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厚生労働委員会

  • 2017-05-15 (月) 14:18
  • 日記

5月9日、厚生労働委員会、精神保健法改正案質疑。
ここまで揉める法案だと厚労省は考えていなかったのでしょう。
本法案の審議も長丁場になってまいりました。

今日は午後から安倍内閣の基本姿勢に対する予算員会が開かれることになりましたので、午前中の短時間の質疑でした。
私がまず大臣や担当部長とやり取りしたのは、なぜ患者団体や関係者団体や医療関係者から反対の声が上がっているのか、そしてその懸念事項を払しょくするために厚労省として何を取り組むのかということです。
1.本人不在で退院支援計画が立てられてしまうのではないか・それを理由に退院が先の伸ばしになるのではないか・本人の意思に関わらず支援計画通りの医療を強制されるのではないか
2.自治体で行われる精神障碍者支援地域協議会において警察が入ることにより監視されることになるのではないか・医療が犯罪防止策にすりかえられるのではないか
私が簡単に書くだけでもキリがないほどの課題がございます。
厚労省としてガイドラインを作成し自治体へ周知徹底することで皆さまのご心配になっていらっしゃることを一つ一つ解決していきたいという意向なのです。
しかし、この法案の入り口が、相模原市殺傷事件の再発防止策だっただけになかなか歩み寄ることは難しそうです。

さらに私が問題視したのが精神科医療の質の向上です。
指定医の不正取得という不祥事からも我々医療者の倫理観が問われています。
措置入院させる病院の医療の質も向上し、よりよい環境の中で早期改善を目指してもらわねばなりません。
課題解決には厚労省も模索しながら取り組んでくださっているようですが、今後さらに議論を重ねていかねばその本質はご理解いただけないでしょう。
まだまだ議論は続きます。
私も私なりの視点で、今後も少しでも関係者の皆さまが安心して医療を受けていただける制度に近づけてまいりたいと思います。

 

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プロフィール

薬師寺道代
(やくしじみちよ)
参議院議員
医師
(専門:生命倫理・医療政策・緩和医療・医療コミュニケーション)
NPO法人 からだとこころの発見塾 理事

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