Home > 日記 > あいち女性議員の会

あいち女性議員の会

  • 2017-01-24 (火) 15:14
  • 日記

1月21日、新年初めての「あいち女性議員の会」を開催いたしました。

今回は、NPOしんぐるまざあず・ふぉーらむ理事長の赤石千衣子先生に、「シングルマザーの現状と支援」についてお話しいただき、地方自治体への要望もいただきました。

実は、昨年の参議院厚労委員会の参考人として、シングルマザーやシングルファーザーの現状についてお話しいただいたのですが、その時の内容が想像を絶するもので、我々議員は胸を抉られる程の衝撃を受けたのです。

数字で年収いくらが何%であるというただの統計では見えてこない「人生のドラマ」に、国ではできないきめ細やかな支援や事業展開を地方議会で発議していただければとの願いでした。

 

DVから離婚をしたが、身も心もボロボロで就労にまで至らぬ被害の深刻さや、中学入学費用のために闇金に手を出し取り立てに追われる毎日に追い詰められている様子、自動車がないと生活できない地域において、自動車を処分しないために受けられない生活保護、制度はあれどそれが周知できず利用していただけない現状、子どもの塾費用捻出のために昼・夜ダブルワークで続くぎりぎりの生活・・・

その余裕のなさから、虐待やネグレクトに陥りやすい事情も理解できます。

 

実は、シングルマザーの就業率は80%と高いのです。

数値だけ見れば生活していけるじゃないかと思われるかもしれませんが、6割は非正規。

年収200万円以下が6割。

男性が働き女性が家庭を守るという家庭モデルで成り立つ日本社会において、非正規の女性の収入は臨時収入程度に設定されているのが現状です。

 

母親も口紅一つ買えない、卒入学式に出席するスーツがない、時間的な余裕もない。

子どもも、友達に誘われても遊びに行く金銭的余裕がないことを友人に告げることが出来ず、教室でも孤立してしまう。

フードバンクから送られてくるお菓子がなければなかなか甘い物が食べられない。

子ども食堂など民間団体の皆さまのご支援をいただき支援の輪は広がっているものの、まだまだ根底にある問題は根深いようです。

 

日常生活支援事業も利用者ゼロが3県、10人以下15県と都道府県によってもひとり親家庭支援には温度差があることも分かっております。

まずは点と点で行われている支援や事業を線に結び、それを面へと展開していくことが必要だと感じました。

 

この問題を一人一人の議員が1人の女性として、身につまされる思いで持ち帰ってくださいました。

これからも、じっくりと腰を据えて取り組んでまいりたいと思います。

 

11

Home > 日記 > あいち女性議員の会

プロフィール

薬師寺道代
(やくしじみちよ)
参議院議員
医師
(専門:生命倫理・医療政策・緩和医療・医療コミュニケーション)
NPO法人 からだとこころの発見塾 理事

Return to page top