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「スペシャルオリンピックス日本ナショナルミーティング」

  • 2017-08-09 (水) 9:08
  • 日記

8月5日、名古屋で開催された「スペシャルオリンピックス日本ナショナルミーティング」にまいりました。

 

スペシャルオリンピックス(SO)は知的障害のある人たちに様々なスポーツトレーニングとその成果の発表の場である競技会を、年間を通じ提供している国際的なスポーツ組織です。

しかし、SOの活動はスポーツをする場を用意するだけではありません。

真の共生や社会的な生きる場、そして居場所を作ることに最終ゴールは設定されております。

今日も、アスリートがSOの活動を通じて自信を持つことが出来た様子、そしてその先にある仕事にもその成果が結びつき自立への道を歩み始めている姿を、彼らの言葉から感じることが出来ました。

2018年 9月22日(土)~24日(月・祝)の3日間、ここ愛知でナショナルゲームが開催されることとなっており、私もさらに力を入れて応援せねばと思っているところです。

 

まず、アスリートが自らSOについて自分の言葉で発信するための研修プログラム「アスリート・リーダーシップ・プログラム(ALPs)」の一環としてアスリートストーリー発表会が行われました。

全国から選ばれた13名のアスリートが大勢の観客の前で「SOと私のチャレンジ」というテーマでパワーポイントを使いながらプレゼンしてくださいました。

なかなか普通でも緊張して口が回らないのに、堂々とした発表に驚きでした。

 

また、SOにはヘルシー・アスリート・プログラム(HAP/ハップ)がございます。

アスリートの健康を増進し、競技会などで実力を最大限に発揮できるよう健診を行い、アスリート本人やコーチ、ファミリーに結果を伝えて、健康に対する意識や知識の啓蒙を行い、生活の質の向上を目指すプログラムです。

北海道教育大学と名寄市立大学の協力で行われた生活習慣改善プログラムは、アスリートの健康増進を継続的にサポートできる新たなシステムとして学生とアスリートが協同して発表されました。

 

そして、今回驚いたのは、SOインドネシアで活動しているFarhan君の話です。

彼は現在日本に留学中ですが、14歳からユースアクティベーションに参加し、今やインドネシアだけではなく世界でもリーダー的な存在となっています。

このユースアクティベーションとは、知的障害の有無に関わらず、一人ひとりがその人らしく生活をしていくために、社会には何が必要かを学生と知的障害がある人が共に考え、障がい者理解を深める活動を企画・運営するプログラムです。

彼がこの活動を始めた時には国内に10名しかいなかった仲間が、いまではインドネシア中に広がり1700人を超えるまでに増えたのだそうです。

日本ではどうでしょうか。

恥ずかしながら、そんなムーブメントは起こりそうにありません。

この愛知ナショナルゲームを切っ掛けに、中部地域でも学生を巻き込んだ意味ある取り組みを行いたいですよね。

 

知的障害を持った子供たちは必ず2%の確率で生まれてくる。

彼らは、我々に生きていく上で一番大切な「思いやり」「優しさ」を気づかせてくれるために神様が私たちにくださった「ギフト」なのだ。

元会長の細川さんがある牧師さんの言葉にハッとした気づきを得て日本で始められたSO。

私もこれからも学ばせていただき、共に歩んでまいりたいと思っております。

 

来年のナショナルゲームのHPがございます。

一度ご覧いただけましたら幸いです。

http://son-national-game.spo-sta.com/

 

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プロフィール

薬師寺道代
(やくしじみちよ)
参議院議員
医師
(専門:生命倫理・医療政策・緩和医療・医療コミュニケーション)
NPO法人 からだとこころの発見塾 理事

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