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筑波技術大学

  • 2017-01-26 (木) 18:39
  • 日記

1月24日、本会議での代表質問が始まり、いよいよ本格的に参議院も店開きです。

私も予算委員会や厚労委員会質疑に活かすため、現場を回りながら皆さまからのご意見をいただいております。

 

今日は、午後から「筑波技術大学」へお邪魔いたしました。

ここ、筑波技術大学は、聴覚障がい者、視覚障がい者のための、日本でたった一つの高等教育機関なのです。

 

聴覚障がいを持った学生は、産業技術学部の産業情報学科と総合デザイン学科において、情報科学や工学、デザイン等を学ぶことができます。

一方、視覚障がいを持った学生は、保健科学部の保健学科と情報システム学科において、鍼灸学・理学療法学やWebプログラミング等の情報システムを学ぶことが出来ます。

さらに、この大学では、聴覚・視覚障がい者のための高等教育に関する中核的役割をはたしており、障害者高等教育研究支援センターも設けられております。

 

今日は、私も授業を拝見させていただきました。

聴覚障がい学生の数学の授業では先生が手話を交え、生徒たちに微分積分を教えているところでした。

ここでは、入学時に手話が苦手な学生は必修科目として手話を学ぶことが出来ます。

また、リアルタイム字幕提示システムを用いた文字通訳や、大学で開発された「字幕挿入システム」により多数作成され字幕入りビデオ教材も多数準備され、分かる環境が学生に提供されておりました。

また、日本聴覚障害学生高等教育支援ネットワーク(PEPNet-Japan)を立ち上げ、ここで培ったノウハウを、全国の大学で学ぶ「聴覚障害学生」と共有できるように公開されていることも知りました。

 

さらに、視覚障がい学生のプログラミングの授業や救急の授業も、各々の障がい(視力や視野)に合った環境が提供されておりました。

テキストは点字から大きな文字、白黒反転させた物まで様々な種類が準備され、PCも2画面で操作出来るようになっていたり、点字キーボードを軽々と使用する学生もいました。

大学には、針灸や理学療法の実習に使用している「東西医学統合医療センター」が併設され、地域の皆さまへも西洋医学と東洋医学の両面で医療が提供されておりました。

 

この大学の最終目標は、学生の社会的自立。

その目標通り、97%の学生が名だたる企業に就職しているそうです。

学習できる環境の下、学ぶ機会を平等に与えられることで、社会に出た際に学んだ技術で勝負できる。

今日の視察を通じて、「この様な環境を全国の大学でも造り出せないか、そのためにも、この拠点をさらに強化すべきではないか」との思いを強くいたしました。

 

技術革新は障がい学生に学ぶ機会を拡げています。

だからこそ、社会においても、その受け皿を拡げていかねばなりません。

今後、委員会を通して議論を続けてまいります。

ご協力いただきました皆さま、本当にありがとございました。

 

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プロフィール

薬師寺道代
(やくしじみちよ)
参議院議員
医師
(専門:生命倫理・医療政策・緩和医療・医療コミュニケーション)
NPO法人 からだとこころの発見塾 理事

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