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「せいしゅうが見た 広島原爆と長崎原爆」

  • 2017-08-04 (金) 9:58
  • 日記

7月30日、くろいわせいしゅうさんの手話講演会「せいしゅうが見た 広島原爆と長崎原爆」に参加してまいりました。

 

秋葉原の小さなスペースに入りきれない程の参加者。

せいしゅうさんが触れた戦争とは何か、原爆の恐ろしさをどの様に表現し伝えてくださるのか、私も興味津々でございました。

先日、拝見した「残夏-1945-」でも、ろう者の皆さまから見た被爆体験が語られ、様々なシーンが今でも心に残って今、私自身が何を感じるのだろうという思いもございました。

 

せいしゅうさんの語りは静かです。

感情を露わにすることもなく、ただ淡々と広島、長崎の原爆の事実が語られます。

起こった事は詳細に、分かりやすく、そしてその事実から常に何を我々が感じているのかを察知し、話は展開されてまいります。

 

広島、長崎から彼に託された貴重な写真等の資料も見せていただきました。

その悲惨な写真を見て、我々の感情は揺さぶられます。

しかし彼はその思いを押しつけもせず共有もせず、我々の想像をさらに超えた事実を語るのです。

彼の凄いところは、自分の足でそれを確かめ歩く所です。

だからこそ、多くの感情を我々から引き出せる話が出来るのでしょう。

 

その1例が被爆した「被爆電車」

せいしゅうさんはその足跡もたどっていらっしゃいます。

きっと博物館の見学でこの事実を目にしても、単に「被爆地にあった電車でしょ・・・」としか認識できなかったでしょう。

しかし、話の中で見せられた1枚の写真からは、その中に乗っていたであろう人々の声、鉄道の復興に尽力してくださった電鉄の女性たちの力、それが走り始めた時の姿を見た人々の喜びと勇気が聞こえてくるようでした。

 

戦地に赴いていらっしゃったために、せいしゅうさんのお父様はご高齢で息子の誕生を迎えることになりました。

そのお父様にとっての戦争とは・・・

その凄まじさにも心打たれました。

詳しい内容は、是非せいしゅうさんの講演を聞いていただきたいと思います。

次は8月6日に広島でご講演の予定と伺っております。

原爆の日に広島の皆さまが彼の語りから何を感じてくださるのか、私も注目してまいりたいと思います。

(公演中は撮影禁止でしたので、せしゅうさんより写真提供をいただきました)

 

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プロフィール

薬師寺道代
(やくしじみちよ)
参議院議員
医師
(専門:生命倫理・医療政策・緩和医療・医療コミュニケーション)
NPO法人 からだとこころの発見塾 理事

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