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ギャンブル依存症対策を考える緊急シンポジウム

  • 2016-12-15 (木) 13:32
  • 日記

9日、本日は「ギャンブル依存症対策を考える緊急シンポジウム」でシンポジストを務めました。

 

今、なぜギャンブル依存を話題としなければならないのか。

衆議院から送られてきた「IR法案」が参議院においても成立間近なのです。

IRとはカジノやホテル、商業施設などの統合型リゾートのこと。

社会的に話題になっているのがこの中に設置される「カジノ」のギャンブル性なのです。

 

しかし、ギャンブル性がある遊戯はカジノだけではありません。

パチンコ・スロット・競馬・競輪・・・・

すでに日本はギャンブル大国なのです。

 

残念なことに、最初は遊戯として娯楽の一部であったものが、互いに射幸心を煽り合い、500万人(推計)に及ぶギャンブル依存症を生んでしまいました。

競馬は農水省・経産省は競輪とオートレース、国交省は競艇

公営ギャンブルは所管省庁が規制と振興を行っているため、ギャンブル依存症対策が行われてきませんでした。

パチンコやスロットなどでも注意喚起することさえありませんでした。

ギャンブル依存症はれっきとした「病気」なのです。

依存症として治療を行い、自助グループで常に自らを律していかねば元に戻ってしまう可能性も高く、さらに自殺未遂や自殺率も高いのです。

 

皮肉なことですが、カジノによってギャンブル依存対策が進むことになりそうです。

まず、公営ギャンブルやパチンコなどの既存のギャンブル依存の対策の充実を図り、その上でカジノのことも考えていかねば、カジノのみの対策では全く意味を成しません。

今回のシンポジウムでは、これを機会に超党派で議連を立ち上げ、立法していこうではないかという結論が導き出されました。

 

今、国会も依存症対策ブームが起こっています。

どうか、IR法案が成立してもこの動きが継続してくれますように。

 

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プロフィール

薬師寺道代
(やくしじみちよ)
参議院議員
医師
(専門:生命倫理・医療政策・緩和医療・医療コミュニケーション)
NPO法人 からだとこころの発見塾 理事

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