいらっしゃる施設や活動に対し、公的な支援だけではなく民間の皆さまからの援助も行き渡る仕組みが必要です。

皆で支えていかなければ、支援者がどこかで燃え尽きてしまう危険性もございます。

障がいがあるだけで、学べない仕事ができないと決めつけるのではなく、社会全体で彼らの存在を当たり前に受け止め、学習や就労の面からもサポートし自らの力で生活出来るだけの支援をどの様に構築すべきなのか、私も向き合ってみたいと思います。

 

つくしの皆さま、本当にお世話になりました!

 

Home > 日記 > 特定非営利活動法人 つくし 聴覚・ろう重複センター

プロフィール

薬師寺道代
(やくしじみちよ)
参議院議員
医師
(専門:生命倫理・医療政策・緩和医療・医療コミュニケーション)
NPO法人 からだとこころの発見塾 理事

Return to page top