Home > 日記 > 「きらめく拍手の音」

「きらめく拍手の音」

  • 2017-06-18 (日) 14:20
  • 日記

6月17日、今日は絵美さんのお誘いを受け、ポレポレ東中野に「きらめく拍手の音」を拝見しにまいりました。

 

この映画は、韓国映画です。

聴こえない両親に育てられた聞こえる「わたし=監督」が、音のない家族のかたちをドキュメンタリーとして紡いだものです。

まず、映画は「きらめく拍手の音」の説明から始まります。

手話で拍手はどの様に表現するのでしょうか。

それが答えです。

 

ここでの一つのキーワードが「コーダ(Coda,Children of Deaf Adults)」です。

コーダとは、ろう者の親を持つ聴者の子どもを現わす言葉です。

コーダは、生まれながらにろう文化の中で育ち、聴者の社会とのひずみに悩みながらも、聴者とろう者の架け橋になることも少なくないようです。

監督自らのアイデンティティも複雑で、苦悩の末、最後にたどり着いたのが、自らの家族の形を映画として描くこと。

淡々と流れていく画面に、両親に対するコンプレックスと愛情が混在している複雑な想いが伝わってまいりました。

そして、最後に行われた両親と監督の舞台挨拶では、画面いっぱいに感じることが出来た「家族の絆」が、優しい手話となって表現されました。

 

私がこの映画を観たかったもう一つの理由が「韓国手話」です。

日本手話と似ていると言われる韓国手話ですが、なるほど、私でも話の内容が何と無く掴める位、表情の作り方や表現方法が似ていました。

 

私は、手話というのは素晴らしい言語だと思っています。

手話初心者の私ですが、手話でコミュニケーションできる事の喜びを日々感じ、自身の世界観も広がってまいりました。

この映画を通じても、手話は文字に頼ることがない、心と心が直接触れ合えるツールであり、手話文化は万国共通なのだと確認することが出来ました。

 

これからこの作品は全国を回ります。

皆さまも是非、韓国のコーダに会いに行ってみられませんか?

 

Home > 日記 > 「きらめく拍手の音」

プロフィール

薬師寺道代
(やくしじみちよ)
参議院議員
医師
(専門:生命倫理・医療政策・緩和医療・医療コミュニケーション)
NPO法人 からだとこころの発見塾 理事

Return to page top