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デフリンピック2017帰国報告会

  • 2017-09-04 (月) 11:40
  • 日記

8月31日、本日は7月にトルコサムスン市で開催された夏季デフリンピック大会の報告会が参議院会館で開催されました。

 

パラリンピックに聴覚障がい者は参加できません。

そのために聴覚障がいを持っているアスリートが4年に1回、世界中から集まり大会を開催しているのです。

今回の大会はサムスン市あげての大歓迎。

この日のために手話講座も開催され、ボランティアも積極的に選手と手話でコミュニケーションしていました。

 

また、宗教的にも、障がいのある無しに関わらず人間として大切にその存在を認められることから、デフアスリートはどこへ行ってもヒーロー扱い。

子ども達も手話で会話にチャレンジしている姿も見られました。

ショッピングセンターでは写真攻め。

そんな大会ですから、成功しないわけがありません。

 

日本選手団も頑張りました。

今までで最高のメダル数27個獲得です。

しかし、世界の壁は厚いことが、今回の大会でもよくわかりました。

スポーツ立国を戦略的に進めている海外の国々の選手には、まだまだ及びません。

最後のひと踏ん張り、もう一歩のところで、日本人選手は力も心も負けてしまうのです。

また、選手の報告からも、予選や決勝から疲れを取る暇もなく、次の試合や練習へと駆り出されていた事も分かってまいりました。

メンテナンスする余裕も環境も不足していた中で、よくここまで頑張れたと驚きました。

そこを支援するだけで、もっと上を目指せるはずなのです。

 

まだまだこれからです。

今までは福祉としての障がい者スポーツ。

しかし、これからはスポーツ庁管轄で、スポーツとして世界のトップアスリートであるという自覚を持ち、試合にも臨んでもらわねばなりません。

 

よく「障がい者の皆さまの頑張っている姿が国民の夢と希望につながります」という方がいらっしゃいます。

でも、その言葉はアスリートに失礼に聞こえてなりません。

すでに彼らは「障がい者」という枠を超えているのです。

 

私は彼らが障がい者だから応援しているのではありません。

彼らのその笑顔が日本に必要だからこそ、彼らの笑顔が一番素敵だからこそ、全力を挙げて応援させてもらってます。

その笑顔が社会を変えてくれると信じています。

 

これから、デフスポーツが社会で認知されるようになれば、良い事ばかり起こるわけではありません。

成績に対しても厳しい目が注がれることになります。

自称「デフスポーツ応援団長」の私も、全国の試合や練習を回りながら、選手の声や手話に耳・目を傾けながらさらに力を入れて応援させていただきます!

 

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プロフィール

薬師寺道代
(やくしじみちよ)
参議院議員
医師
(専門:生命倫理・医療政策・緩和医療・医療コミュニケーション)
NPO法人 からだとこころの発見塾 理事

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