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「名古屋市手話研修フォーラム」

  • 2017-09-26 (火) 16:27
  • 日記

9月24日パート2

午後は「名古屋市手話研修フォーラム」で手話通訳士の「森本行雄さん」が講演をなさっていらっしゃると伺い駆け付けました。

手話でコミュニケーションをなさる方であれば良くご存知の森本さんは、厚生労働大臣公認の手話通訳士第一回試験の合格者。

金町学園に児童指導員として勤務なさる傍ら、大学でも教鞭をとり手話通訳としても大活躍の毎日を送っていらっしゃいます。

私も手話を通じた活動の中で、様々な場面でお世話になっており、そこに居ていただけるだけでも安心感につながる頼れる存在なのです。

 

午後から講座では、大学時代の思いでや手話通訳士としての経験、そして手話通訳士が抱えている問題に至るまで様々なお話を伺うことが出来ました。

静かな語り口ですが、そこには強い信念が感じられます。

森本さんのきめ細やかな心遣いや感性が、手話通訳の皆さまを牽引してくださったのだと実感いたしました。

 

質疑応答では、私も「分野別の専門的な手話通訳の必要性」について質問いたしました。

医療通訳や法廷通訳等の要望もいただいている事もあり、今後向かう方向性として正しいのか確認しておきたかったのです。

 

森本さんの回答から、

・手話通訳士は国家資格でない

・そもそも統一した養成カリキュラムがない

・手話通訳士の就職先は少ない

・だから、生活できるレベルの報酬も得ることが出来ず、いつまでたっても主婦が空いた時間で行うボランティアという発想から脱することができない

という現実が見えてまいりました。

 

他の先進国では、手話通訳士は大学院レベルで養成が進み、専門分野を持つ通訳も多い中、日本はまだまだ手話コミュニケーション後進国なのです。

まずは手話通訳士の地位を向上させ、様々な分野の専門知識を持った通訳が養成できれば、聴こえや発語に障がいを持つ皆さまの社会生活に大きな変化が訪れる事でしょう。

私も、森本さんにご指導を仰ぎながら、この問題に取り組んでまいりたいと思います。

 

森本さん、素敵なご講演をいただきありがとうございました

 

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プロフィール

薬師寺道代
(やくしじみちよ)
参議院議員
医師
(専門:生命倫理・医療政策・緩和医療・医療コミュニケーション)
NPO法人 からだとこころの発見塾 理事

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