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南海トラフ大地震は来る~妊婦・乳幼児・女性を守るために~

  • 2016-12-05 (月) 15:22
  • 日記

3日、日本福祉大学東海キャンパスで行われた「南海トラフ大地震は来る~妊婦・乳幼児・女性を守るために~」に参加してまいりました。
今回の講座にどうしてもお目にかかりお礼を言わせていただきたい方がいらしてくださったのです。
それは熊本の「やまなみこども園園長 山並道枝さん」です。
災害特別委員会の質問のために電話でヒアリングさせていただき、大臣に対し「母子避難所」の大切さを訴えることができたのです。

自らも被災しながら認可外保育園である「やまなみこども園」で子ども達とそのご家族が自然発生的に集まり、共同生活を送りながら困難を乗り越えていった、まさに子ども達の救世主です。
思わず抱き着いてしまうほど、温かくそして優しさがにじみ出た素敵な女性リーダーでした。

また、熊本男女共同参画センター館長 藤井さんのお話しもこれまた素晴らしいものでした。
まず女性を守らねばならぬと、東北震災で活躍したのメンバーに相談し「DV・性被害予防」のチラシを配布したそうです。
非常のこの時にけしからんとバッシングを受けたそうですが、この非常時だからこそ、陰に隠れた女性の二次被害が起こりやすく、被害者を一人も出したくないという強い信念の下、勇気ある行動が実行されてまいりました。
避難所キャラバンなどの活動を通し見えてきたのは、女性の底力です。
避難所では喧嘩や言い争いが絶えない中、指定外避難所、女性がリーダーだった処では、まず子供たちのスペース・皆で集まって食事ができるスペースを確保するところから始まったそうです。
共同生活が上手に回り、仮設住宅でもこのコミュニティーを守るためにご近所になる様に交渉したそうです。
女性は、生活するとは何かがわかっています。

また、アレルギー支援ネットワークの中西さんからはアレルギー疾患者の立場から準備せねばならぬもの、周囲が気遣わねばならぬ事などを学びました。
これも当事者や母親だからこそ気づく盲点であると私も反省いたしました。

災害時、人を助けることができるのは、やはり「人」なのですね。
そこにシステムがあっても非常事態では役に立たない、行政の無力さを痛感いたしました。
そこにかける思いがあり、守らねばならぬ命があるときの必死な姿を、講演を通し感じることができました。
山並園長だからこそ、支援物質が全国から集まり、そしてそこに人が集まる。
バッシングを顧みず行動する館長、そして細やかな心遣いができる患者会の皆さま。

一つとして同じ災害はありませんが大いに学ぶ点がございました。
演者の皆さま、熊本こども・女性支援ネット愛知の皆さま、本当にありがとうございました。

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プロフィール

薬師寺道代
(やくしじみちよ)
参議院議員
医師
(専門:生命倫理・医療政策・緩和医療・医療コミュニケーション)
NPO法人 からだとこころの発見塾 理事

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