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乳がん・子宮頸がん検診促進議員連盟勉強会

  • 2017-02-10 (金) 11:09
  • 日記

2月8日、乳がん・子宮頸がん検診促進議員連盟勉強会を開催いたしました。

この勉強会は、患者会や啓発団体の皆さまと協働で開催しているため、議連でも珍しい「女性ばかりの勉強会」です。

いつもは男性軍の発言に押され気味の女性議員も、おばちゃんパワーを後押しに、堂々と一人称で話が出来る貴重な機会なのです。

私も事務局長として応援団の皆さまの力をいただき、学び多い時間を共有させていただきました。

 

皆さま、「デンスブレスト」という言葉をご存じでしょうか?

乳がん検診は、現在、マンモグラフィを使用することは女性であればご存知の通りです。

乳房の「乳腺濃度」の高い人は、マンモグラフィの画像はほとんど真っ白に映ってきます。

実は、「しこり」も白く写るため、しこりが写っていても、乳腺で隠れて見えない可能性があります。

その「乳腺濃度」が高くマンモグラフィでは「しこり」を見つけにくい乳房のことを、英語で「デンスブレスト(dense breast)」と呼ぶのです。

デンスブレストと言われた場合は、マンモグラフィのみでなく、超音波(エコー)検査も併用した方がより精度の高い検診ができるのです。

実は、そのデンスブレスト、日本人などのアジア人に多いと言われています。

 

本日は、東北大学の大内憲明先生より、「デンスブレスト」を中心に、職域検診の充実や、デンスブレストを本人に告知する必要性、超音波検査の有用性などについてお話しいただきました。

 

アメリカでは、進行性乳がんをマンモグラフィで発見できなかった1人の女性の活動により、検査を受けた際、「デンスブレスト」かどうかの情報を本人に提供することを、医療機関に義務づける州法が制定される動きがあります。

しかし、日本ではデンスブレストの知識も一般的ではありません。

また、日本では公的に提供されるがん検診は、その検査によって死亡率の低下が認められなければ有効な検査として導入されません。

そのため、調査研究中の超音波検査は早期発見に貢献していることは分かっても、死亡率の解析までにはまだ時間が必要だと一般的な導入に至っておりません。

 

子宮頸がん・乳がんの検診一つとっても、十分な予防医療が提供されていないことが分かります。

これからも、超音波検査の早期導入、デンスブレストの告知義務に向け、厚労省へ訴えてまいります。

 

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プロフィール

薬師寺道代
(やくしじみちよ)
参議院議員
医師
(専門:生命倫理・医療政策・緩和医療・医療コミュニケーション)
NPO法人 からだとこころの発見塾 理事

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